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[ローカルキャリア#04] 社会人4年目。家庭人としてのはじめの1歩。

毎年恒例の1年の振り返りを。

昨年度は、社会人4年目の年。
コロナ禍も出口が見え始め、社会のエンジンが再駆動し始めたなと感じる日々に。

個人的には、家庭面でとても大きな変化のあった年でした📅
R4年度を写真5枚で振り返りながらR5年度の指針考えていこうと思います。

1. R4年度の振り返り


(1) 結婚しました💍

R4年度一のmyニュースはこちら!

愛読書「坂の上の雲」に感化され、結婚すると丸くなってしまうなんて考えていた学生時代から考えれば本当に大きな変化だったなと。

それも、国際結婚だなんて。と自分自身も驚きつつ、家庭人としての一歩を踏み出しました。

これまでは、仕事のお話ばかりしてきましたが、これからは、人間味ある家庭のお話もしていけたらと思います(笑)


(2) そして、初ベトナム🇻🇳

年末年始にはベトナムに。

国全体としてのダイナミズムを大いに感じた2週間でした。
(だって、預金金利10%ですよ…!!)

とりあえず試してみよう・動いてみようというベトナムの空気感や地縁・血縁を大切にする文化から、改めて日本や自身のあり方を考える多くの気づきを得られました。

将来、日本とベトナムをかき混ぜるようなアクションができたらいいなと。


(3) 仙台市・大学生アントレPGが2期目に!!

INTILAQでのお仕事も2年目に。
今年も、社会起業家支援やプロボノ、小中高大生向けアントレプレナーシップ教育など各種プログラム運営を。

メイン担当として運営をしてきた仙台市の大学生アントレプレナーシップ教育プログラム(SIAC)も2期目を迎えました。

東北×ソーシャルを切り口に、15名もの社会起業家さんにご協力をいただきながら、5大学13名の学生とともに”東北の社会課題をビジネスで解決する”に向き合ってきました。

3期目に向け、改めて、「アントレプレナーシップ醸成」「東北での社会課題解決エコシステム創出」に向き合っていきます。

SIAC HP:https://siac-sendai.mystrikingly.com


(4) キャリアモデルを作りました🚩

INTILAQメンバーの柴田さんが運営する「キャリアモデル開発センター仙台」の門を叩き、自身のキャリアモデルを考えてみました。

神尾のキャリアパーツは、
Secretariat of Social Businessローカル暮らし学習者に。

これまでの経験や思考を棚卸し、これからのキャリア(=人生)をデザインするとても良い時間でした。

人生100年時代。節目節目に自己を捉え直し、未来を描いていくことは大切ですね。

*キャリアモデルとは
キャリア(=人生)を考える際の概念です。
現在のキャリアの全体像である『キャリアモデル』と、様々な役割や仕事を表現する『キャリアパーツ』を用いて可視化し、「生き方」をデザインします。これまではキャリアとして扱われることの少なかった「子育て」や「趣味」といった人生における活動すべてを扱うことが可能です。
また、キャリアモデル/キャリアパーツは共通言語として仲間と共有できます。

引用:キャリアモデル開発センター仙台 HP(https://careermodel-sendai.jp/about/)


(5) セクター・業界を跨いだ土壌づくりを。

副業として関わらせていただいた「NPO×企業交流会(岩手県事業)」。

岩手県内のNPO等と県内外の企業と”顔の見える関係づくり”と”連携・協働・共創の促進”を意図した事業です。

INTILAQでソーシャル文脈の活動をしながら感じていた、同じような想いを持ち地域・社会の課題解決に向き合う組織同士が想いが強いからこそ少しの方向性の違いで一緒に歩むことが難しかったり、地域の営利セクターとの連携があまりなされていなかったりという課題意識に対するはじめの1歩として行政が土壌を作る後押しをすることに大きな意味を感じた時間でした。


2. R5年度に向けて

2020年からの2年間、多くの社会起業家さんに触れる機会をいただきました。

教育、医療、福祉、1次産業…
本当に多くの領域で課題が存在しているのだと、課題の多様さに気づくと同時に、

取り組む課題は違えども、共通項としての社会起業家像も見えてきました。

それは、
・壁があっても諦めず進んでいく”熱い想い(=Why)”
・課題解決の先にある”青写真(=Vision)”
があるということ。

そして、その背景にある、現場と現実に向き合い続けていること。
▷現場:ミクロ(当事者の声を聞く)+マクロ(俯瞰し構造としての課題を捉える)
▷現実:経済性も踏まえた持続可能な仕組みづくり

