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ともだちになった日を覚えてる話

雨の日曜日

蒸し蒸ししてて息苦しいけど
最近あった嬉しいことを書く

7月で今の会社に入って丸3年が経った

ずっと一番下っ端だったけど
今では二人の後輩もできてる
(はやいなぁ…)

会社で必要な備品とかを発注すると
毎回同じ配達員の方が届けに来てくれる

ひょろっとしてるおじちゃんだった

下っ端のときは、私が受付の電話をとる係
だから毎回ハンコを持って荷物を受け取ってた

たしか2年くらい前の夏のこと
その日はありえないくらいの大雨、豪雨

そんな中いつものように
発注した荷物を届けてくれるおじちゃん

私が受付の電話を取ってエントランスへ行くと
そこにはめちゃくちゃずぶ濡れのおじちゃんが
荷物を抱えて立っていた

それまでは基本的に必要以上の言葉を
交わしたことがなくて
荷物を受け取ってハンコ押すだけだった

けれどあまりにも雨に濡れた姿が切なくて

"雨すごいですよね…"

と声をかけてみた
そしたらおじちゃんが

"そうなんです〜荷物下ろすだけで
こんなに濡れてしまって…"

みたいにペラペラ〜て勢いよく喋ってくれた
なんか嬉しかった

だから帰り際に、

"風邪ひかないように気をつけてくださいね!"

と声をかけたら、

ありがとうございます〜😭って
めちゃくちゃ嬉しそうに言ってくれて
それもまた嬉しかった

その日を境に、
なんとなくおじちゃんが
前よりも心を開いてくれたような気がして、

いつもありがとうございます!
と前以上に声をかけてくれるようになった

そんなこんなで
日々の荷物の配達を担当してくれてたおじちゃん

だけど数ヶ月前から
急に担当の配達員さんが変わった

若いお兄さんが来てくれるようになった

おじちゃんエリア変わったのかな?
それとももう辞めちゃったのかな?

なんて思いながら、
受付を取る係も後輩が担ってくれて
わたしが荷物を受け取ることも少なくなった

ついこないだの水曜日

偶然後輩が席を外してるときに
受付の電話が鳴った
私が出ると、あのおじちゃんの声がした

エントランスの扉を開けると
そこにはいつものおじちゃんが荷物を抱えて立っていた

そんなおじちゃんの第一声が

"おひさしぶりですね!"

だった。なんか嬉しい

"ほんまですね!担当変わられたのかと思ってました!"

と伝えると、

"そうなんですけどまた戻ってくることになりました!これからもよろしくお願いします!"

と言ってくれた

なんだかものすごくほっこりした

そのやりとりを聞いてたらしい
隣の席の先輩が、めちゃくちゃ笑ってて
わたしもつられて笑った

先輩的にはおじちゃんの第一声の
お久しぶりですねにツボったらしい

わたしね〜あのおじちゃんと
友達になった日を覚えてるんですよ〜

って言ってみたら、先輩は
いやおもろすぎるやろ!って
さらに爆笑してた

もうわたしこの出来事今日の日記に絶対書きます!
って先輩に宣言した


もちろん書いたよ
忘れたくないから

人はきっと些細な一言でも
ものすごく心に響いたり、残ったりする

挨拶とか感謝とか気遣いとか
もっと大事にしていきたいな

とおもったのでした

おじちゃん、これからもよろしくね〜✌︎

ところで昨夜は
お風呂でてからお蕎麦屋さんへ行った

大事に使ってるデジカメ

がっつりたべた、おいしかった
疲れた身体に染み渡った

帰りはなんか風が強くて生温かくて
台風の前日みたいやな
って言いながら歩いた

いい夜だった
こういうなんてことない日々がたのしくて嬉しい

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