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小さくてもフラットな組織がうまくいかない。そんなときにチェックすること。

フラットな組織。耳障りのいい言葉で、そんな組織で働きたいという方も多くなってきているし、組織開発のトレンドでもあります。

実際関与先でもフラットな組織で自由に意思決定できるチームにしたい、という会社が多いのですが、クリアしなけらばならない課題はたくさんあります。

理想はフラット型。でも権限と情報が経営陣に集中したままの組織

当然社員が自立していなければ成立しませんし、自立した社員が提案してくる企画を理不尽な理由で経営陣が却下するということもそもそもの時点でNG。

そんなことするわけないじゃないですか、という経営者がほとんどですが、無自覚にそのようなことが現場で行われているケースを多く見かけます。

それは単純に管理、マネジメントを放棄していることに過ぎないので、そんなことならピラミッド型組織で、管理職がきちんと責任を持ってくれる方がよほど働きやすい環境になります。

そんなチームを改革するにはどうすればいいか。

大体の名ばかりフラット組織は、権限と情報が経営陣にそのまま、というのが問題になっています。

まずは情報を剥がして全体共有できるように流れをつくる

フラット型組織は、情報伝達の経路が脳神経のようなイメージですが、多くの場合人数が増えるにつれて、自立してリモートで動くようになるにつれて、それが難しくなってきます。

そのため、意識的に全体に情報が行き届くように会議体とコミュニケーション設計をしなければなりません。そのあたりまでは、教科書的にできるのですが、それでも運用がうまくいかない、という点で悩んでいることが多い。

そういう組織に共通して言えることは、優秀なバックオフィス人材がいない。組織全体のバランスを見て、落ちているボールに気づける人がいないということです。

運用の番人を置く

解決策の一つは、経営陣以外の誰かにルール徹底の番人になってもらうことです。

ここで大事なのは、誰かに情報を集約するのではなく、全体に情報が共有されるような運用を見張ってもらうこと。

それぞれの担当者はどうしても自分の仕事に集中するあまり、情報共有が後回しになることがあります。

そんなとき、それを許さないバックオフィスの存在が必要。それが経営者でないことがポイントです。

この話があまりピンとこない方の組織には、きっときちんとしたバックオフィスの方がいて、その運用をきちんと管理してくれているのだろうと思います。

逆に、声掛けだけでうまくいかない、、、そんな組織にはそうしたバックオフィスを任せられる存在が欠けているのではないか。そんな視点で振り返ってみてはどうでしょうか。

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