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地方B2Bフリーランスが、食べていくための攻略本 ~独立1年を振り返って~

こんにちは!〝人間くさいコンテンツ〟をテーマに、コンテンツディレクター、ビデオグラファー、ライターとして活動している田中慎太朗です。

顧客、社員、株主など、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に、動画や記事を通して、コミュニーケーションを活性化し、売上向上や採用強化、ブランディングに繋げるため、オウンドメディア構築、SNS運用代行の支援、コンテンツ制作を手掛けています。現在は、6〜7社ほどのお取引きを継続的にしながら、単発で映像コンテンツ制作やライフワークでもあるドキュメンタリー映像の制作、YouTubeコンテンツ作成に取り組んでいます。

実は私は、2023年8月1日に新聞記者を退職して独立しました。大変ありがたいことに、独立後は私の熱意に共感していただき、たくさんのご縁に恵まれ、前職を大きく超える収入をいただけるようになりました。普段お世話になっている皆様にはこの場を借りて、お礼申し上げます。

さて、今回は私の独立後1年間を振り返るの同時に、

私のような「地方B2Bフリーランスが食べていくためには、何が大事?」

というテーマでコンテンツをお届けしたいと思います。大それたテーマに聞こえるかもしれませんが、言ってみればこれは

〝私が私自身のために編み出したフリーランス攻略本〟 です。

私自身、まだまだこれからだと自覚していますので、この記事は高尚なHow toというわけではなく、これから独立を考えている人、もしくは、フリーランスで活動中の方(昨年の自分のような人)に、少しでも参考になればいいな、という気持ちで読んでいただければと思います。


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ざっくり自己紹介します!

今回の記事で初めましての方もいらっしゃると思いますので、ざっくり自己紹介します。独立した背景について詳しく知りたい!という方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

私はもともと、熊本日日新聞社のイベントディレクター(2年間) として入社し、新聞記者(3年半)でした。はじめの2年は、記事下広告の出稿に伴うクライアントさんの主催イベントや自社催事のディレクション、行政の委託事業などを手掛け、2020年のコロナ禍に記者職へ配属となりました。

2020年の社会部(警察司法班)時代には、殺人事件や事故、人吉の豪雨災害などの取材で、現場を駆け回る日々でした。2021年〜22年には、福岡県境の熊本県南関町の記者(南関支局長)として、議会や選挙、ローカルな話題、地域から世界へ活躍するビジネスパーソンの紹介など、多岐にわたって記事を書いてきました。2023年春〜夏までの半年間はデジタル編集部記者として、Webファーストな記事コンテンツ制作に携わりました。

日々、ニュースに触れていく中、「もっと県民に広く伝えていきたい!」と心躍り、ワクワクするような出会いにも恵まれていましたが、記事枠の都合上、なかなか表に出せない機会が多く、悶々としていました。

「もっと伴走しながら企業活動や地域活動に密着すれば、より社会に貢献できることはできるのではないか!?」

中長期で、プロがコンテンツを作り続けていくことで、より良い企業活動に貢献し、ひいてはそれが社会の役にも立つはずだ、と決心し、私は2023年7月31日で退職し、フリーランスのビデオグラファーとなりました。

退職日。新たな決意を胸に、後輩から花束を受け取りました

私が考案したフリーランス攻略法を紹介します!

さて、ここからは、私が独立するために準備したこと、行動したこと、1年間の経験を経て必要だと感じたことをまとめました。1年前までは、私はひたすら諸先輩方に話を聞きにいく立場でしたが、逆に興味深く話を聞いてもらえる、または相談されることも増えましたので、この機会に私自身も頭の整理ができてよかったです。

ただ、これから話す内容はきっと、必勝メソッドではありません。

今年6月に、ひょんなきっかけで、私は世界三大投資家のジムロジャーズ氏にお会いしたのですが、ジムは「他人の意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、最終的には自分で決断することが大切だ」と話していました。

