そうめんの里
有名なそうめん『揖保乃糸』は兵庫県たつの市の名物。私はお隣の姫路市に7年近くも住んでいながら、たつの市に行った事がなかった。
しかし、たつの市に「そうめんの里」があると聞き、勉強しに出かけた次第である。
JR東觜崎駅から歩いてしばし。
外の気温は34℃。
快晴で暑いです。
とにかく暑いです。
めっちゃ暑いです。
よって冷たいそうめんを所望します!
揚げなす山かけおくらそうめん950円。
右はそうめん寿司460円。
やはり歯ごたえと喉ごしが違う。
夏はコレだぜ。
蕎麦寿司ってヤツは知ってるんですが、そうめん寿司は初めて。
具の椎茸や卵にしっかり味がついているので、麺つゆは全く必要ない。椎茸の煮汁の旨味がギュッと全体を引き締めている。
こうして食べてみると違和感など全然なくて、美味しい。
そうめんって昔はどれも同じだと思ってましたが、全然違う。
要は製造工程において、延ばす、油を塗る、熟成する、また延ばす、熟成する、の手間のかけ方により値段や美味しさが全然違うのだと思います。
「手延べそうめん」の表示がある商品なら、かなり美味しいそうめんと言えるのではないか。
聞いてるか?トップバ◯ュよ。
2階の展示室を見学してわかった事だが。
どうやら、そうめんは遣唐使の時代に中国から入ってきたらしい。
はじめは宮中でのみ食べられていた特別なお菓子みたいなものだったようで。
鎌倉期に僧侶や武家の口に入るようになり、
室町時代になるとお寺に「サウメン」という記述が残される。どうやらこの時には麺状の軽食になっていたようだ。
近代になり、ようやく庶民の口に入るようになったが、やはり高級品だったようだ。
明治時代にはもう、現在の揖保乃糸とほぼ同じスタイルでそうめん作りが行われていた、と。
なるほど。
そうめんの里2階の展示室は、お世辞にも広いとは言えないが、なかなか面白かった。
さて、こうなってくると家に帰って試してみたい麺料理。いや、そうめん料理。
豚骨ラーメンのスープの素さえあれば簡単に作れるヤツ。レシピもなにも、皆様のご想像通りである。
豚骨ラーメンがそもそも細麺なので、そうめんをやや硬めに茹でれば割と違和感なくあっさり食べられる。
もちろん美味いぜ。
夏場に食べる熱々の豚骨にゅうめんなので、
汗が吹き出す。だが、それでいい。
真夏の休日の昼に、熱々の豚骨にゅうめん。
(もしくは激辛の麻婆豆腐。)
ガツガツと一気に食べて汗をダラダラに流した後のシャワーと昼寝。
夕方に目覚めた後のビールと焼肉。
あれ知っちまったらもうダメだ。
夏の休日の完璧な過ごし方だ。
良い子はマネしないでくれ。