人生で一番、恐ろしいのは『純粋な感性』が自分の中から消えてなくなってしまうこと

人は年齢を重ねるごとに
様々なことを学んだり
経験したりすることで、
いろんなものを積み上げていく。

だからこそ、実績とか
社会的評価とか人からの
信頼などを得る事ができる。

でも、皮肉にも
その積み上げてきたものが
たくさんあればあるほど、
それらに足を引っ張られて
しまうことも多い。

学校での勉強と違って、
社会人になると正解が
ないものばかりです。
しかも、恐ろしいことに
正解だったものが次の瞬間に
不正解になったりもする。

勉強はすればするほど、
答えを見つけられたような
気がしてくる。
自分は正解を導き出せる
人間になったと勘違いして
しまいがちになる。

僕らは知らず知らずに
賢く生き抜く知恵を
身につけるとか
将来の不安の解消のためだけに
人生の大半の時間を
使ってしまっていると
感じることがあります。

最悪の場合、子どもに
それを押し付けようとまでしてしまう。

勉強はすればするほど、
頭が良くなっていく。
すると、どうしても、
頭でっかちになってしまいがちになる。

このままだと、
『直感』『感覚』『感受性』
などの純粋な感性が
どんどん鈍っていってしまう。

自分が何が好きで、
何をしている時が
一番、楽しいのかなんて、
思い出せなくなる。

自分がどう感じたかよりも、
他人がどう感じたかを
優先にしてしまうようになる。

頭の良い人たちは
市場調査とかマーケティングとかを
駆使してすごいなと思います。

僕はそんなの
あまり知らないから、
リアル、ネットの両方で
人を集めてお互いに
コミュニケーションをとりながら、
雑談の中で何が欲しいのか、
何を必要としているのかを
直接、その人たちに聞きます。
僕の中ではそっちの方が確実です。
なんとなく書くようなアンケートを
鵜呑みにする事はありません。
あくまで、参考程度です。

それを語る時のその人の
表情や身振り、手振り、仕草、
それが必要だと感じる
背景なども僕にとっては
貴重な情報源だったりします。
直接、それを目の当たりに
するからこそ、
なんとか、それに
こたえてあげたいという
感情が湧いてくるものです。
その人との関係性の深さに
よって、受け取れる情報の
深さも大きく変わってくる。

調査結果の数字だけ見て、
一体、何が分かるのかが
本当、不思議です。

僕は勉強はするけど、
勉強し過ぎないようにしています。

頭が良くなって、
頭だけで考えるように
ならないよう、常に気をつけています。
過去の成功体験はいったん、
どこかにしまっておきます。
ものすごく邪魔だからです。

過去の実績や
成功体験を未来に活かさないと
『もったいない』と言われます。

せっかく、資格をとったから。
せっかく、勉強したから。
せっかく、お金を使ったんだから。
せっかく、ここまで積み上げてきたから。

『もったいない』だけにフォーカスして
いつの間にか自分の感情が
置き去りになってしまうことってないですか？

あれって、怖いですよね。

賢く生き抜く知恵を身につけるとか
将来の不安の解消のためだけに
人生の大半の時間を
使ってしまわないように
本当に、
『もったいない』のは何なのかを
常に立ち止まって
考えるようにしています。

子どもの頃はあんなに
溢れるほどあった
『純粋な感性』が自分の中から
消えてなくなってしまう。

それが僕の中では
人生の中で一番、
恐ろしい事だと思っています。

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