成功するためには、自分自身で戦略を立て、実行しなければ、再現性のある成功を掴み取ることはできない、と私も思います。

これからフリーランスを目指す方や、活動している方で、この記事を読んでいる人は、その上で、参考程度に読んでもらえればと幸いです。

※ジムロジャーズ氏との出会いについての記事はこちら↓

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〈攻略1〉 一番大事なのは、〝熱量〟

もしクライアントさんに「私(田中)のどの部分が最も評価できる点ですか?」と聞かれたら〝熱量〟と答える方が多いのではないでしょうか。

現代において、「フリーランスのビデオグラファーです」という肩書きの方は熊本にも山ほどいます。技術だけならば、代替できる人材、サービスはいくらでもあります。私より映像が上手なクリエイターなんてたくさんいます。
もちろん、技術に妥協してはなりません。常に、最高品質を求め、試行錯誤していくことはクリエイターである限り、終わりはないでしょう。

だからこそ
・どんな信念を持っているか
・なぜ独立したのか
・どんな社会を実現したいのか

という熱量をきちんと相手に伝えることが、大切になります。技術は同業者からみれば、優劣がすぐに分かってしまうことはあるかもしれませんが、ある一定の水準までいけば、一般の方には判断しようがなくなります。

だからこそ、誰と組みたいかが重要視されると考えています
熱量があれば、成長意欲も高いですし、困難にも立ち向かう粘り強さもあります。クライアントさんの人柄やMVVと共鳴すれば、予想以上のクリエイティブを発揮し、反響を生むこともできると信じています。

実際そのおかげで、私は素晴らしいクライアントさんに巡り合うことができました。独立1年目で、社会的にもインパクトのあるお仕事に出合うことができたのは、やはり熱量をきちんと伝え続けてきたからだと思っています。

また、熱量を伝えるときには、ストーリーが大切です。熱量を抱いた根拠となる部分ですね。これは小中高時代、家族の思い出、社会人、どんなときに出来上がった背景でも良いと思います。人は生きていると、たくさんの思い出が生まれます。楽しかったことや、苦労したこと、葛藤など、怒ったことなど様々です。このような原体験があることが重要で、これがあると、熱量を話すときに説得力が増して、イメージとして相手に伝わりやすくなり、信頼に繋がります。これは、私の自己ブランディングで大事にしている観点です。

※印象深い案件はこちら

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◉具体例1  熱量は行動で示せる


熱量は、言葉だけではなく、行動で示すこともできます。

ここでは独立して初めてのお客様でもあり、今でもお取引させていただいている藍の村観光株式会社さんは、人脈ゼロからSNS運用のお仕事に繋がりました。藍の村観光株式会社は、熊本県上天草市で「リゾラテラス天草」「藍のあまくさ村」「リゾラザバード」などの県内でも有名なリゾート施設、宿泊施設を運営する企業です。

中でもリゾラザバードは、2024年7月17日にリニューアルオープンし、インフィニティプール&サウナ及びレストランなどを導入。上天草ではこれまでになかったリゾート宿泊施設が完成しました。

リゾラテラス天草

リゾラテラス天草は、9年前に誕生したリゾート施設で、これまでは高齢者の団体旅行がメインだった天草に、若者やファミリー層を呼び込む起爆剤のひとつとなった施設です。

こちらは、化粧品大手のポーラ子会社「DECENCIA」の元社長で、上天草在住のフリーランス、山下慶子さんにDMして、私自身の話をさせていただき、藍の村観光株式会社の藤川護章社長をご紹介いただきました。ちなみに山下さんとはお会いするまで、全く面識はありませんでした。見ず知らずの人物からのDMを快く受け入れていただき、本当に感謝しかありません。

結論から言うと、私が熱量を伝えるため、最も忙しい7〜8月の2ヶ月間、レストランでアルバイトをすることにしました。社員さん同士の雰囲気を知り、お客様をリサーチし、会社のビジョンを知る上で最も効果的な方法でした。(きっかけは山下さんの「やってみたら?」という提案でした!)夏は、社員さんがお昼ご飯を食べる時間も16時過ぎになることもしばしば…!相当忙しかったのですが、社員の皆さんと一緒に汗を流せたことは、今となっては宝物のような思い出です。

