ベテルギウスが爆発するのはいつなのか?
みなさんおはようございます。最近ベテルギウスが爆発するのでは?なんて話が出てきていますが、多くの人が指摘する通り、まだ当分先のことだということが最近わかりました。
この本が書かれているのは結構前なので、今は情報も更新されているかと思います。思えば、2020年の始め頃に異常な減光がありました。通常一等星だったベテルギウスが二等星になってしまったことで、爆発するのではないか、なんて言われていました。実際はこの後の研究で、ベテルギウス自身が放出した大量のガスが冷えて、星の光を遮ったことにより、星が暗く見えるようになってしまったことが真相のようです。
現在のところ、ベテルギウスは赤色超巨星の段階で、中心部は水素を使い果たしており、ヘリウムの核融合が始まっているとのこと。こうなると、もう爆発するのは時間の問題だと言われていますが、まだ10万年ほど残っているそうです。
ただ、10万年というと人間のスケールで見ると長い時間ですが、宇宙規模で考えれば極短い時間といっても差し支えありません。10万年後ともなれば、星座の位置も変わってしまっているでしょうが、オリオン座がなくなると考えると寂しいという意見があります。一方で天文学者は地球近傍でこれだけの大規模な天体ショーが見られるのは千載一遇のチャンスであり、是非この目で見たいなんて話です。かく言う私も見てみたいと思いますが、地球に被害が出ないことを祈りたいです。
超新星爆発なんてのは、太陽が一生かけて放つエネルギーよりも多いなんて話ですし、いくら距離があるとはいえ、そんなエネルギーが来ればただでは済まないとも思います。幸い計算上は被害はないそうですが。ベテルギウスとは関係ないですが、地球からかなり離れているイータカリーナが爆発したら、かなりの広範囲で被害が出るなんて話ですし、本当に宇宙規模での爆発は恐ろしいものです。そんなエネルギーが近場で発生したらひとたまりもないでしょう。
さて、天文学の話題は日々更新されているので、常に情報はアップデートしたいものです。本当に研究されている科学者には頭が下がりますね。
では本日はこれにて。今日も読んでいただきありがとうございました。