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広島お好み焼き屋【皐月】の看板娘のリムは実は竜の姫巫女様でした! 第2話 リムはパパの許へといきます! (7)

#創作大賞2023
#お仕事小説部門

 第2話 リムはパパの許へといきます! (7)

 そう、姉上は優しくリムを諫め。

 でも労いの言葉をかけつつ、叱咤激励をしてくれた、だけではないのだよ。

 リムの姉上は。

「リム、私も、お城とあのひとの館を繋ぐゲートを固定するのを手伝うから。二人で頑張りましょう」とも告げてくれた。

 そして姉上も魔法の詠唱を唱え始めてくれたのだ。

 だから現竜神さまである海斗の、この先の人生が更に明るくなる……だけではないよね?

 リム達竜の姫巫女達が永遠に祝福、幸福になれる言葉を。

 次世代の竜の太后陛下さまが、リムへと告げてくれたのだから。

 リムは心から歓喜──!

 本当に心から嬉しくて仕方がないから。

「姉上、ありがとう」と。

 リムは姉上に再度お礼を告げれば。

「よーし! リムも泣く暇があったらがんばるぞ!」

 リムは高らかに声を上げながら、威勢をあげると。

「はぁあああっ!」と声を大にして叫びながら。

 自身の魔力をあげ、日本にいる大事な人とを繋ぐゲートの固定に尽力を尽くす。

 だからそれから数十分もしないうちにリムと姉上の二人は、竜人さま海斗の許へといける。

 まあ、そんな懐かしい夢をリムは、自身が通う中学校の、教室の席──。

 机を枕に転寝をしながらリムは、夢の中で見続ける。

 ◇◇◇



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