2ヶ月間のアルバイト経験で培った私なりのアイデアを企画書に書き込み、提案したところ、無事に契約成立。うまくいく保証などありませんでしたが

結果など二の次で、まずは行動してきちんと熱量を伝えることが大切だ」

と肌身で感じた2ヶ月間でした。これは一生忘れてはならない教訓です。
藍の村観光株式会社さんは、1年たった現在も私にとって大切なお客様であり、気持ちとしては、もはや半分社員のような心持ちです。


〈攻略2〉地上戦を制し、空中戦を使いこなす

フリーランスとして活躍するには
緻密に練り上げた戦略が必要です

まずそれぞれの私なりの定義を話します。

  1. 地上戦 = 対面によるコミュニケーション

  2. 空中戦 = SNSによるコミュニケーション 

私は、2022年9月ごろから、本格的に独立するための戦略を立て始め、当初は、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトで動画編集案件を獲得していくという考えでした。試しに何気なく登録だけ済ませて、いろいろ触っていましたが、安い案件しかなかったり、待ちの状態が続いてしまったりと、全然案件を獲得するできなかったんですね泣 

当時はまだ会社員で、大々的な副業もできなかったからこそ動けなかったとはいえ、これは悲しすぎました。でも、確かによくよく考えてみると…

動画や文章で、100%熱量を伝えるって難しすぎる…!

ということ。そもそもネットという大海原のなかで、見つけてもらうのすら災難。今のパートナーと出会う前、めっちゃ使っていた恋愛マッチングアプリでも、どれだけ情熱的な口説き文句をプロフィールに並べても、ライバルが多すぎて埋もれていました笑

だからこそ、告白するときと同様、直接会って気持ちを伝えることがやはり大事ですよね…と原点回帰。私は、熊本で活躍する映像クリエイターやクリエイティブディレクターの諸先輩方に、私の熱量を伝えたうえで、どんな形で仕事を得ているのか、聞きにいくことに。

独立後も、見つけた、誘われたイベントには全て顔を出し、私の事業に親和性の高いブランディングやマーケティング、採用系のセミナーなどにも多く参加。自分の熱量を惜しみなく伝え、相手が課題を持っている場合は自分ならどんな課題解決ができるかを提案。それを繰り返していくうちに、少しずつ仕事が増えていきました。

特に上乃裏CIRCUSは出入りした回数が最も多いイベントスペースです。まさか自分自身がイベントを開くようになるとは想像できませんでしたが笑 この場所が私にとって特別な存在であることは違いありません。荒木さん!いつもお世話になっております。

こうして、地上戦を制することで重要になるのが空中戦です。

SNSはとても便利です。私は初めてお会いした方がもしSNSを使っていれば、いつもフォローさせていただいています。そこで一度繋がってさえいれば、私自身がどんな実績を作ったか、普段どんな気持ちで仕事に望んでいるのか、押し付けがましくなく、カジュアルに伝えていくことができます大事なのは、コミュニケーションが日常的になること。近所の住民のように中長期的に接することこそ高い価値であり、必ずしもフォロワーが多い必要はありません。むしろ、気軽にSNSで挨拶できる方がどれだけいるかの方が重要だと考えています。(気軽にメッセージを下さる皆様、いつも本当に嬉しいです!!!!!ありがとうございます!!!)

さらに、付け加えるとすれば、SNSは、自分自身をメディア化することをお勧めします。

SNSはそれぞれ適性があり、得意なことや苦手なことがあることを押さえておくと使いやすくなります。※それぞれのSNSのイメージは、主観も含まれます。また、Xに関してはさほど詳しくないため、ここでは言及しません。

【Instagram】アカウントの投稿(画像や動画)が整理されていて見やすく、ポートフォリオとして活用できる。また、ストーリーズをうまく運用すれば、ほぼクローズドで日常的なコミュニケーションを促せる。よって、心理学でいう単純接触回数を増やし、エンゲージメントを高めやすい。しかし、コンテンツ制作の工数を増やさなければリーチするのが難しい。

