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秋の虫

日が暮れるのが早くなった。

夕方の風の温度が少し低くなり、
空と雲が高くなる。
夕方から夜にかけて
虫が鳴くようになったのも
いよいよ本当に秋が来たかなと
思わせる。
まだまだ蒸し暑いけれど…。

私の小さい時
コオロギやスズムシの餌やりの時、
毎度お決まりで、何かの拍子に
私が虫を逃がしてしまい、
よく兄に怒られていた。

アマガエルを全部逃がしてしまった時も
自分でも焦って、もう言葉もでない。
逃げてしまいたいと思った。

自分も親になって
同じ様に生き物を飼ってあげたいと思い
スズムシ、コオロギは飼ってみたけど
子供にはあまり人気が無く
1年で終わった。
逃がされたコオロギ達が子孫を増やして
増えている気がする。

カブトムシは2、3年幼虫から頑張ったけど
成虫になって、ケースの中を飛び回ると
ぶつかる音が痛々しくて
私の方が断念した。

アゲハチョウも幼虫から羽化するまで
成長させる事ができて
子供も印象に残っているみたい。
ただ、餌の葉のやり過ぎか
最後のチョウは身体が重くて
なかなか飛べなかった。
他の理由かもしれないけど、
やっぱり自然で育つのが1番良い。

セミもお祭りの太鼓の振動で
公園で幼虫が沢山出て来ていて
迷子になった娘の足に
木かと思って登ってきた。

迷子で心細かったのか、
幼虫は自分の味方だと思い、
「可愛い!」と言うから持って帰った。

セミはしばらくカーテンを登って
場所を決めると
すぐに羽化を始める。

セミの羽化は、薄い緑で
羽が透き通っていて、
とても綺麗だ。
幼虫の体で目がクリクリなのも可愛い。

でも羽化して羽が乾くと身体が茶色くなり
朝になると、もう家の中を
元気に飛んでいるのが難点だが、
手軽に夏休みの自由研究になる。

兄弟2人はいつもセミの研究にして
調べる視点を変えて、2、3年セミの研究を
続けてしてしまった。

私は関東なのでアブラゼミや
ミンミンゼミが多かったが、
ヒグラシやツクツクボウシなら
秋のセミでレアなので
クラスで目立てるかも!

宿題まだの子、まだ間に合うし
1日で終わるから諦めずに頑張れ!






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