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海外でリモート勤務をしてみて思った事(初日~2週間目 編)

定時に会社へ出社し、帰る。

この生活になんら疑問を持たず日々を過ごしていた私も、例外なくコロナの影響を受けている一人だ。コロナによって生活環境は一変、終業後の会食や習い事などは一気に自粛モードになり、自宅に居ることが格段に増えた。

当然働き方にも大きな変化があり、基本的には自宅で勤務をするリモート体制が中心になった。この生活を続けてみると、今まで当たり前だった事や 見えなかった部分が新たに浮き彫りになり、非常に勉強になった部分がかなりある。

自分の今後の働き方も考えさせられるほど 今回のリモート勤務はたくさんの学びがあったので、今回は自分への自戒も込めて、リモート勤務を通して感じた事を記していきたい。


■レスポンスの速さはリモート勤務の大前提、、、?

リモート勤務となると、当たり前だがチャットやメール・Skypeなどオンラインでのやり取りが非常に重要になり、必然的にやり取りの量も増える。 その中であまりにも返事のテンポが遅い人は、誤解を恐れずに言うと仕事にならない。

一緒に働くチームの中では、ある程度 最新情報をキャッチするスピード  (=レスポンスの速さ)は足並みを揃えないと、フォローアップ等に無駄な時間を割きかねないなと感じる場面は多々あった。


■活字のニュアンスが大事

同じ言葉であっても、対面で伝えるか、活字で伝えるかで受け手の印象は大きく異なる。

さらに言うと、ビジネス上のフォーマルなやり取りを、チャットやLINEなどの気軽に交流できる環境下で進めていくと、送り手と受け手の捉え方に少々ギャップが生じるシーンが多々あった。

傾向として、活字の方が受け手に与える印象は少々ドライになるというのは念頭に置いた上で、枕詞やフォローの言葉、時には絵文字なども効果的であるというのは、オンライン上のコミュニケーションでは非常に有効的だと感じた。


■ビデオ通話の際の、トラブル対応力

SkypeやZOOM、Microsoft Teamなど、社内外ともにオンラインビデオ通話を利用する機会は多々ある。そういった場合、オンライン特有のトラブルへの対応力も非常に重要になってくる。                 (音声トラブル、接続不良、質疑応答含めた時間配分など、、)

決められた時間を有効活用できるよう、当たり前ではあるが事前に設定の 確認や各サービスの利用方法など、最低限理解した上で進めていくのが重要である。


■ 常に現れる通知 VS 目の前の作業

何か別の作業をしている時でも、常に現れる通知に目が向き、どうしても 目の前の業務が一時中断されたり、集中力が散漫になってしまう。文字のやり取りだと会話以上に必要なラリー数が増えるので、会話であれば数秒で済むのになぁ、、と思う歯がゆいシーンは多々あった。


■他スタッフの終業タイミングが不明瞭

会社に来て勤務している場合には、誰がいつ帰ったかは明白であるが、  オンライン上になるとこの辺りは不明瞭になってくる。

利用しているサービスによっては最終ログイン時間が明記されるが、一時的に席を外している可能性もあるので、ログイン時間だけで推測するのは少々心もとない。

ただ、出社していない分「この雰囲気では帰りにくい、、」というような事もないので、自分の業務のタイミングで気持ちよく一区切りつけられるのは、非常に心地よい働き方だなと感じる。


このように同じ業務を行うにしても、オンライン/オフラインでは少し進め方のコツが異なる。そしてそのコツの習得というのは、今後の働き方において絶対に知っておくべき事項だなと直感的に感じている。


こうして振り返ってみると、内容的にはややネガティブな面が多いように見えるが、現時点では単に慣れていないだけで、この勤務スタイルに慣れたら今までよりもっと気持ちよく、かつ効率よく勤務できるのではないかと前向きに捉えている。

ただ、やはり人に直接会うというのを省くのはどうしても難しいので、  今までの働き方に加え、何かソリューションを起こしていけたらいいなと思う次第だ。


今後もしばらくは、仕事においても今のような柔軟な対応力が必要になる。日を重ねる毎に感じることや見えてくる景色も異なるので、引き続きこの点にはアンテナを張って過ごしていこうと思う。

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