【TIkTok】投稿(画像、動画)のリーチ力は高いが、体系的で深い理解を求めることは難しい。どちらかというと、浅めのコミュニケーション。扱うテーマによって、リーチが難しい場合もあり、内容によってコンテンツの工数は変わる。中長期的なコミュニケーション力は、インスタに軍配が上がる。

【Facebook】メッセンジャー機能がとても使いやすく、一度つながってしまえばビジネス用のLINEとして使える。ユーザーの年齢層が高いため、経営者層とSNSで繋がるには必要不可欠。共通の友達が表示されるのも(雀の涙ほどだが)互いの信頼構築にも寄与できる。

【note】体系的に事情を伝えることができ、ストックした過去記事も見やすいので、自分自身をより深く知ってもらう、または好きになってもらうオウンドメディアとして最適。過去の実績や、創業の経緯など、事情を論理的に説明できるので、第三者からリサーチをされたときに最も効果を発揮する。

自分自身をどうメディア化すればいいのか、わからないという方がいたら、ぜひ気軽にご相談くださいね。

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◉具体例2  うまくハマれば、加速する

地上戦と空中戦の使い方が、うまく掛け算としてハマればブレークスルーが起きることがあります。その最たる具体例は、私が2024年3月にあった、熊本県知事選挙のSNSチームのボランティア活動の話がいいでしょう。私は、SNSチームのコンテンツ企画・制作担当として、当選した木村敬さんのメンバーとして活動しました。※ボランティアなので一銭ももらっていません。

SNSチームメンバーの皆さん。田中は奥の方にいます笑

私がライター兼ビデオグラファーとして契約している「ジョブアンテナ熊本」の主催イベントで、出会ったRITAグループホールディングスの倉崎好太郎社長と名刺交換をしたとき、「今、こういうボランティアやってて!動画クリエイターがいなくて困ってたんだけど、よかったらしませんか!?」とお誘いいただき、これも何かのご縁だと思い、ジョインしました。

ここで、起きた加速とは一体何か?

結論から話すと、県内あちこちで大勢の前で遊説し、その活動のほぼ全てを余すことなくコンテンツ化したことで、Instagramのフォロワーが1ヶ月で約4000人増えました。(選挙から4〜5ヶ月後の現在は、約9000人到達)普段関心の薄い「政治」というジャンルにおいて、この伸び率は全国的にも珍しく、大きな注目を集めました。

選挙は「空中戦」、県内遊説は「地上戦」と捉え、ターゲットのSNSユーザーがどんな話題や動画、切り口に興味を持ってもらえるか想像を膨らませながら企画を考えました。選挙なので「どんな人たちに届いてほしいメッセージなのか」を明確にし、候補者の人柄がうまく出るような企画設計を前提としました。マニフェストなど、浅いコミュニケーションでは説明しきれない部分は、LPや長尺動画コンテンツ(YouTube)に役割を持たせ、分かりづらくてとっつきにくい政治の話をなるべく1分間にまとめてもらうことで、興味を持った人たちをどんどん巻き込んでいく形をとりました。結果としては、これが当たりました。

こんな出会い方をするまでは、政治に関しては少し距離を置いていました。記者時代に仕事として携わり、良くも悪くも様々な場面を見てきましたので、しばらくはいいかな、という気持ちが正直なところでしたが「SNSの力で少しでも多くの県民にリーチし、政治に興味関心を持ってもらえれば、一種の社会貢献になるかもしれない」と思い、活動しました。今では、自分自身のスキルアップにつながったり、大スケールで実験をさせてもらえたようなものですから、とても貴重な機会になりました。何より、いろいろな方と出会い、語り合うこともできたので、良かったです。

私自身、「こんな大ボリュームな記事を一体誰が読むんだろうか」と思いながら執筆しているのも、一種の空中戦略です。私に興味を持ってくれた方に、より関心を抱いてもらうために、きちんと熱量を残しておく。長い目で見ると、これが信頼につながっていくと考えています。


