慢性疲労症候群から抜け出した体験記

私は、慢性疲労症候群の条件にぴったり当てはまる状態が2、3年続いていた。ひどい疲労感があって動く気にならず、ところが座っていてもしんどく、寝てもすぐに背中が痛くなって眠っていられず、疲労感がありすぎるから運動する気にもなれず。眠れない、動けない、休もうにも休めない。

私は原因を「極度の運動不足と睡眠不足」にあると仮説を立てた。
運動不足で血の巡りが悪い→血の巡りが悪いから四時間も横になるとうっ血して背中などが痛くなり、眠っていられなくなる→眠れていないから眠くて仕方なく、運動する気にならず、極度の運動不足に
という悪循環が起きてると自己診断。

で、一週間休みを取り、無理やり自分に運動と休息を強制することにした。朝夕2回ジョギングしたらひたすら休息することにした。
最初の3日間は歩くよりも遅い、ひどく重い足取りでジョギング。それでもなんとか朝夕走り、グッタリ横になる、を続けた。

4日目になって、背中のうっ血した血が溶けていく感覚が。足取りもその時から徐々に軽くなってきた。とても食べきれなかった民宿の食事はペロリと平らげて、おかわりまでするように。横になっても背中が痛くなることはなく、ぐっすり長時間眠れるように。

一週間の朝夕2回のジョギングと、その他の時間の徹底した休息で、なんとか慢性疲労の悪循環から抜け出し、眠れるようになり、眠れるから動く気になり、動くから、寝ていてうっ血の痛みで目が覚めるということもなくなった。それでも慢性疲労から完全に抜け出すのに2年はかかった。

お医者さんによると、慢性疲労症候群は西洋医薬でも漢方を使っても治せないのだという。処方はあるらしい(ビタミンCの大量投与など)けれど、どうも効果が薄いらしい。私の経験はn=1だけど、お役に立つ方がいれば幸い。

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