身体管理学協会ニュース(2023年2月1日発行)

日本身体管理学協会

身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局

2023年1月16日 08:23

◉新着情報
【第七期身体管理指導士®︎養成講座 スポーツテテーピング講座の様子】

昨年の11月9日よりスタートした第七期養成講座の全日程が終了しました。
受講生の皆様は実技講座、オンライン講座での学習を済ませ、認定試験も無事終えています。

先日、東京のとある貸しスタジオにてスポーツテーピング実技講座を行いました。テーピングはスポーツをはじめとした人間の様々な動きに対して、ケガの予防や発生個所の悪化予防に役立ちます。

原田主任教授の実技説明を真剣に聞き入る受講生の皆さん

各関節に対応したテープの太さや巻き方などがあり、機能解剖に関する知識をしっかりと持っておくことが大切ですね。


関節の構造や筋肉のつき方、各部位の形と制限したい動きを明確にすることが大切!

スポーツテーピング実技講座の面白いところは、実際に身体に巻いてみる(巻かれてみる)ことももちろんですが、そのことで体の動きとその制限の仕方、制限するとどう感じるのかを直接知ることが出来ますし、そのことでさらに体に対する理解を深めることにもつながります。


キネシオテープの貼り方も学びます!

最初は失敗することも当然ありますが、講座内で練習していくうちに皆さん上達されていました!

受講者の皆様、11月からの養成講座本当にお疲れ様でした。

この学びを是非毎日の生活に役立てていきましょう!

◉神谷教授の内科系身体管理の視点
【第19回:「年齢とともに生じる身体の変化」】

こんにちは、理事の神谷です。

このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

早くも2月ですね。寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

これまでの本コラムの中で、身体は時間経過とともに変化していくことについて、少しずつお話してきました。

今日はその続きで、何がどう変化するかについて少しずつ掘り下げてみたいと思います。

トレーナーの皆さんが分かりやすいところでは、「運動器系」があります。
産まれてから骨や筋肉が成長・発達する中で、個人差はありますが大きく強く太くなっていきます。

骨量も筋肉量も増え、骨は硬くなっていきます。

筋肉や骨の発達は、重いものを持ったり速く走ったりといった体力の向上につながり、健康やスポーツなどでも役に立ちます。

加齢とともに筋肉量、骨量、骨高度などは、一般的には低下していくものとされています。

20歳の時と同じように動ける80歳の方をそうそうお見かけしないのは、こういったことも要因の一つですね。

筋肉を動かすための指令を出す、脳や神経も時間とともに変化が起こります。子供のころから成人に向かう時期では、様々な学びや経験の機会とともに多くのことを憶えます。

身体を動かす方法もそうですね。身体は筋肉が収縮して動きますが、どこの筋をどのように動かすかは脳を中心とした中枢神経からの指令によって行われます。

年齢を重ねていくと、神経を伝わる信号の速度が低下すると考えられています。

これは老化の代表的な変化の一つですね。

また、認知機能や感覚などにも影響することと言われています。

心臓や肺では、成長とともに心肺機能が高まっていきますが、加齢とともに徐々にその機能低下していきます。

最大心拍数や循環血液量、肺活量の低下とともに、持久力の低下が起こります。

全身持久力は最大酸素摂取量という指標で評価することが多いですが、これも加齢とともに低下していきます。

そのほかにも視力や聴力などの五感に関わる部分も、低下する方向に変化していくとされていますが、これらのことも皆様の周囲でよく聞く話だと思います。

これらの身体にとって大事な機能の変化は、概ね皆さんに起こりますが、その程度には個人差があります。

少しでも長く良い状態を保ちたいとか、その時々でベストな状態でいたい、などの希望や思いは多くの方が多かれ少なかれお持ちのことと思います。

そのための大事な日々の行いとして身体管理があります。

身体管理を学び、実践し、周囲の方に指導することで元気に日々を過ごすことが出来る方が増えていくといいですね。

◉養成講座のご紹介
【実技講座の単発受講】

身体管理指導士®︎養成講座内の『運動器機能解剖実技』と『スポーツテーピング実技』の2つの講座につきましては、単発で受講できます。

詳細は下記の通りです。

【費用】両講座ともに1講座あたり¥30,000(テーピングについては別途約¥6,000程度の実費が発生)

【日程】詳細はお問い合わせくださいませ。

【条件】テーピング実技に関しましては、運動器機能解剖をご理解いただいている方とさせていただきます。(自己判断で可)

【備考】ご受講料につきましては、『受講から1年以内』に身体管理指導士®︎養成講座を正式にご受講された場合に、ご受講料から実技受講費用を差し引かせていただきます。
(そのため、費用が余分に発生することはございませんのでご安心ください。)

◎編集後記

1月中旬からずいぶん寒い日が続いていますね。

北日本の皆さん、天候、雪の状態はいかがでしょうか。
くれぐれも事故や雪崩などにはご注意ください。

今月はこの2年開催されなかった青梅マラソンが開催されます。

前回が2020年の開催で、新型コロナ騒ぎの出だしの頃でした。

私は2016年から出走しており、今回で6回目になると思います。

30㎞も走るので、体に良いとはあまり思っていませんが、ゴールした時の何とも言えない充実感・達成感があります。

私は人生において充実感や達成感を感じることは、大事なことだと思っていまして、マラソン大会はそれらを感じる方法の一つでもあります。

マラソンをしていると気付くことの一つに、プロセスの大切さがあります。

目標を達成しようと思うと、ペースを考えたりいつどこで何を補給するかを考えたり、途中で起こるアクシデントや想定外のこと等があり、それらと向き合い乗り越えながらゴールに向かいます。

そういうことの一切合切を乗り越えた先の充実感・達成感はひとしおのものがあります。

身体管理を徹底して、良いコンディションで臨みたいと思います。




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