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努力の仕方を間違えているらしい?

 先日、職場でお世話になった先輩と偶然再会しました。

 その先輩は私より5つ年上の筈なので、自主退職しなければ今年定年になっていた筈でした。
在職中は私と部署は異なりましたが、ウマが合うと言う感じで、たまに仕事で一緒になると、他の方と組むより仕事が捗る、つまり仕事の出来る方です。

 しかし数年前のある日、「じゃー俺、退職するから!」と言って辞めていった方でした。
色々と思うところが有った様です。

 勿論、当時の私は「あと数年だから我慢しましょうよ」と言ったのですが、「いいや、サラリーマンにも意地はある!」との事でした。


 私は過去を振り返りながら、先輩に質問してました。

 50歳過ぎてからの転職って厳しいのでは?
  ⇒「いやいや、何とかなるものだよ」

 確か当時は、先輩の奥様は体調を崩して入院されてた筈?
  ⇒「そうだよ。でも、ちゃんと退院してウチにいるよ」

 特殊な資格か副業を持っていたとか、実は資産家だったとか?
  ⇒「何もありません(笑)」

 何か特別な努力をされたとか?
  ⇒「僕に限らず、君も他の人も皆、努力しているよ!」

 努力すれば、何とかなるんですかね???
  ⇒「そう! 僕が偉そうな事言えたもんじゃないが、
    要は努力の仕方にコツが有るんだと思う!」


 ここまで聞けば、最後まで聞きたくなるじゃないですか!
そこで根掘り葉掘り聞きました。

 まずは順番です。

① 現状を把握する・・・・・・・・・・・・・当り前ですね
② どうしたい、どうなりたいか設定する・・・
これも当然
③ 設定に向かって突き進む・・・・・・・・・
これも同じです

 なーんも変わらないじゃないですか!という私に対して先輩は、
「ここにちょっとしたコツが有るんだよ」と言います。

そのコツとは、まずは確認するだけなんだそうです。

① 現状把握 ⇒ 独りよがりになってないか?を確認する。
② 目標設定 ⇒ 自分のやりたい事、出来る事、適した事を
         ちゃんと分けられているか?を確認する。
③ 実行  ⇒  途中で何度も状況を確認する。

 むむむ、仕事と同じで全く代わり映えしないんですけど?
拍子抜けした私に先輩がトドメの一言を告げました。

 「最も大事なのは『それらの過程を楽しむこと!』」

 「仕事でも何でも、努力と言えば、苦労する=辛いモノと
  思っているんじゃないかな?
  だから辛いし、苦しいんだと思うんだ。
  逆に目標が決まったら、さぁ次はどんな問題をクリア
  出来るかな?ってゲームだと思えば良いんだよ、きっと」


 結局、何事も「楽しむ」事がコツだった様です。
 例えば、現状に何らかの不満が有るとしても、自分なりに目標を見据え、課題を洗い出し、それらをひとつづつクリアしていけばその不満は解消される訳で、同じことするなら「楽しむ」方が楽だし、面白いんだと思いました。

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