あれ?民主主義って、、

今回は民主主義でこの先を乗り越えられるのかという話をさせてもらいます。

我が国は少子高齢化に伴う人口減少の渦中にいます。これを起因に様々な問題が複合的に発生しており、もはや止めることのできないレベルです。未曾有の災害が日本全国で同時多発的に徐々にではありますが確実に発生しているのです。

これ本当に大大大大問題で国も地方創生といってたくさん予算を割いてはいますが、有効な解決策はありません。はっきり言って小手先でなんとかするなんてことは無理です。

小手先と言うと言葉は悪いですが、今の地方創生は衰退の傾きを緩やかにすることができるかどうか、地方消滅をどこまで遅らせることができるかって言うレベルです。(それよりも住民がより幸せを感じるにはどうすればいいかを考えることに重きを置いてますしね。)

つまり、日本全体としてこの大問題を解決するためには、制度や仕組みを根本的に変えないといけないってことを、地方で活動すればするほど感じます。

大阪都構想の結果をみて、、

そんな中、先日大阪都構想の住民投票がありましたよね。私は大阪市民ではないので、投票にも行けないですし、結果を気にしていた部外者ですが、結果とその報道を見て非常に怖い気持ちになりました。

都構想の内容自体にどうこう言うつもりはないですし、反対の結果となったことも、それに関して、違うだろ!って話をするつもりもありません。

都構想は大きく日本の制度や仕組みを変えるものであったと思います。(良し悪しは置いといて。)それが否定されました。

理由は現状でよくない??って言う人が多数いたこと。

いやいやいやいや、、、現状では絶対良くない!大阪都構想の内容はダメかもしれないが、現状も絶対ダメ!

反対理由が現状で良くない??はあり得ない!それが凄く勉強して考えて投票した賛成票と同じ1票になる。これしんどくないですか?

私自身は大阪都構想のような新しい仕組みがこの地方の閉塞感に何か変化を起こしてくれるのではないかと期待していました。大阪市民ではないので、制度自体が良い悪いではなく、既存の仕組みを大きく変更することに期待をしていたのです。

ですので、この結果というより否決理由を報道で見て、絶望感を感じちゃいました。

民主主義って、、

将来の日本を想像したときに、答えはないですが何か考えなきゃいけない、何かしなきゃいけない、と必死に地域でもがいている人たちがいて、少しでも状況を改善させたくて頑張っている人がいて、、、

でも、大きくは何も変わらない、変えられないという事実を突きつけられちゃった気がします。

民主主義では全員が平等に1票を持っています。それは間違いなく平等で、あるべき姿です。

でも、その全員が興味を持ち、考え、自分自身や社会のことを踏まえて投票するという性善説に基づいていることによって、日本全体で見ると間違った方向に行くことがあるだと思います。

仕組みを変えることができるような賢い人と私では1票の重さが違います。さらにいうと何も考えていない20歳の時の私では雲泥の差があります。(若い人がダメではなく考えない人がダメって話です。)

30年後の未来を考えるときに、今25歳の人と85歳の人では当事者意識が絶対に違います。でも同じ1票。

何にも世の中に興味のなくやる気もなく親の金で生活している人と、世のため人のため社会のために必死に学び行動している人も同じ1票。

全員が平等であり、人権が守られ、主権者であることは間違いなく正しいけれど、これで良いのかとやらせなくなります。

だからどうしたら良いとか、どうすべきとかは私の頭では見つからないですが、見つけてくれる賢い人がいてもまた否定されるかもなー、、なんて思ってます。

で、結論として、今の形の民主主義で限界じゃない??ってことになりました。

制度や仕組みのような事は、賢く社会をより良くしたいという気概を持った人たちを性悪説ベースで集めて決めた方がいいんじゃないかなーと思った今日この頃でした。

では、また

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