高専卒がPMとして苦労している話 vol.3
こんにちは。株式会社クアンドPMの新家です。
私は北九州にある高専を卒業して、いわゆる大企業に就職しました。しかし、紆余曲折あって大企業を退職し、地元福岡のスタートアップ企業(クアンド)に転職しました。そして、私は当初エンジニアとして働いていましたが、自分の希望もあり現在はPMとして働いています。(時々エンジニアとして開発したりもしますが笑)
そんな私がPMとして苦労していることを実体験を交えながら書いていこうと思います。このような記事にしていますが、PMとしてまだまだ未熟で現在進行形で苦労しています!笑(※「高専卒が」と題していますが、あくまで私の苦労なので高専とあまり関係ない場合もあります。)
顧客を巻き込む難しさ
私は主に顧客である企業とプロジェクトチームを組んで、会社もしくは業務のDXを推進するようなプロジェクトに従事しています。その中で、最も難しいと感じているのが、顧客を巻き込んでプロジェクトを加速させることです。
プロジェクトを開始させるきっかけとして、大きく2つに分かれると私は考えています。実際に業務を行う人が改善を懇願しているパターン(ボトムアップ型)と経営層が改革を行いたいと考えているパターン(トップダウン型)です。私が特に難しいと感じているのは、後者のトップダウン型です。
このパターンは、経営層が「業務の効率化を図りたい」、「先進的な取り組みをしたい」という考えからプロジェクトが開始されるのですが、実際のプロジェクトチームには、担当者・管理者レベルの方が参加されることが多くあります。そうするとどうなるかというと、こちらがいくら推進していこうとしても先方の担当者があまり自分事ではなく、思うように進めないような状況に陥ります。
私もまさに前述のような状況に陥ってしまい、なかなか自分が考えているように進められず、頭を悩ませる時期がありました。そこで私がとった対策としては、徹底したプロジェクト推進イメージの共有と適切なタイミングでのキーパーソンへのアクションの設定です。
1. プロジェクトイメージの共有
徹底したプロジェクト推進イメージの共有とは、事ある毎に次はこういうアクションをいついつまでにやります、そこでこれを決めて、その結果によってこのアクションに移りましょう、そしたらこれが成果として出てきますといったプロジェクトの予定を先方の担当者に話します。そうすることで、どういうことをやるべきでその結果どういう成果が得られるという内容が、先方の担当者にも理解され自分事に近づきます。
2. キーパーソンへのアクションの設定
もう一つの適切なタイミングでのキーパーソンへのアクションの設定とは、経営層への報告などのマイルストーンを設けることです。我々としてもプレッシャーのかかる事なので、もちろんどのタイミングで行うかは慎重に考える必要がありますが、このマイルストーンを設けることで担当者もそこまでになんとか報告できる成果を出さなければいけない!と考えるため、より前のめりでプロジェクトに関わってもらえるようになります。少し荒療治な気はしますが、プロジェクトチームに担当者が配置されるような大企業であればあるほど効果的な手段であると私は考えています。
このように偉そうに書かせていただきましたが、実際は現在進行形でまだ改善が必要だなと感じている部分も多くあります。おそらくこの顧客とのかかわり方において銀の弾丸のようなものはなく、顧客の状況またはタイミングによって様々な対応をとるべきであると思うので、これからも試行錯誤しながら進めていきたいと思います。
また経験談が溜まってきたら記事にしたいと思います。
最後に
高専卒の方や同じくPMの方に、少しでも共感していただけたり、興味を持っていただければ幸いです。今回は、コミュニケーションについて苦労している点を書かせてもらいましたが、まだまだ苦労している点はあるので、vol.4を楽しみにしていただければと思います。
なんかこういう苦労話みたいなのをラフに話せる場があったらいいですよねー。。。(話してくれる人募集中です。笑)
ちょっと宣伝
私が勤めている株式会社クアンドでは、日本の産業をアップデートする事をミッションとして社会課題に取り組んでいます。
そんな私たちと一緒に働いてくれる仲間を大募集中です!
特に、今まさにSynQというプロダクト開発を進めており様々な職種のメンバーを募集中です!もしご興味を持っていただいてお話だけでも!という方もぜひご連絡ください!
無いとは思いますが、もしこの未熟なPMに興味を持ったということがあれば、泣いて喜びます。笑