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報酬や待遇よりも『成長できる環境で働きたい』と言う人が増えている


『環境にも人にも恵まれているし、
 職場には何の不満もないんです』


『職場に不満はないけれど将来が不安』


そう言って、優秀な人材が
会社を辞めていくケースが
増えていることが話題になっています。


ワークライスバランスなどの
推進によって、
働きやすい環境や職場が
どんどん、増えていっている一方で、
『不満』があるから辞めるのではなく、
『不安』があるから辞めるという人が
増えているというのは、
時代を反映してように思います。


優秀な人ほど、その傾向が強いようです。


苦労せずに稼げる、
安定した職場にいることが
人によっては、

『社会で通用しなく
 なるんじゃないか?』


という得体の知れない不安要素に
なっていることもあるようです。



今、就職する際に、報酬や待遇よりも、
『成長できる環境で働きたい』
と言う人が増えていると聞きました。



プロスポーツの世界では、
ある程度の実績をあげると
より、自分の能力にふさわしい
条件を提示するチームと契約をします。


大谷翔平は今、
自分が働きたい環境を
自分で選ぶことが出来ます。


日常生活の中でも、
優秀な人であればあるほど、
当然、争奪戦になるので、
オークションのように
提示する条件はどんどん、
高まっていく。


今の子どもが大人になる頃には、
一つの会社や組織に属する
というよりも、
プロスポーツ選手のように
自分の能力にふさわしい条件を
提示してくる会社と契約する
というのが当たり前に
なっていくんじゃないかと
思っています。


『じゃ、優秀って何なのか?』


というのを常に考える
必要があります。


優秀とか、強みとか、売りとかって、
自分が決める事ではなくて、
依頼する側が決めることだと
思っています。


『私にはこういう強みがあります』


そう言ってくる人とお会いするたびに、
『あなたが決める事じゃないから』
と思ってしまいます。


逆にまったく自信がなくても、
相手がそれを求めているのなら、
それは『強み』になります。


自分の強みを、自分で決めたり、
自信があるかないかで
判断しない方がいいと思います。
そんな判断基準を持っていると
大きなチャンスを逃して
しまいかねません。
そこに自信の必要性はあまりない。


『ホームランをたくさん打てます』
といくら言っても、
『うちは優秀なピッチャーを
 探しています』
と言われたら、
ホームランを打てることは、
『優秀』でも『強み』でも
『売り』でもなんでもない。


優秀であるというのは、
自分の強みを知っている事、
自分の活かし方を知っている事と
直結しているように思います。


どんなにすごい剛速球を
投げることが出来たとしても、
スカウトの目に留まらなければ
絶対にプロ野球選手にはなれない。


『知ってもらう』も必要不可欠です。


売り上げをあげてくれるかどうか
分からない人に固定的に
給料を支払うよりも、
会社に大きく貢献してくれると
分かりきっている人に
高額な報酬を支払った方が、
会社側から見ればはるかに
効率的ですし、気持ちよく
お金を払うことが出来る。


今、世の中の人が
本当に求めているのは、
自分を成長させてくれる
環境や職場や人なんだと思います。


自分を成長させてくれたり、
成長予感を感じさせる環境や
職場や人に今後、人がどんどん、
集まっていくのは、
間違いないと思います。

それが大衆にとっての
『くつろぎの日』でもある。


『成長したい』


それは人間が生まれながらに持つ、
本能であり、命の欲求ですからね。


当たり前と言えば、当たり前の話です。

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