『はじめるハードル』がものすごく高い本当の理由は『やめるハードル』がものすごく高いから

日々、楽しそうに
生きている人たちには
ある共通点があるように思います。

それは何かを決めたり、始めたりする時に
『ノリ』で決めているということ。

『ブログやってみたら？』


と言ってみると、


『ブログって良く分からないけど、
　やってみます』


と言って、ノリで
すぐに始めちゃうみたいな感じです。

もちろん、やってみたけど、
すぐにやめてしまうことだって、
たくさんあると思います。

ただ、それでいいと思っています。

『三日坊主』と聞くと、
たいていの人はネガティブな
イメージを持っていると思いますが、
僕は『三日坊主』の人を
心から尊敬しています。

『三日坊主』って
三日しかやらなかった人ではなくて、
世の中の多くの人が
始めることさえしない中で、
『始める』という巨大な壁を
サラッと乗り越えて、
さらにそれを三日間続けたすごい人です。

人生はいかにたくさんの
三日坊主が出来るかが
勝負だと思っています。

いろんな三日坊主を繰り返しながら、
本当に続けていきたいと
思えるものを見つけていけばいい。

『やりたい事が
　見つからないんです』

たまに相談に来る方がいます。

実際にやってみないと
それが、本当にやりたい事なのか、
やりたくない事なのか分かるはずがない。

ネットでやりたい事を
見つけようとしている人が
本当にやりたい事を
見つけられる確率は
ほとんどゼロに近い。

ぼくは毎日、投稿を続けているので、
『すごいですね』
とたまに言って頂く事があります。

ただ、僕はすごい人じゃないんですよ。

僕はいろんな事を
『ノリ』ではじめてみて、
そのほとんどを
『三日坊主』でやめてしまって、
その中のいくつかだけ
今も継続する事が出来ている。
ただ、それだけなんですよ。

『はじめるハードル』が
ものすごく高い本当の理由は
『やめるハードル』が
ものすごく高いからなんだと思います。

『一度、はじめたら、
　簡単にやめるんじゃない』


とか


『お前はいつも、
　三日坊主なんだよ』

そんな事を言われ続けたら、
だんだんと、始めることに
恐怖を感じてくるのは当たり前の話です。

『一度、はじめた事は
　簡単にやめるんじゃない』

『一度、口に出した事は
　絶対にやらなきゃいけない』

『一度、決めた事は
　　変えちゃいけない』

そんな恐ろしい事を
平気で言ってくる人は要注意です。
もし、それが親だったりしたら、
大惨事です。

いろんな事をやってみて、
そのほとんどは
『三日坊主』だったけど、
そのうちのいくつかだけ
今も続けることが出来ている。

『人生ってそんなもの
　　だと思いませんか？』

子どもが三日坊主だと
叱る人を見たことがあります。

僕は三日坊主は
どんどん繰り返した方が
いいと思っています。
何なら一日坊主でもいい。

『やってみたい』と
『やってみた』

との間には埋めようもない
大きな隔たりがあります。

『三日坊主でやめるくらいなら、
　最初からやるんじゃない』

そんな事を言われたら
僕だって一歩、踏み出すのに
ものすごく躊躇すると思います。

やってみたけど、
自分には合わなかった、
思っていたより、面白くなかった。
だったら、やめてしまえばいい。

つまらないことを
いつまでもやり続けるって
時間がもったいなくないですか？

やってみて、やめた人と
最初からやらなかった人は
『同じ今はやっていない』
でも同じではないです。
両者には雲泥の差があります。

どうせやるなら、楽しいこと、
面白いことの方が絶対にいい。

人生の目標とか生きる意味とか
僕はそんな深いことは
あまり考えたことがないんですよ。

子どもは意味や目的のない
行為でさえを本気で熱中して
楽しく過ごすことが出来ます。

大人は、何の意味があるのかとか、
それは何の役に立つのかとか、
すぐに意味とか目的について問いがちです。

でも『楽しいから』『面白いから』
それだけで十分なことって
あると思いませんか？

『深い意味って必要ですか？』

やってみて、面白くなかったら
すぐにやめてしまえばいい。
そんなノリって必要なんだと思います。

『どっちが正しいか』ではなくて、
『どっちが面白いか』
『どっちが幸せなのか』

ぼくが何かを決める時は
たいていの場合、『ノリ』です。

僕のこれまでの経験上、
自分のワクワクセンサーに
反応することは
ほぼ、100%の確率で正解です。

ぼくは『やめるハードル』が
ものすごく低いんですよ。

三日坊主だと言われても
まったく気になりません。

一日坊主にもなれない人に限って、
三日も続けたすごい人の事を
批判したりします。
僕はその光景が
ものすごく不思議に見えます。

僕はいつでも、気持ちは
ドリフターズのいかりや長介です。

『面白くないなぁ』
そう思ったら
『次、いってみよう！』です。