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少子化はそんなに悪いことなのか?

みなさんこんにちは。突然ですが、少子化と聞いてどんなことを思いつくでしょうか?子供が減って国がなりたたなくなる、そんなイメージを持っている方が多いと思います。しかしよく考えてみてください。本当に少子化は悪いことなのか?と。

ここでは、話が広がりすぎないようにまず私の結論から述べます。そのあとで理由を述べます。さらに、個人の価値観や従来の価値観も排除し、単純に生存上の問題という物に焦点を当てて考えます。

では、結論、少子化は悪いことではない。むしろ好ましいことである。というのが私の考えです。あくまで、社会を存続させる、という一点においてですので、ご注意ください。

ではどうして、少子化が望ましいのか?それは「資源が有限である」この一言に尽きます。資源が有限であれば、当然使いすぎれば枯渇します。資源が枯渇してしまえば、人々は生きていけなくなります。もし、子供が多ければ、経済活動で多くの資源を消費します。以前石油がなくなる日は来るのかについても述べましたが、石油自体はなくならないですが、採掘できなくなる日は必ず来ます。そうなれば現代文明は成り立ちません。核融合発電や、炭化水素の合成が低コストで可能になれば石油がなくても生きていけますが、現状そこまで至っていません。

であれば、資源の節約は必須です。そのためにできることは人口を増やさないことと、経済活動を矮小化させることです。これには人間が持つ欲望との葛藤があるので、簡単にはいきません。しかし今、資源の浪費をやめなければ、いずれ大きなしっぺ返しが来るでしょう。そうなったとき、社会が崩壊し、多くの人が亡くなるようなことになれば、それこそ災難です。少子化による人口減少はそれを遠ざけるためにも一役買っています。

個人的に思っている問題は、少子化ではなく高齢化です。それも急速な。何事もそうですが、急に変わるというのは大きな問題です。地球温暖化が問題とされるのは、温暖になることではなく、急速に進んでいることです。温暖化問題については別の記事に譲るとして、少子高齢化と一言で片づけている現状では、本当の問題が見えて来ません。

高齢化が進むと社会保障費が莫大になったり、高齢者自身もずっと仕事をしなければならなくなったりと、多くの問題があります。こちらの方が問題ではないでしょうか?これを少子化に絡めて話すから話がややこしくなります。

まだ問題はあります。従来の価値観、思い込みに支配されていることです。戦後日本は人口も経済も右肩上がりで上がって来ました。その上バブルの頃は世界一の経済大国になるのではないか?とも言われていたようです。こうした過去の栄光のようなものがある限り、新しいフェーズに移ることはできません。まずは思い込みを捨てることから始めないといけません。

しかし、そうした思い込みを捨てれば、少子化は悪いことではなく、有限な資源の消費を抑えられる、最高の現象であると言えます。もちろん批判もあるでしょうし、経済成長が大事だ、若者がいなければ経済成長はできない、そう考える人も多いでしょう。しかし敢えて私は言います。その経済成長だって資源があってはじめてできるものだ、と。

資源の浪費をこれ以上進めないためにも、少子化を受け入れ、過剰なサービスや便利さを求めないようにした方がいいだろう。インターネットはそれを可能にしてくれる、そんな気がしています。インフラ整備とメンテナンスは必要になりますが、家にいながら仕事だってできるようになったし、移動が減ったため、資源の消費は少なくなると思います。こればかりは細かく計算しなければわかりませんが、個人的にはケータイをいじっているだけが、最もお金や資源を使わない行動だと思っています。

最近SDGsなんて言葉も出てきました。これは持続的と発展を両立させるという意味だそうですが、個人的には発展よりも持続性の方が大事だと思うので、少子化で人口が自然と減っていけば、少なくとも持続性は維持できると思っています。先にも述べたように、急に進んでいることが問題なのであって、少子化自体は問題ではなく、むしろ望ましい現象である、ことを私は言いたいです。

長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?少子化が良い現象だと思っていただけたら幸いです。それでも俺は経済成長の方が大事だし、もっと豊かになりたい、そう思う人がいてもそれは否定しません。ただ、資源が有限であること、新たな技術や資源を開発しなければ、そこで極端な話、人類滅亡まで行ってしまうことは忘れないでください。

では、みなさんコメントをお待ちしております。俺は経済発展したいんだ、という意見も大歓迎です。その際、その理由と、どうやったら経済発展できるのかも書いていただけると議論が進むと思います。私自身は少子化や人口減少も受け入れ、質素に生きることを目指したい、そう思っているだけです。幸い日本では自由に物事を考え、言うことができます。いろんな意見をまとめることは難しいでしょうが、答えを出す必要はありません。平行線のままでも大丈夫です。そうした場合は住み分ければいいのですから。

それでは、今回の記事はこれにて終わります。読んでくださりありがとうございました。

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