コーチングの主役はクライアントです。関心の全てをクライアントに向けましょう。
「クライアントが主役です」という割には・・・
「コーチングの主役はクライアントです」
こういう言葉をコーチはよく言いますが、実際にはコーチが主役になってしまうコーチングセッションが存在します。
コーチがセッション中に下記にような事を考えている場合です。
・上手い事(質問)を言ってやろう
・すごいコーチと言われたい
・クライアントは満足してるかなぁ
どれも自分に矢印を向けてしまっています。関心を自分に向けてしまっているのです。
「上手い事(質問)を言ってやろう」について
これは最早何のために質問しているのか目的がメチャメチャです。質問はクライアントの為にするもの。上手い事を言って自画自賛したり、褒めてもらおうという時点で、コーチの為の質問になっています。
「すごいコーチと言われたい」について
最早、「すごいコーチと言われたい」と思っている時点で、「すごいコーチじゃない・・・」というシンプルな真理です。
「クライアントは満足してるかなぁ」について
これは普通は気になりますよね。また一見クライアントに関してを向けているように思えます。しかし、セッション中にコーチが「満足しているかなぁ」と考えるという事は、本筋とは別の事を考えているという事なります。満足しているかどうかは結果論なので、そんな事を気にするよりもセッション中のクライアントに意識を向けましょう。
クライアントに全力で関心を持つ
コーチングの主役はクライアントです。
クライアントが主役というのは、矢印をクライアントに向ける事。つまりクライアントに関心を向ける事です。さらに言えば、一点の曇りなく全神経をクライアントに関心を向ける事です。
セッションとは関係ない余計な事は考えない。とにかくクライアントに対して全神経を集中するがベストです。
自分への関心はセッションが終わってから
自分への関心はセッションが終わってから向けましょう。ビジネスにおける「お金は後からついて来る」と似たような感じで、クライアントに全力で関心を持ってコーチングをしていれば、後から信頼がついてきます。先に信頼を得ようとして自分に矢印を向けると本末転倒です。
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