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【エンジニアのための料理理論】経験をITに活かす方法

前書き

料理の経験から学ぶことは、多岐にわたります。特に、たくさんの食材を扱うことで得られる知識と応用力は、他の分野にも役立つものだと思いました。この記事では、私のエンジニアとしての経験を通じて、その類似点についてお話しします。読んでいただくことで、共通する要素に気付いていただけるかと思います。

初めの頃

料理人としてキャリアをスタートしたばかりの頃は、各食材の特性や味が一つずつ知識として蓄積されていきます。これはまるで、脳内に食材データベースが構築されていくようなものと感じました。

経験の蓄積

経験を積むと、食材を見ただけで脳内の食材データベースにアクセスし、これまで作った料理の知識を応用して、新たな料理を創造することができます。和洋中の各ジャンルを組み合わせたり、異なる調理法を試すことで、面白い料理が生まれることもあります。

例えば、一つの食材で和風と洋風の調理法を試し、脳内でその結果(味)のログを残していく。何度も試行錯誤を繰り返すうちに、成功する確率(おいしい料理)が上がっていきます。

機械学習との類似点

このプロセスは、まさに機械学習や強化学習と似ています。データを収集し、パターンを学び、フィードバックをもとに改善を繰り返す。料理の経験を通じて、私はこのアプローチがAIの学習プロセスと非常に似ていることに気付きました。

料理の工程とシステム構成

さらに、料理の工程を通じて、システム構成やシーケンスに役立つ考え方も身に付きました。料理の手順を計画し、効率的に進めるスキルは、システム設計やプロジェクト管理にも応用できます。各工程を順序立てて実行することや、材料の準備と最終結果のイメージを持つことは、システム開発のプロセスに非常に似ています。

現場ベースの考え方

料理の現場で働く中で、人がどう動くのか、効率化するとどのような事象が起きるのか、どのくらいリソースが取れるようになるのかといった、現場ベースでの考え方も身に付きました。これは、システム開発や業務改善において非常に重要な視点です。

まとめ

料理の経験を通じて得た知識や技術は、現在エンジニアとして活かしています。AIやデータベース管理、システム開発など、多くの分野に応用できます。日々の試行錯誤を通じて、私たちもまた進化し続けるのかと。

この考え方は、どの職種にも当てはまると思っています。エンジニアの目線から見ても、料理のプロセスや学びは非常に価値があり、それらを活用することで、より良いシステムやサービスを提供できると信じています。


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