埼玉県自民党の「放置禁止条例」がなぜ問題なのか
どこやこんなスカポンタンな条例作るところは!と思ったら埼玉か!埼玉自民党おかしいやろ!「放置=虐待」って考え狭すぎるねん!上の子おっても留守番させたらアカンって、どんだけアカンタレな考えしとるねん!埼玉自民党はまともなのおらんのか!
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子育ては、子どもが親を離れて第三者の海で泳げる力を身に着けてもらうこと。親から離れる力を身に着けてもらうこと。そらまあ小さい子は親べったりや。でも親も人間。少し距離を置けるって、心理的に休みを入れるのも大切。子どもにも大切。それを頭から否定する条例っておかしいやろ。
両親のやってた「子どもの広場」にある日、とても大きなビニール袋にポテトチップスを詰めた兄弟が来た。「それ何?」と聞くと、「おべんとう」。「お母さんは?」と聞くと「パチンコ」。そう、育児放棄になりかけてた。でもな、なんでそのお母さん、そうなったと思う?
お母さんにだけ育児を押し付ける環境になってたからや。完全ワンオペ。息を抜くこともできない。一人になる時間が全くない。一人になる時間、息抜く時間がないと、人間はおかしなる。人間は、ずっと同じことを続けられる生き物やない。時折、気晴らしせな精神的におかしなる生き物。
で、両親は育児支援室を作った。当時、大阪市でそんな取り組みは公的にも私的にも見当たらなかった時代。育児支援と言っても、お母さんたちが子どものことを気にせずにコーヒー飲んでおしゃべりする場所を提供するというだけ。その間、私の親父さんが赤ちゃんや小さな子相手に遊んで。
そしたら、それがどえらい息抜きになったらしい。かなり遠方の母子も来ていた。ワンオペで、この子の命は私にかかってるという重圧、だけどそれが24時間365日続いて息抜くことすらできない。周囲は「母親なら当たり前」と手を貸すことすらしない。どうしたらいいの?と。
コーヒーを飲み、おしゃべりするほんのひととき、子育てから開放され、息抜きできる。それですっかり、優しいお母さんに戻れる。ほんの少し息抜きができるだけで。
埼玉自民党は、条例作るんやったらお母さんたちの息抜きする手立ての方を考えんかい!虐待してるのは母親違う、そこに追い込む社会や!
罰則という発想が許せん。お母さんたちを追い詰めるだけやんか。どうせ条例作るなら、お父さんも子育てに参加すること、子どもの面倒見るのにご近所も手助けしやすい環境を促すこと。「促す」というのは、前向きなものである必要。罰則って何やねん!一番子育てで取ったらあかんアプローチやないか!
ごみ捨ての時にちょっと子どもの面倒を見てくれるご近所、そんなご近所が増えるような施策ならいいけど、今の条例のままやったら、まだまだ育児の中心であるお母さんを追い詰めるだけ。この条例はお母さんたちを精神的に追い詰め、かえって虐待を増やす恐れがある。精神衛生を損なうからや。
父子家庭も困るやろう。お父さんが育児の中心の家庭も、かなり困るやろう、この条例。誰やこの条例作ったん。子育ての実態がわかっとらん奴らが作ったんやろ!まずは現場回れ!現場の話を聞け!どうせ変にエライさんの話しか聞いとらんやろ、埼玉自民党!
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