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動画 イスラエルと戦争について


昔、アップしましたが、再アップします。
イスラエルが戦争宣言しました。

イスラエルといえば私が連想したのはこちら。

こちらはイスラエルの映画とそのサントラになります。音楽監督は確かバリーサハロフという方だったかな?

映画はセイントクララという昔の近未来学園ファンタジー映画です。

当時から戦況は芳しくなく、監督は、こんな戦争してる時代だからこそ、僕たちには愛が必要だと思ったんだ、と語っていましたがここへ来て本格的な戦争宣言に突入してしまいました。

映画は学園ファンタジーです。
お話の中ではとても平和ですが主人公の男の子は不良なのでなかなか過激。

クララはロシア移民の転校生という設定で実際に移民の女の子だったそうです。一目見て、目が印象的で、この子に決めたと言ってました。

クララを取り巻く環境の脇役の学校の校長やテレビのリポーターの人たちもとっても可愛らしく、叔父様も家族も過激でユニークです。

主人公の男の子は、当時のイスラエルのロックバンドのアイドルだそうで。

こちらのサントラは、とても綺麗な歌手の方が歌ってます。不思議な感じの曲で私は大好きでした。当時、一緒に見た友達も、この映画を見て、興奮気味に大好きになってくれました。

見ての通りとってもオシャレ。

お話は転校生がやって来て、超能力が使えて、予知ができることで街が大騒ぎになるというお話。でも恋をすると力がなくなっちゃうって話です。

宝くじの番号内緒で教えてもらって当てたり。
不良も学校では荒れてるけど家庭内では、ママその髪型とても似合ってるよ素敵だよ、なんて声がけをしたりする間柄で、日本と違って凄く大人で面白かったです。

俳優の男の子や女の子たちは実際に恋愛を繰り広げていたようで、主役の子はクララ役の子ではなくもう1人の不良役の女の子に夢中だったそうです。

1999年の世紀末らしい展開で、終末論がもちろんあるのですが、大地震が起きるなんて噂もありつつ、当時の空気感を凄く良く表していて楽しいです。

イスラエルは文字も反対から読んだり、CDも反対から開けたり、全部逆向きで反対なんですよね。

監督はお二人で、オリシヴァンとアリフォルマン。

アリフォルマン監督は、後に、「戦場でワルツを」というアニメ作品で、ゴールデングローブ賞なども取っている素晴らしい監督です。

やっぱり戦争がテーマなんですね。こちらは見たことないのですが、是非見てみたいです。



こちらが、「戦争でワルツを」の予告になります。

※一言断っておきますと、こちらのインタビューなどは昔なものになるので、あくまでその当時の、情勢や監督の主観になります。ハマスのテロなどは起こってなさいない状況での発言になります。


作風が重くて全く違いますけど、一貫して戦争への憂慮、反対を物語を通して訴えてることがわかります。

調べたところによると、ラストが衝撃的らしく、観客が立ち上がれなくなるようなオチがあるとか。


こちらインタビュー動画になります。


なんか切なくなりますね。加害者にされてしまった兵士の側も、好んでそういう立場にいたわけではなく、その後も戦争の傷に悩まされることになる悲劇。凄く凄惨な記憶を辿る執念の作品なんですね。また反戦メッセージは昔から一貫してるところが凄い。日本のアニメもたくさん見て研究されてる姿勢は凄い。

またイスラエルにもいろんな人がいて、反戦への強い意志を示す良い人もいるのかもしれない、と言った相手の立場からの理解、相互理解が深まったことなどは、とても意義深いことだと感じました。


イスラエル人に、ホロコーストコンプレックスなるものが存在していて、第二のホロコーストを防ぐには戦争しかない、と言った極端な被害者意識が存在しているとはじめて知りました。

ナチスドイツによるホロコースト。第二次世界大戦が、新たな戦果への口火を招くきっかけになっている、深い恐怖が渦巻いていること、まだ戦争は続いていることが、監督のインタビューで理解出来ました。なぜイスラエル人は過激な戦争へと傾くのか、監督の言葉で謎が解けました。早々、戦争反対とは行かない、戦争によるトラウマがあるなんて想像もつきません。

また監督が、右派勢力から弾圧されてるんじゃないかと私も危惧したのですが、むしろ、アカデミー賞をなんとして取って欲しいなんて声が多数あり、全く右派からの介入がなかったというから驚きました。


それから、監督はその後もう一つ2013年に、コングレス未来会議というヨーロッパ映画賞を受賞した、こちらもアニメーションを制作しています。

コメント欄を覗いたら、とにかくぶっ飛んでると、みんなに知って欲しいと、ありました。なんなんそれ、と思います。気になります。


探したら、一年前にこんな作品も作られたようです。
ちょっと予告編で泣きそうになりました。

それぞれ違った作風ですが、反戦メッセージが掲げられていることがわかり、予告編見ると被害者側が加害者側に至る経緯も彷彿としてしまいました。

インタビューを見た後だと余計に色々考えさせられ、一貫して悲しい気持ちになります。

またヤーヤーヤーズのカレンOがサウンドで参加してるみたいなのでそこも興味津々です。


またイスラエル好きが高じて以前、江古田にあるイスラエル料理も食べに行きましたが、これが凄くたくさん振る舞われて美味しいです。
ご興味があってお近くに住んでらっしゃる方はオススメです。

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