アナタが進化する。ワタシは退化する…コレが反比例の法則!
日本に来て4ヵ月。
夫がえらいって話をしたからわたしもがんばっているというはなしをする。
通訳って口が疲れる
大丈夫!わたしが全部訳してあげる!って夫引っぱって来たJAPAN。
わかってなかった。通訳って、会話の人数分喋らないといけないということを。
4人で会話するなら4人分しゃべるの。1人で。
わたしはバンコクでは基本夫とぬいぐるみしか話し相手がおらず、しゃべらなすぎて声帯が衰えて声出にくくなってあせってカラオケ行ったくらいの人間なので、日本に来てからしばらく口が疲れた。
とくに祖母は耳が遠いので声を張らないといけず(しかもさらに耳栓をしてやがる)声帯が鍛えられた。
日本で英語話すの恥ずかしい件
これあるあるですよね
もう慣れたけど日本人の前で英語話すのなんかいやだった。
英語って一応みんなかじってる言語だから、話してると「お、英語だ!ではお手並み拝見!」ていう耳で聞かれてるような気がして。そしてわたしの英語はだれが聞いても上手くはないので。自意識過剰になっちゃって。
まあもう全然気にならないんだけど。
ありのまま精神。
暗黒のなぜなぜ期
会話意外にも、夫が日本語でしか情報ソースのない調べもの(主に車いじり関係)に没頭していた時期、そのサポートもなかなかキツかった。
わたしは日本語は一応人並みにわかるつもりではいるけど、文系なので…
夫が説明を求めてくる車のこととか、ソーラーパネルの取付方や発電の仕組みとか…
ワカラナイノ…アッタマ痛くなっちゃうのよ…
わたしもちっともわからないことを1から調べたりして大変だったし、夫も言語の壁で私に頼らざるを得ないことが大変そうだった。
答えを得るまでけして諦めないなぜなぜ期の子供を持った母親のような気分に陥り、お母さんがバカでごめんね〜!と泣き喚きながらドアをぶっ壊して走って逃げてしまいたい日もあった。
まあどうにかこうにかいなして今に至る。
そして退化がはじまる
そんな苦労の末今どうなってるかっちゅうと楽なもんですわ。
夫の日本語の理解力が格段にアップしたので、もう日本語を英語に訳すのではなく、
日本語を→「夫にわかる日本語」に訳すだけですから。
夫婦の会話も英語より「夫の語彙内の日本語」で話す。
そうつまり、紆余曲折の末、わたしは英語もタイ語も成長させず、自らの日本語を退化させる道を行くことになったんです。
このままいくと
日本語能力において
進化していく夫(仮にAとする)と
退化していく私(仮にBとする)が
やがて1点で交わるとき、
同じ地点にいながらにして
A=えらい
B=なさけない
という公式が完成してしまいます。
こまったなあー
だから近々わたしに呆れるみなさんに事前に申し上げておきますが
これはね、夫婦という共同体の成長の過程で起きた仕方のない流れなのです。
しかたのないことなのです。
そうそう。
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