ヨーロッパ旅行は春夏が俄然おすすめな理由
ヨーロッパでは7月から8月にかけてバケーションシーズンと認識されており、この季節に1ヶ月近く休暇を取る人も少なくない。なぜ彼らは夏に長期間バケーションを取るのだろうか?
日本育ちの私にとって夏が旅行に最適なシーズンという認識はなかった。せいぜい盆休みに田舎の祖父母の家に一週間近く滞在することくらいで、わざわざへばりつくような蒸し暑い夏に旅行に行こうとは思わない。クーラーの効いた部屋から極力出たくない。
なぜ彼らは必ず夏にバケーションに行くのか。そしてなぜ貴方が夏にヨーロッパに行くべきか説明したい。
日が長いため、夜まで楽しめる
ヨーロッパでは5月からガラリと日が延び始める。6月初旬の今でも朝は5時前に日が昇り、夜は22時前まで明るい。日が長いと時間に関係なく外に出たくなり、旅行先で楽しめる時間も長くなる。例えば、18時に旅行先についたとして、冬だったら外は真っ暗なのでホテルに直行し、近くのレストランで夕食を済ませて寝るだけしか出来ないだろう。しかし、夏なら18時でもまだ外も明るく、気温も暖かいので、町歩きや観光も楽しめる。また、歩き疲れてホテルでお昼寝したりしても、遊べる時間はまだまだあるので、焦る必要はない。
日が長く、夜遅くまで遊べるということは時間がたっぷりあるということだ。セカセカしなくていいので、自分のペースで旅を楽しめる。
カラッとした気持ちのいい暖かさ
ヨーロッパ、ことドイツは、日本や東南アジアのような蒸し暑さとは皆無である。本当に過ごしやすい気持ちの良い気候なので、川辺でボーッとしたり、公園でレジャーシートの上で寝転ぶだけでも最高にストレス発散になる。夏のシーズンは、この気持ちのいい気候を味わう人々で川辺や公園は常に賑やかだ。太陽を楽しんでやる!というパッションが伝わってくる。
ジェラートがうまい
ドイツ人、アイス食べ過ぎでは?というほど、暑い日はほとんどの人が、手にジェラートを持ってるし、ジェラート屋には行列が出来ている。
実際、私もその行列に並んでいる内の一人である。なぜならジェラートが美味しすぎるからだ。日本ではコンビニアイスこそ豊富だが、ジェラート屋さんはなかなか珍しい存在である。ヨーロッパはジェラート屋が本当にたくさんある。
フローズンヨーグルトというヨーグルトをソフトクリームのような状態にしたものも大好きだ。ヨーグルトの酸味とフルーツがマッチして暑い夏に最高なのだ。
大抵のジェラート屋さんは冬季は営業してないので、是非夏に来てこの美味しさを味わってほしい。
チャレンジングなファッションを楽しめる
日本では周りの目が気になって挑戦できない服も、海外なら着れるだろう。夏はみんな半裸みたいな格好になる上、他人の体型に関心がないので、気にせず好きな服が着れる。
私は日本では二の腕が気になってノースリーブが着れなかったが、こっちではガンガン着てる。
テラス席で食べる飯はうまい
日本だったら夏は間違いなくクーラーが効いた室内一択だが、こっちでは真逆だ。テラス席しか勝たんのである。天気のいい日はテラス席から埋まっていく。是非ヨーロッパに来たらテラス席でご飯を食べてみてほしい。外で食べるご飯は何倍も美味しく感じる。
以上が、夏にヨーロッパ旅行をすべき理由である。ヨーロッパの夏は本当に美しいし気持ちがいい。航空券やホテルなど、多少高くても絶対にその価値はあるので、是非夏に来てみてほしい。
※ちなみに間違っても1月から3月は来てはいけない。この時期は寒く暗い上、クリスマスマーケットも終わってるので夜も楽しめない。寒くてホテルに閉じ籠ってたくなるだろう。