〈攻略3〉とにかく学んで、選択肢と視野を広げる

人と会う、読書する、何事も体験するなど、今でも学びを追求しています

私は独立する、ちょうど1年前から、学びの時間をもっと増やそうと決心し、行動してきましたが、これがなければ今の自分はなかったと思います。

最初は、動画クリエイターとして仕事をとるならYouTubeを見て学ぼう、というところから始めました。しかし、これがどうもうまくいかない。たくさんのビデオグラファーや動画ディレクターが詳しく丁寧にHow to を話してくれているんですが、私の中では、飛び道具的なものとしてしか認識できずうまく〝自分ごと化〟できなかったんですよね。手段から先に考えてしまうと私はうまく行動できなかった。「それはあなただからできたんでしょ!!!!」と途中で思考停止してしまうんです。

そんなとき、ちょうど私は、大河ドラマの「青天を衝け」にハマっていました。新1万円札の顔である、日本資本主義の父、渋沢栄一を俳優の吉沢亮さんが演じています。

これを見て、経済がどういう仕組みで回っているのか、という広い視点から自分の仕事はどんな役割を担っているのかについて考えるようになりました。(※大人気漫画での「鋼の錬金術師」で例えるなら…「一は全、全は一」ですね)「手段にとらわれず、私だからできることは何か」と考えるようになると、私の凝り固まった視野は広がり、ビジネスの幅が増えたんです。

そこで、私の強みをもう一度振り返りました。 それは「人よりも動画を撮ることがうまいこと」でもなく「人よりも文章が書ける」でもありません。

本質的なものは、「何を撮れば面白いかを見極められる」「何が面白いか議論を促すことができる」という点だと思ったんです。それに加え「人と円滑に協力し合うことができる」という部分も掛け合わせたところ、誰よりも「事業者と伴走できるクリエイター」に自分はなれるはずだ!と腹落ちしました。

つまり、学びを追求すれば、広い視野を獲得することができ、市場における自分の立ち位置や価値が見えるようになったんです。そこでやっと、需要を掴み、アプローチしていくことが可能になりました。手段にこだわらなくていいので、映像にこだわる必要はない。この話題を最もインパクトを強く発信するためにはどんな手段が適しているか、と考えて実践すればいいと思えるようになり、私のスタイルになりました。

これは、結果として「PRパーソン」と呼ばれるお仕事に最も近いかもしれません。今の私は、映像コンテンツ制作だけでなく、ライティング、オウンドメディア構築、SNS戦略立案など多岐にわたります。

腹落ちしたら、もうアンストッパブルです。今後も学びを怠らなければ、どんどん成長でき、どんどんビジネスの幅が広がるので、多少は「仕事が来なくなるのいではないか?」という不安も和らぎました。学びは精神安定剤!

セミナーやイベントに足繁く参加する目的は、
熱量を伝えるだけでなく、新たな選択肢を見つけるためでもあります。

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おすすめの学びコンテンツをピックアップ!

海外旅行へ行くことも、最高の学びです!

私は、独立する1年前から学びの探究が始まりました。この2年間で最もおもしろかった!ためになった!と思う書籍や動画を6本ほど紹介していきます。どれもこれも、おもしろすぎて何度か見返したりしてますね。「学ぶように遊び、遊ぶように学ぶ!」という気持ちが大事ではないかと思います。

★1本目はこちら!USJをV次回復させたことで有名なマーケター森岡毅さんが執筆した書籍になります。

みなさんはマーケティングの定義は何?と聞かれてすぐに答えることはできますか?専門家でも、それぞれ定義は微妙に違ってくると思いますが、私は森岡毅さんの「消費者に売れる必然をつくる」ことを基本モデルにしています。この本は、USJの戦略、戦術、具体的な事例をもとに、体系的にマーケティングを学ぶことができます。

マーケティングって、ただの流行り言葉ではなくて、歴とした学問なので再現性があります。ビジネスパーソンとして活躍することを目指す以上は、必須になると思いますので、ぜひこちらはおすすめです!

★2本目はこちら!ディスカバリーチャンネルのドキュメンタリーシリーズ!「覆面ビリオネア」

わずか100ドルの資金を元手に90日間で100万ドルの価値がある会社を作り上げることはできるのか?億万長者で起業家のグレン・スターンズが自らの素性を隠して挑戦するドキュメンタリーシリーズ!縁もゆかりもない土地に降り立ち、ゼロから出発。自らの知識と経験、アイデアを武器に道を切り開いていく。果たして次々と訪れる危機を乗り越え、目標を達成することはできるのか。ビジネスで成功するためのヒントと心得が凝縮された、前代未聞の挑戦を追う!

