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アダルトチルドレンに起こりやすい身体不調とこころの関係③摂食障害

はじめに


こんにちは。いつも読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、前回に引き続き、アダルトチルドレンが抱えやすい身体症状について、こころが原因であることを掘り下げていきます。

3回目となるテーマですが、過食や拒食などの「摂食障害」を取り上げることにしました。

私自身の経験をふまえて書きますので、自分も当てはまるかも?という方の参考になれば幸いです。

摂食障害とストレス

摂食障害にもさまざまなケースがあるので、アダルトチルドレンだからと断定できませんが、「ストレス」が病気を引き起こしたり、悪化させたりすることは、関係があると思っています。

アダルトチルドレンの原因は、幼い頃に家庭において与えられた心の傷であり、多くの人が自分がACだと気づかず、生きづらさや自己否定の感情を抱えています。

そのため、アダルトチルドレンを解消できずに苦しんでいる人の心のSOSが、「摂食障害」といった症状として現れているのだと考えます。

特に子どもは、親や家族から抜け出す方法がありません。
我慢や極度の精神的圧迫を受けることで、無自覚・無意識のうちにストレスを抱えてしまいます。

すると、解消するためのはけ口として「拒食」や「過食」を繰り返してしまうのです。
しかし、満たされない心を埋めようと「過食」「拒食」をしても、結局は解消しません。
むしろ、著しい体重の増減で、変化していく自分の身体に恐怖を覚えたり、憎悪を感じたりして、症状は悪化していくように思います。

私の場合

①身体の弱かった幼少期と拒食

前回のnoteでお話しましたが、私は3歳の時に小児喘息を発症しました。

重い喘息持ちだったので、発作が起きると落ち着くまでに最低でも1週間、長ければ1ヶ月くらいかかりました。
眠れないほど苦しい日々が続くので、食欲もありません。
当然、体力も落ちます。

3歳から小学校低学年までは、標準体重よりも痩せている体型でした。
父とお風呂に入ると「ガリガリで骨皮すじ衛門だな」と言われていました。

病気だから食べられなかった、病気だから痩せていた、と思っていましたが、アダルトチルドレンを克服した今は、違った見方をしています。

実際は、「家族で囲む食卓が楽しくなかった」、「食べたいものがないから食べなかった」のです。

原因は、
・祖父母のケンカが始まるのがご飯の時だった
・祖父の食事の世話をしないといけなかった
・アル中の祖父が、酔ってくだを巻くのが嫌だった
・祖父は胃を切除しているので、魚や野菜が中心だった
・食事にお金をかけていないので、おかずが少ない
・父はおかずが質素だと文句を言って、雰囲気を悪くする
・おかずがもとで父母のケンカがはじまる

書き出せばきりがありません。
幼い私にとって、「家族が集まる空間が、緊張でストレスだった」ということなんです。

子どもなので、お菓子やおやつは好きだったのですが、アレルギー体質で卵があまり食べられなかったので、欲しいものを買ってもらえない状況もありました。

②喘息の小康状態とお菓子の誘惑

小学校高学年になると、喘息の症状が少し落ち着いてきました。
季節の変わり目や台風シーズンは相変わらずですが、剣道を始めたこともあり、体力がついてきたからです。

毎週土曜日が剣道と書道を習いに行く日で、学校と家の往復から自由になる時間ができました。
お習字の半紙を買ったりするのにお小遣いをもらうのですが、帰りに駄菓子やに寄るのが楽しみでした。

飴、ガム、チョコレート、アイスクリームなど、それまで買えなかったお菓子を毎週毎週買うようになりました。

すると、ガリガリだった身体が次第にふくよかに、お腹周りがぽっこりしてきて、太ってきている自覚がありました。

③思春期のストレスと過食

高校に入る頃には肥満体型になっていました。

中学では、生徒会役員や剣道で活躍する一方、いじめがあったり目立つゆえの弊害が出てきます。
また、父に対する嫌悪感が日に日に増していました。

思春期に入り、「自分の体型や周りの目を気にする一方、ストレスを食事で解消する」過食の症状が出てきたのですが、止めることができなくなっていました。

一番の問題は、外時間の過食です。

部活動でエネルギーがいるのは確かなのですが、お弁当以外に購買で菓子パンを買う、登下校時にカロリーメイトを食べる、部活動後にみんなでかき氷やソフトクリームを食べる、が日常でした。

お弁当のおかずも揚げ物が多く、私がリクエストしていたのか、母が面倒だったのか分かりませんが、脂質過多でした。

④肥満体型のトラウマ

体型を気にしてダイエットするようになっても、思うように痩せることはできませんでした。

それ以降、太っていることを父に揶揄されたり、男性から指摘されたりし、次第にトラウマになっていきました。

醜形恐怖症までは行かなくても、体重や体型について話題が上がるたびに、「自分のことを言われてるのではないか」と気にするようになりました。

こころと向き合うことの大切さ

今でも標準体重よりちょと重いですが、「心身ともにバランスが取れている状況であれば問題ない」と思えるようになりました。

40代半ばになりましたが、花柄のスカートもはきますし、ワンピースも着ます。
おしゃれが好きで、周りからもほめられるようになりました。

摂食障害を経験して思うのは、「自分のこころと向き合う」ことを大事にしてこなかった後悔です。

痩せていても太っていても、自分は自分。
周りがいろいろ言ってきても、自分を好きで認めてあげられれば、若い時代をもっと楽しく過ごせたと思うのです。

ぜひ、自分のこころと向き合ってください。
こころが満たされれば、過食も拒食も快方に向かいます。
こころが喜ぶものを食べることが、身体にとっても大切なことです。


最後に

読んでいただき、ありがとうございました。

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