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【破天荒ホームステイの始まり】留学episode③

(流れが物語になってしまっているので、できればepisode①から読んでいただけると嬉しいです!!)

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1時間半の辛抱の後、なんとか空港を出発することができた。

車内では、彼は音楽を流しノリノリだ。

色々とブリスベンの街について質問をしようと考えていたが、投げかける隙もないくらい肩が揺れている。

でもここは挑んでいかないとこの先が思いやられる。

よし、会話していこう。

自分『ブリスベンッテドンナトコロデスカ? 』

彼 『トテモタノシイヨー!!』

ん〜とっても抽象的!!

その後、何度か会話ラリーを交わした。

そんな中、

自分『オススメノバショトカアリマス?』

彼『イッパ〜イアルヨ、ア!チョットcolesヨッテイイ?』

自分『coles?ナニソレ?』

着いてわかった。

なんと送迎の途中に、日本でいうスーパーに行ったのだ。

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何の用事かは聞かなかった。

きっと緊急性があったのだろう。

破天荒すぎる。怒るべきなのか。

でも、彼がコーヒーを買ってきてくれたから許してしまった。

日本だったら確実に問題になりそうな事案だ。

そんなこんなで、楽しいドライブ?も終わり1時間程して学校に着いた。

彼は最後まで笑顔を絶やさなかった。

また笑顔で会おう。

ホームステイの始まり

学校にはホームステイ先の人が来て、自分をピックアップしてくれることになっていた。(※学校についての詳細は追ってお話します。)

程なくしてホストファーザーが現れた。

ハングオーバーに出ていた俳優エド・ヘルムズそっくりだ。

ここからはホストファーザーはエドと呼ぶ。

早速車に乗り込みホストファミリーがいる家へと向かった。

道中、仲良くなりたいと思い色々話しかけてみたが、口数がちょっと少ない。

あまり話さないタイプかな、、?

まあ、初日だし自分もまだ英語下手だからしょうがないよな、、

これからいっぱい話してお出かけとかもすれば仲良くなるだろう^^

そう思っていた。

(先に結論言ってしまうと結局ホームステイを出るまでエドとしっかり話した回数は3回くらい。初日含む)

そして、無事ホームステイ先に着いた。

"やっとここから始まるぞ俺の留学生活!"

期待で胸が躍っているのが分かった。

さあ、ホストファミリーはどんな人達かな。

やっぱり最初の掴みが大事だよな。元気よく挨拶しないと!

エドがドアを開ける。

自分『ハ、ハ、ハロー!!』

シーン....。

誰もいないようだ。

確か聞いていた家族構成は、ホストマザー、ホストシスター2人、ホストブラザー1人、留学生1人。

見事に全員家にいないものなのか。

明るくウェルカムしてくれるものだと勝手に期待してしまっていたので、少し動揺してしまった。

ゴールデンレトリーバーのようなちょっと臭う犬が出迎えてくれたくらいだ。

帰ってきたら改めて挨拶をしよう!

エドが部屋を案内してくれた。

机とベットがあって一応しっかりとした部屋だった。

荷解きをして、移動の疲れもあってか20分くらい仮眠をとっていた。

そういえば家の中のことを知らないと思いエドに聞くために起きて部屋を出た。

ハロー??

ハローーー??

あれ、寝ちゃったのかな。

家をうろうろしても見当たらないので、外をチラッとみる。

車がない。

うん、、見事に出かけている。

つまり、家に一人である。

これは初日ですでに全幅の信頼を得たのだろうか。

家に来たばかりの見ず知らずのアジア人を一人放置できるだろうか。

自分はどう捉えられているのだろうか。

これが留学というものなのか。

色々なことを初日から考えさせられている。

共同作業

少しして、エドが帰ってきた。

ペンキやら何やら道具を買ってきていた。

何やら外でテーブルにペンキ塗りをするようだ。

これはチャンスと思い、一緒にやらせてもらうことにした。

しかし、エドはものすごく雑にペチャペチャ塗るのだ。

その日の自分は出発直前に買ったばかりの白Tシャツを着ていた。

後ろでエドの作業を眺めていたのだが、10分もしないうちに案の定あっという間にこんなようなTシャツ姿になった。

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ん〜〜ありがとう。お洒落なTシャツ持っていなかったから助かったよ。

エドがこちらを2度見した。

ちょっと動揺していた。

でも彼は何事もなかったのように無言で作業を続ける。

自分も無言で手助けに入る。

20分後、それはそれは綺麗なテーブルが出来上がった。

初日にしては、良い交流ができたかな。

エドはその後スコーンをたくさんくれた。

パッサパサのボッロボロだったけど美味しかったよ。

エドに電話がきた。

そろそろ他のファミリーも帰ってくるようだ。

ウキウキ度が高まる。

みんなと仲良く生活していきたいな。

この先も引き続き破天荒な日々が待っているとも知らずファミリーの帰りを待っていた...。

次回へ続く。


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こんな雑な文章を読んでいただいて本当にありがとうございます。

写真を載せていきたいのですが、家での写真が昔のデジカメに入ってしまっていてあまり載せれません。少し想像で読んでいただけると幸いです。。

また、随時更新していきます。




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