YouTube概要欄より

もう、ぶっ飛びすぎた企画ですよね。これを見たら、独立をするときに抱く漠然とした不安は、ひとまず解消されます。億万長者の方も、ゼロから始めるとなると、元手となる資金をどう作るのか、という思考から始まります。住むところも人脈もなくても、熱意があればここまで辿り着けるのか、と勇気をもらえますし、ビジネスの鉄則、金言を得ることができるので、学びながら楽しめる最高のエンターテイメントです!ぜひおすすめです!

★3本目はこちら!「くまモン」を生んだひとり!水野学さんの「センスの教科書」

「自分には、おしゃれな発想とかできないし…」と悲観的な方がいたら、特に見てほしいなと思います。これを読むと、様々な体験に投資をすることの大切さや、日常に転がっているあらゆる「コト」「モノ」から、知見を得ることができるようになると思います。日頃から、あらゆる事象に対して「疑問」や「感想」を持ち、言語化するって本当に大事ですよね…! これを読んで自分の中で抱いた違和感や感動って、意外とビジネスで役立つんだ…!と思えるようになりました。

★4本目!学校では勉強できない「お金の学び」の詰め合わせ!

「投資」「積立NISA」「株式」「源泉所得」とか、独立するといろいろなお金に絡む話が出てきます。正直、何が何だかわからないですよね…!だから、もし一からちゃんと勉強したい!と思ったら、こちらの本はお勧めしたいですね。うまく社会が回り、多くの市民に利益をもたらせるように、お金の概念が生まれましたが、その根本に迫ることができます。お金に対する漠然と
した嫌らしさ、不安がなくなると思います!

★5本目!熱量が大切なことを教わった、偉大な熊本の大先輩の書籍

山田さんは、これだけ多様なブランドがあるアパレル業界において、メイドインジャパンを世界に届けようと、日本にかつてなかった事業を展開しています。しかし、それは生半可な道のりではありませんでした。常人ならとっくに諦めてしまうであろう困難な状況の中、歩き続けられたのは〝信念〟があったから。起業家にとって「熱量」が大切なことを教えてくれたのは山田さんで、私にとっては師匠のような存在です。読みやすくて、超おすすめです!

★6本目!地方で働くなら〝あるある事案〟⁉︎ 中小企業には経営がない話

記者をやっていたときに、実は一番思っていたことだったんです。特に行政にありがち。社会のために良かれと始めた施設や事業が、10年経つと誰からも注目されないお荷物案件とされてしまうことが、よくあったので、焦ったい気持ちだったんです。素晴らしい伝統工芸の職人さんたちも、経営がないため、補助金頼りで稼ぎがなく、苦しい思いをされている実情などについても、中川政七さんが語っています。客観的に地方の経済を見れるようになれそうだったので、おすすめです!


最後に

ここまで、読んでいただき、ありがとうございました!
「私のための私によるB2Bフリーランス攻略本」はいかがでしたか?
ぜひ感想などを教えてもらえると嬉しいです。

さぞ大層なことを書いたかもしれませんが、私のビジネスはまだまだ始まったばかりです。人に何か教えたりするほど、社会にインパクトを与えたわけではありませんが、少しでもこの記事が誰かの役に立ち、社会に還元されていけば本望です。

そして、これからも、私はどんどん社会のために役に立ち、どんどん活躍していきたいと思っておりますので、これを読んでいただいた方で、広報やコンテンツにお困りの方はぜひお気軽にご連絡ください!

どんな形でお役に立てるかわかりませんが、ぜひ話しましょう!オンラインでもオフラインでも大歓迎です!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。



コンテンツディレクター:田中慎太朗

インスタグラム:https://www.instagram.com/shinta_rosso/

フェイスブック:https://www.facebook.com/shintaro.tanaka.507

メールアドレス:tanaka2874@gmail.com


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