裏切られ続けた人の一筋の光…my story telling.vol1

誰のことももう信じれない...

結局自分のことってわかってくれないんだ...

そういった経験をしたことは生きていたら一度くらいある。
私も、信頼していた人から裏切られた。
そう、あれは18歳のころ...









グレル毎日。

私は、絶望の淵にずっといる気分だった。
志望大学には受験すらできず、父には夢を否定され、ある本の書いてあることやってもうだつが上がらない。習慣も続かない。大学にも行けない。
でも、唯一信頼できる人が母だった。
悩み事があれば、母に相談すれば、いつも自分の夢を応援してくれている気がして、その一部の望みだけで生きていた。
そして、大学をやめ、浪人することが決まり、
(自分のやりたいことがやっとできる!!)
そう思い込んでいたある日。事件は起きた。

その当時の私の生活はひどいものだった。
まだ、昼に起きればいいほうで、夜の7時に起きたこともあった。
食事もろくに取れず、スマホとにらめっこする日々。
浪人するといった反面、勉強に裏切られ続けていたため、やる気も起きず、だらだらと過ごしていた。
そんな僕を見かねて、母はずっと我慢していた。
そして、ある日、僕が愚痴を吐いたとき、激怒しながらこう言われた。

「もっと、周りの人のこと考えて生活してよ!!
弟の面倒見ないで、何してんの?、」と...

唯一信頼していた母からも裏切られた。と思った。
母だけは、自分の苦しい思いを分かってくれてるはず。
そう思っていたのに、もうあかん。死のう。
そう思って、人生で初めて家出をした。












”光”を感じた。

死のうと思った瞬間、あることが頭をよぎった。
「塾に電話しよう」
その塾では、無料で電話相談ができたため、もう言うしかないと決意した。
だって、自分一人ではもうどうにもできないと確信したから。
全てに裏切られた自分は、もう頼れるのは浪人する塾しかないと
まるで自分の人生を全託するつもりで電話した。
「今日、相談に乗れるかわからない...」
と携帯越しに言われ、もうあかんと思った。
そして、悩んだらいつも来ていた丘の上で泣いた。
泣きまくった。なんで俺だけこんな目に...
下に落ちていた石に向かって泣いた。
その後、その様子を心配していた家族が来たが、
お構いなしに泣いた。
「こんなに泣けるってすごいな」
そんなことを言われた。

そして、家に戻り、ふとしたあるとき、
電話が鳴った。
「キタ!!」
そして、自分の悩みを電話越しに投げつけた。
今まで人に言えなかったこと、すべてを投げつけた。
そして、こう言われたのだった。
塾「結論を言うとな...負けるが勝ちや」
自分「ええええ、負けるが勝ちですか!?」
塾「親に対しては、言われたことはやったらいい、
でもな、君の心中にある”この塾で浪人したい”という気持ちだけは譲っちゃあかん」
塾「気持ちはわかるけど、この塾に来れるかが君の試練だ」
塾「母にしっかり、謝ってきーや」
そういわれて、僕はやっと信頼できる人を見つけた。
(これはやるしかない!!)
そう思い、母に対して謝り、塾で浪人することができた。










最後に、

絶望って悪いことってとらわれがちだけど、
私は、絶望があるから人と出会える。
ご縁が結ばれると思う。
何もかも裏切られた私だが、最後の最後に信頼できる塾に出会った。
また、体験談書こうと思います。次回もお楽しみに!


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