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『白か黒』か『0か100か』でしか考えられない極端思考は『究極の生き抜くさ』

物事を『白か黒』か『0か100か』
でしか考えられない極端思考は
『究極の生き抜くさ』だと思っています。



『勝ちか負けか』『善か悪か』
『敵か味方か』『All or nothing』



白と黒の間には当然、
無数の色があります。
『0か100』よりも
『1~99』の方が明らかに
選択肢が多いはずです。



極論な考えを持つことの方が
ものすごく楽だったりします。
何も考えなくてすむからです。



ただ、そもそもの
選択肢が少な過ぎて
正解へたどり着く
確率も極端に低いと思います。



中国の古いことわざに
朝令暮改(ちょうれいぼかい)
というものがあります。



朝決めた取り決めを夕方に
改めるという意味です。


『一度、口にしたことは絶対にやる。
  絶対に変えない。曲げない』


一見、一貫性があって、
信念があって、素晴らしいと
感じる面もありますが、
反面、柔軟性や適応能力がなく、
特に今の時代、ものすごく
危険な考え方だという
見方も出来ます。


そんなリーダーを見ると
個人的にはすごく不安になります。



中心にある理念や生き方、
目的についてはブレずに頑固でいて
いいと思いますが、
そのまわりにある、
『考え方』や『やり方』『やる事』は
むしろ、どんどん、ブレ続けた方が
いいと思っています。



『頑固さ』と『柔軟性』を兼ね備える
ハイブリッド型が最強だと思います。



一度、リーダーが決めたことを
覆すと批判されることが
多々、ありますが、僕から見たら
そんなリーダーこそ、すごいリーダーです。


自分の判断が間違っていたと
素直に認めて、
方向性をあらためる。


柔軟性とものすごい勇気を
持ったリーダーであると
僕は感じます。


白黒つけようと極論を持ち出して、
意見をねじ伏せようとする人が居ますが、
多くの場合、言っていることのピントが
大きくずれていることが多い。


『僕は基本、人のことを
 嫌いになることはないですよ』


と言うと、


『あなたは家族を殺されても
 嫌いにならないんですか?』


ととんでもない
極端な事例を持ち出してくる人。


そんな人はたいていの場合、
思い込みや固定概念の
かたまりで頑固で柔軟性がない。


ただ、その人が悪いわけでも
なんでもない。
その人の考え方ですし、
その人の生き方です。


僕がどうこう言う立場ではない。


優秀なメンターほど、
相手に対して、
『必ずこうしなさい』と
指図したり、自分の考え方を
振りかざして、支配しようとは
絶対にしない。


むしろ、自分の言葉を
鵜呑みにしないように
はっきりと釘を刺す。


責任を逃れをしようと
しているのではなくて、
必ず余白を残して
自分で考えるチャンスを与える。
同時に一つの考え方に
固執させないように
深く考えてから言葉
一つひとつを選択する。


『最近の若者の考える事は
 理解できない』


『男性(女性)の言うことは
 全然、分からない』


という言葉を良く
耳にすることがあります。

そんなの当たり前です。

生まれてきた時代や
性別が違うわけです。
同じである方が
むしろ、不自然です。

男性と女性じゃ、
完全に別の生き物です(笑)


ネズミがライオンの気持ちを
理解できるはずがない。


どちらが正しい、
間違っているという話しでもない。


僕は基本的に極論を
言うことはなるべく
しないようにしています。



生きていく上で
極論を言うことは
避けた方いい。

僕の経験上、
ろくなことはないです。



『飲み会には
 絶対に参加すべきだ』


『お母さんはこうあるべき』


『社会人(学生)はこうするべき』


『旦那(妻)はこう
 しなきゃいけない』




これからの時代、
そんな『極端思考』の人は
ものすごく生きずらい
人生を歩んでいくことに
なるんじゃないですかね。



また、そんなリーダーは
当たり前のように、どんどん、
淘汰されていくと思います。



個人的にこれから、
本当に必要なのは、
以下の思考だと思っています。




『自分の考え方や自分の中にある
 正義や常識を上手に疑う能力』

『理解できないことを理解する能力』



この間、あるカフェで
知らないお客さんが
店員の方に対して、
初対面にも関わらず、

『独立した方がいいよ』

とアドバイスしていました。

その人のことを何も
知らないはずなのに、
無責任極まりない
アドバイスです(笑)

自分の価値観の押し付けです。


『高収入=幸せ』
『低収入=不幸せ』


『高学歴=将来安定』
『学歴なし=将来不安』


『教育=学校の授業』
『学校に行っていない=
 教育を受けていない』


世の中、あまりにも
極端な話が多過ぎないですか?

高収入の人は全員、
幸せで低収入の人は
全員、不幸せだと思います?


安定した収入と
精神的安定は必ずしも
イコールではないです。

高学歴なら将来安泰?
今や誰ひとりそんなこと
思ってないです。


学校に行ってないから
教育を受けていない?
むしろ、もっと
大事なことを学べるかもしれないし、
その人にとって、
大きなチャンスになるかもしれない。



『頑固さ』と『柔軟性』を兼ね備えた
ハイブリッド型人間こそ、
最強だと思いませんか?



今日の僕の投稿も思考も
鵜呑みにしないでくださいね。

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