そんな、多くの社会起業家さんに触れながら、
自身の想いの源泉(=描きたい青写真)が漠然と見えてきました。

ココロイキル仲間を増やし、ココロオドル東北へ。

支援をする側と支援を受ける側。
教える側と教わる側。

このような関係性ではなく、より良い東北を創っていくであったり、新しい価値提案をしていける年齢や立場を超えた”仲間”という関係性の輪が広がっていったら素敵だな(よりワクワクする東北になるな)と思います。そんな青写真を描きたいがために、DMCの一員として旅館・行政・地域の垣根を超えた活動をしたり、東北の課題解決に向けた1歩や次世代のチャレンジを応援するような現在の活動をしているんじゃないかなと。

僕たち1人1人は"微力"かもしれない、けど、"無力"ではない。

1人1人が課題解決に向けた1歩を重ねていけば、
より良い社会を創っていけるのだと。


最後に。
朧げな青写真を描くために、R5年度に向けての指針を。

R5年度は「全体観を持つ」をテーマに日々を過ごしていこうと思います。

自分自身で考えてみても、仕事面(#社会起業、#社会課題解決etc...)、家庭面(#若者や#夫(国際結婚)、#自営業者、#よそ者etc...)と様々な当事者性(=顔)を持つわけですが、これはあくまでも社会の1面であるという姿勢を持ち社会を見ていこうということです。

当事者性に基づく考えでいけば、
「行政が社会起業を後押ししていくのは当たり前だ」となるわけです。

しかし、同じ業界でみても
「社会起業よりユニコーン企業の輩出だ」という意見もあります。

地域の子育て世代からは、
「起業なんかより子育て支援を」という声があるかもしれません。

これは決して、どこにも角のたたない当たり障りのないことをすべきだということではありません。

「当事者性に基づく”当たり前”というものは”当たり前”でないかもしれない。」

という姿勢を持ち、全体観の中で判断をすることが必要であるし、その判断軸たる全体観を持っていく必要があろうということです。


そう考える背景には、社会の3主体(官・民・社会)の変化があります。

官 :行政・政治
民 :ビジネス
社会:地域コミュニティ(=共助)


[過去:官(○)/民(◎)/社会(△)]

社会が成長フェーズであれば、ビジネスがどんどん経済を牽引し、行政・政治が社会課題に手当て(還元・分配)をしていけば良かった。

成長フェーズを経て、外注化が進んだ豊かな社会になりました。
この豊かな社会は、「お金があれば」豊かな社会です。
そのお金を得ていくためには成長が不可欠なわけです。


[現在:官(◎)/民(△)/社会(△)]

しかし、現在は、人口減&経済縮小フェーズ(成長が難しく持続可能性を追求していくフェーズ)です。

これまでであれば課題があればお金で解決できたわけですが、そのお金が不足してくる。行政・政治が担ってきた社会課題解決は、担いきれなくなってくるわけです(加えて、民に対する手当も増大)。

行政・政治の手当てから漏れた社会課題解決をソーシャルビジネスが担っている(担っていこうという萌芽が出てきている)状況にあるのではないかなと見ています。しかしながら、ソーシャルビジネスも万能ではありません。社会性>経済性でありながらも、最低限の経済性を担保していけなければ持続できないのです。


[未来:官(○)/民(○)/社会(○)]

そこで、意味を持つのが、先述の全体観だと考えています。
個別の課題にフォーカスをした対症療法ではなく、
全体観を持ち原因療法的なアプローチからの社会課題解決が必要ではないかと。

3主体(官・民・社会)それぞれの強みを活かした社会の仕組みを再設計していくということです。

もちろん、新しい仕組みを創る・土壌を創る・空気を創ることは1人ではできません。より多くの仲間を集めていく&共感を集めていくための伝え手自身も全体観を持ち、意味・価値を届けていく必要があると考えています。


ー社会起業家が育つエコシステム創出に向けて。
ーココロイキル仲間を増やし、ココロオドル東北へ。

今年度も、探求を続けていきます。


3. 過去の振り返りまとめ

社会人生活も5年目に突入しました。
小学生の6年間に次ぐ日数を社会人というカテゴリで過ごしてきたんだなとしみじみ思います。

学生の時は「足し算がわかるようになった!」「分数がわかるようになった!」と日々成長を実感できたわけですが(その裏側にはわかりやすく成長を実感できる問いを設定してくれていた先生方の存在があったわけですが)、社会人は成長のものさしは自分自身で設定する必要があるわけです。何となくで日々を送れてしまうからこそキャリア(=人生)という正解のない問いに向き合い続けていくことが大切なんだろうなと改めて思います。

社会人になってからは、毎年の振り返りをnoteにあげるようにしてきました。
1年後に読み返してみると、稚拙だな…/浅いな…と我ながら思うわけですが、至らなさ含めてあえて晒していくということもいずれ意味を持つと信じ続けていこうと思います。

[ローカル・キャリア#03] 社会人3年目。はじめての転職

[ローカル・キャリア#02] 社会人2年目。はじめての副業

22歳新卒が岩手県の観光ベンチャーに入ってみた話


つづく…

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