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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(12)三島宿→原宿
こんにちは。ぽん太です。猛暑もようやく陰りが見え始めた9月、ぽん太は東海道歩き旅を再開し、三島から先を進みました。
旅日記
2022年9月16日本日快晴なり。新幹線から富士山がバッチリ見える。今日は千本松原からの富士山の眺めが期待できそうだ。
10:30 三島広小路駅を出発。今日は気温も30度を超え、空はまだまだ夏空で少し歩くだけでもう汗だくだ。
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15分ほど歩いたところに、伏見一里塚がある。この一里塚も道の両側に残されている立派な一里塚だ。所在地のお寺の名前にちなんで、南側を宝池寺一里塚、北側を玉井寺一里塚ともいう。昭和60年に原寸どおりに復元されたとある。
その後、源頼朝と源義経が平家打倒前に対面したと言われる対面石のある八幡神社に訪れる。中学生の頃大河ドラマ「草燃える」で国広富之さんが演じる源義経を見て、源義経という人物に興味がそそられ、大の義経ファンとなった。「悲劇のヒーロー」というのが男のロマンをそそるのだろうか。
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沼津一里塚を過ぎると、もう沼津宿だ。沼津は武田勝頼が築いた三枚橋城の城下町である。城は残念ながらもう姿形もないが、外堀石垣跡がわずかに、沼津リバーサイドホテルの横に残されている。また、沼津中央公園には本丸跡があり、その南側は川廓通りとして石畳が整備されており、昔ながらの雰囲気を醸し出している。ちょうどお昼時であったので、中央公園で、おにぎりをほおばる(12:00-12:30)。
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昼食後、沼津の市街を抜け、13時に千本浜公園に到着。沼津港から田子の浦港にかけて駿河湾沿いに約10キロ以上にも及ぶ松並木(千本松原)は圧巻の風景。西伊豆も眺望できる。ここから富士山の眺めを期待してきたのだが、残念ながら姿を隠してしまった・・・
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千本松原の壮大さは比類ないくらい。解放感抜群!
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海沿いの道は眺めは素晴らしいのだが、直射日光で暑すぎるので、松並木の道を歩く。松が日光を遮ってくれるので、快適、快適。しばらく旧東海道を離れ、松並木の道を進む。このあたりのいい加減さも一人旅ならではの醍醐味だ。
千本松原をひたすら歩くが、遠くに見える製紙工場の煙突がなかなか近づかずだんだんと単調に。そのうち暑さで参ってきたので、JR片浜駅近くのコンビニで小休止(15:00-15:20)。アイスとレモンジュースでエネルギーチャージ!
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16時頃松陰寺に到着。「駿河には過ぎたるものが2つあり。富士のお山に原の白隠」と謳われた白隠禅師のお寺だ。このあたりは他にも立派なお寺がいくつかある。そして16:15、JR原駅に到着。駅前のお店でお土産を調達していると、店のおばさんから、原は今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出てきた源頼朝の弟、阿野全成(幼名、今若丸)の所縁の地であることを教えてもらう。源氏ファンの聖地の一つであろう。
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今日は久しぶりの歩き旅だったので、さすがに疲れた。今夜は沼津に宿をとっているので、夜は鰻でも食べて栄養をつけるとするか。
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記録
総歩数:31,927歩
実際に歩いた距離:19.2km
訪れた宿場:沼津宿・原宿
宿泊:くれたけイン・プレミアム沼津北口
本日の行程
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広重の絵
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沼津宿は狩野川の河口に位置し、街道の並木の間から満月が旅人を照らしている。赤い天狗面を背負うのは讃岐の国の金毘羅参りの者で、女性2人の旅人は巡礼か比丘尼とも言われている。
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愛鷹山の黒い鋭角的な山肌とは対照的に、奥の富士山は白く端正な稜線が描かれている。絵の枠からはみ出しているには高さを強調した技法とも言われている。浮島が原の湿地帯には鶴が羽を休ませている。朝の旅の風景が見事に表現されている。
(出典)
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