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LEVEL 4 自転車教室

みなさんは初めて自転車に乗れるようになった日のことを覚えてますか?

私は今でも鮮明に覚えてます。
単純にできなかったことができるようになったことも嬉しかったんですが、それ以上に速く遠くへ移動できるようになったことが嬉しすぎて、行動範囲が一気に広がりました。

ドラクエ6でも船から始まり、空飛ぶベッドや魔法のじゅうたんで行ける街や城が増えるたびにワクワクしましたよね!!

新しい発見や気付きが楽しい!

子どもたちにも、そんな新しい発見をしてほしくて自転車教室を期間限定で開催しました。



手探りで始めた募集

ゼロからのスタートで、なにから始めればいいのか全くわからなかったので、とりあえず今の時代SNSだろ!
ということで、Instagramをスタートさせました。
息子が自転車に乗れるようになったプロセスや動画をアップしていきましたが、なかなか思うようにフォロワーが増えませんでした。
撮影したり、編集したり、かなり労力がかかる割に、なんの反響もなく泣きそうでしたが、唯一の救いは息子の幼稚園のママ友から「うちの子に自転車を教えてもらえないかな?」と言ってもらえたことでした。
実際にレッスンを行ってみると、一時間ほどで三人のうち、一人が乗れるようになりました。

初めての反響

そのレッスンの動画を撮影して、アップしてるうちに少しずつ反応が増えてきました。
そのあたりで初めて、レッスンをやってもらいたいというDMをいただき、すごく嬉しかったのを覚えてます。
最初の生徒さんは小学2年生の女の子です。
お母さんのお話しだと、2年間練習してるんだけど、全然乗れるようになる気配がないということでした。
いきなりむずかしい案件きたなと内心ビビっていましたが、身体を動かしているうちに、お子さんの緊張もとれてきて、コミュニケーションが取れるようになってきました。
色々試しているうちに気づいたのは、自転車が合ってないんじゃないかということでした。
その子が乗っていた自転車は、女の子が好きそうなたくさん飾りのついた自転車で、持ち上げてみると明らかに重たいのがわかりました。
予備で息子の自転車を持っていたので、サドルの高さを調整して試しに乗ってもらったら、なんと10分で乗れるようになっちゃいました。

子どもたちの笑顔

初めて乗れるようになった時の子どもたちの笑顔はすごく輝いていて、私も頑張った甲斐があったな〜とめちゃくちゃ癒されました。
その後も3人ほどレッスンをやらせていただきましたが、2人が乗れるようになり素敵な笑顔を見せていただくことができました。
レッスンで乗ることができなかった女の子も後日、お母さんから「乗れるようになりました」と動画付きで連絡をいただき本当に嬉しかったです。

大切なご縁

少しずつ活動を続けていく中で、サロンを経営されている知り合いの方から、「住宅展示場のイベントに一緒に参加しませんか?」とお誘いをいただきました。
二つ返事でお願いすると、とんとん拍子に話しは進み、ありがたいことに自転車教室ができるくらいの広い場所を借りることができました。
当日はたくさんの子どもが来ることが予想されていたので、どういう形でレッスンすればいいか悩んだのですが、やはり一人ひとりとコミュニケーションが取りたかったので、15分の短時間マンツーマンレッスンを行うことにしました。
最終的には10人参加していただいて、3人がレッスンの中で乗れるようになりました。時間がない中、伝えたいことはたくさんあって、自分自身と葛藤することになりましたが、結果的に3人乗れたことに私がビックリしました。
誘っていただいたサロンの方と場所を確保してくれた運営の方には感謝でいっぱいです。

親御さんたちの反応

この活動を始めてみて、子どもたちの笑顔はもちろんですが、親御さんたちの反応もとても印象的でした。
半ば諦めムードの状態で応募された親御さんは、子どもが乗れるようになると、とても驚いた様子でなんで乗れるようになったのか不思議がっていました。
楽しめればいいかなくらいの気持ちで応募された親御さんは、子どもが乗れるようになると大はしゃぎで喜んでくれました。
それぞれ反応は違ったものの、みなさん半信半疑だったことは同じだったようで、「本当に乗れるようになると思わなかった」と言っていました。
それを覆せたことが私にとっては快感で、一番楽しかった部分でした(^^)

まとめ

期間限定で行っていたので、現在は募集していないのですが、自分に余裕が出てきたら、またやりたいなって思っています。
子どもたちの笑顔や親御さんたちの驚いた顔など、とてもやりがいのある活動です。
ただ、セカンドキャリアを自転車教室だけで成り立たせるのは、かなり難しいだろうと思いました。
少し探しただけでも、自治体が行っている無料の自転車教室があったり、ボランティアに近い取り組みも多数あったので、ビジネスとしてはとても厳しい領域であることは間違いなさそうです。


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