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南半球で文明が発達していたら?

みなさんおはようございます。本日は南半球で文明が発達していたら?と題してお話をしたいと思います。みなさんご存じの通り、地球上では北半球で文明が発達しました。その大きな理由は、北半球の方が陸地面積が広いこと、ユーラシア大陸が東西に長いことが大きいようです。大陸が東西に長いとなぜ文明が発達するのかは、ジャレド・ダイアモンド博士の有名な本である、「銃・病原菌・鉄」で詳しく書かれているので、興味のある方は読んでみてください。簡単に言うと、大陸が東西に長いと、緯度が同じため、日射量が移動しても同様であり、農業が行いやすかったことが一番の理由です。

そんなヨーロッパを中心に発展した文明ですが、もしこれが南半球で文明が発達していたらどうだったでしょうか?地図を見ていただくと分かる通り、南半球に東西に長い大陸はありません。南半球の大陸はどちらかというと南北に長いです。その上陸地面積も北半球に比べて少ないです。そうなると、文明が発達しづらくなります。

ここで、北半球で文明が発達したことで、普及したものを考えてみます。今回私が表紙に載せた写真にあるように、時計がその一つです。しかも時計は右回りに針を回します。これなぜだか考えたことありますか?今ではネットも普及しているので、簡単に調べられますが、どうやら時計は最初は日時計であり、柱に日光を当てて、その影から時間を割り出していたようです。そうなると、昼間に南中をする北半球では右回りに影が動きます。そうなると時計の針も自ずと右回りになるでしょう。

これが南半球だとどうなるでしょうか?日時計は逆の影を映します。であれば左回りの時計が作られていたことでしょう。さて、ここでいつも私が好んで考察する、地球外文明についてです。地球においては北半球で文明が発達したため、時計は右回りに作られることとなりました。しかし地球外文明があったとして、時間の概念が地球と同等かそれ以上あったらどうでしょうか?しかもその星では南半球で文明が発達したとします。だったら地球人とは違った時計を使っているかもしれません。ただ、時間の概念をどう彼らは持ち得ているのかはわかりません。地球上では60進法を使っているけど、そうではないかもしれません。

ただ、星が違えど宇宙は同じため、同じ物理法則の中で生きていることにはなります。であれば光の速度は不変であることにも気づいているでしょうし、ウランの半減期から、原子崩壊の速度を考えて、地球で言う秒の単位を生み出していることは考えられます。またメートルのような同様の度量衡を使っていることも想像できるでしょう。こうした不変の物理法則を中心に物事を考えれば、共通点を見出すことができます。

話を戻すと、その星で使われている時計がどのような物であるかを考えれば、どうやって文明が発達したかを想像することができます。仮に宇宙人と遭遇した際、彼らの身に着けているものから、どうやって文明が発達したか、計算をしているかを考えるのは面白いかもしれません。

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