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TAC予備校の税理士講座 簿記論

2021年8月に受験した簿記論の結果が、55点と合格点の60点まで5点届かなかったので、2022年1月よりTAC予備校の簿記論 上級コースを受講することを検討しました。

私は、2021年は渋谷校の夜週2回の直前コースで簿記論を受講していましたが、前回記事に書いたとおり、簿記論と消費税法はTAC八重洲校で早朝講座があることを知りました。

今まで早朝に授業を受けたことは、ブラジル駐在時代に現地大学院のブラジル経済の授業に聴講生として忍び込んでいた以来でしたので、継続できるか不安はありましたが、早朝コース初回の週は無料で体験できるとのことだったので、参加してみました。

1月の寒くて薄暗い中、午前6時30分頃に自宅を出発して八重洲校へ向かいましたが、授業に出席して ”なるほど、分かる!" という感覚が掴めて1時間なら集中できると実感できました。

結果的には、この講義を半年間休まずに通って良かったと思い、その内容を共有します。

TAC税理士講座 簿記論 木村先生

開業税理士の先生で、TACで30年近く講師の経験があり、早朝からパワフルな説明と毎回纏められたレジュメに沿って授業を進めていきます。私が良かったと思う3点を挙げてみました。

① 独自の解放テクニックの伝授

簿記論の本試験は、大量の情報から2時間で問題を解かなければならない、時間を絶対に無駄にできない試験です。

木村先生は、長年の講師経験から最も効率的な解き方を編み出して、それを纏めたレジュメを中心に授業で解説してくれます。特に少々複雑な為替取引、圧縮記帳を用いた税効果会計の解放テクニックは、とても役立ちました。

② 復習方法やスケジュールの伝授

1~4月までの上級コースでは2週間に1度、5~7月の直前期では毎週、それぞれ土曜日に津田沼校で2時間の実力テストが行われます。その実力テストの復習方法として、できなかった箇所の余白に授業で習った解き方をノートしてストックする方法を教えてくれました。

また、GW中の過ごし方や8月の本試験までどの問題を自主勉強で取り組めばよいか等、自習のスケジュールを立てるのに有益な情報をシェアしてくれました。

私は、GW中に言われた事を実行すると、直前期の実力テスト(通称答練)ではほぼ毎回上位10~20%の成績をキープすることができ、知識の定着が感じられました。

③ 先生による実演

1か月に数回、先生が実際に問題集を時間内に机で実践する機会がありました。例えば、キャッシュフローの総合問題や、推定簿記、連結会計など、時間が15分以上要する誰もが苦労する問題などです。

授業に参加している生徒は、先生の机を囲んで、スマホで動画撮影して、先生の問題の解き方を最初から最後まで記録に残して復習することができます。

2022年8月に受験した簿記論は、昨年並み(もしかすると以上)に内容の難易度が高く、初見では解きにくい内容が多かったですが、この講義に出席していなければ本試験は更に難しく感じられ、思う様に出来なかったかもしれません。

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