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沖縄の先人たちが残した言葉『くとぅば、じんじけー』言葉はお金を使うように大事に使いなさい

醤油メーカーのキッコーマンは、
1950年代後半に
当時、誰も醤油の事を
知らないアメリカに進出して、
見事、日常的に使う調味料として、
受け入れてもらう事に成功しました。
2021年3月期、同社の北米での
売り上げは約2049億円です。


醤油を知らないアメリカ人に
醤油を買ってもらうために
キッコーマンが考えた
キャッチフレーズは

『Delicious on Meat』

(肉を美味しく食べられるソース)

であると伝え続けました。

もし、仮に日本食を美味しく
食べられる調味料として、
売り出していたら、
おそらく、受け入れられて
いなかったと思います。


もし、別の言葉を使っていたら、
北米での売り上げ約2049億円が
ゼロだったかもしれないと思うと、
良くも悪くも言葉のすごさ、
恐ろしさを感じます。


ある社長が経営が
苦しくなった時に
社員の給料を一律2割カット
することを決めました。


ただ、それを伝える前に
こう伝えたそうです。


『倒産の危機が訪れた。
 みんな覚悟しておいてくれ』


すると、社員全員が
大きな不安に包まれた。


そして、そのあと、
こう話したそうです。


『給料を2割カットすることで
  会社は倒産せずにすむぞ!』


すると、社員たちから
安堵の声が一斉に
上がったそうです。


言葉って結構、
伝える順番が大事だったりする。


話を聞いてもらえない人の
特徴の一つは『話が長い』


人に何かを伝えるコツは
『短く的確に話す』
なんだと思います。


たくさん、言葉を
知っているよりも、
的確に言葉をチョイスする
能力の方が大事だったりする。


言葉は身体の動きなどを
交えるとイメージしやすかったり、
強い表現になることを
知っていると結構、便利です。


『本を開くとある言葉が
 僕の胸ぐらをつかんできた』


と言われると
言葉の強さがまるっきり違う。


こんな事を言ったら嫌われると
思っている言葉を相手が聞いて
むしろ喜ぶということだってある。
逆に良かれと思って
投げかけていた言葉が
相手を傷つけているかもしれない。


相手が喜ぶ言葉が
何なのかを勝手に
決めつけないことも大事。


普段、どんな言葉のシャワーを
浴び続けているのかって、
その人の人生に多大な影響を与えます。


僕が一番、気にしているのは、
自分が自分に対して、
どんな言葉を
発しているのかということ。


当たり前ですが、
生きている限り、
自分とは24時間、365日、
一緒にいるわけです。



そんな自分が自分に対して、
ネガティブな言葉を
発し続けているのか、
ポジティブな言葉を
発し続けているのかは
自分の気分や表情、
パフォーマンスや健康状態
などに大きな影響を与える。



言葉の使い方、選択、順番、
普段、自分にどんな言葉を
浴びせ続けるのかなど、
何よりも強く意識
するようにしています。


その人が使う言葉は
その人の人生
そのものなんだと思います。



その人がどんな言葉を
使っているのかで、
どんな人がまわりに
集まってくるのかも
決まっているような気がします。


使う言葉を変えるだけで、
人生は案外、
簡単に変わってしまう。


沖縄には昔から
言い伝えられた
先人たち言葉があります。

『くとぅば、じんじけー』

くとぅば(言葉)、
じんじけー(お金を使う)

言葉はお金を使うように
大事に使いなさい。
という意味です。

本当は言葉はお金よりも
大事に使うべきなんだと思います。

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