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聞き上手な人は「情報」よりも「相手」に焦点を当てて聞く

今回は、相手が聞いてほしいことを上手に聞くことができるように気をつけていることを一つ紹介します。
 
 
相手の話をきちんと聞こうと思って、ついやりすぎてしまうことがあります。
それをやりすぎないように気をつけることで、本当に聞いてほしいことを聞いてもらえたと相手に思ってもらえます。
 
良い人間関係を築くためには、相手の話をよく聞くことが最良の方法だと思います。
相手に「聞いてもらえた」と思ってもらえるために気をつけている点をお話します。



相手が聞いてほしいことを上手に聞くには
「情報」よりも「相手」に焦点を当てて聞くことがポイントになります。
 
情報を聞くことをやりすぎないようにするのです。
 
きちんと相手の話を聞こうと思うと、全体の状況を把握したいと思います。
「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」いわゆる5WHを使って、相手が置かれた状況を把握しようとします。
 
なるべく正確に状況を把握したうえで相手を理解しようと。
 
しかしながら、相手が聞いてほしいのは情報ではなくて「気持ち」です。
いちいち質問されると、聞いてほしい本質部分を話す意欲が失われる結果になるのです。
 
 
人は自分に関心を持ってもらいたいと常に思っています。
話を聞くときには焦点が相手から情報に逸れないようにしなければいけません。
 
 
状況や内容が不明確だなと思いつつも、いちいち質問せずに相手の気持ちを追いながら聞く。
すると結果的に相手は「話を聞いてもらえた」と感じます。
 
 
補足ですが、相手が「情報」よりも「気持ち」を語りやすくなるための聞き方の技術も紹介します。
 
それは相づちの仕方にあります。
 
「情報」よりも「気持ち」が語られたときに大きな相づちをするのです。
 
話し手が語る内容には、「情報」を語っている部分と、「気持ち」を語っている部分があります。
情報に相づちしすぎると、話が気持ちから情報に逸れていきます。
 
どのような出来事があったのかよりも、その時にどのような気持ちだったのか。
気持ちの語り部分に大きな相づちを打つことでより気持ちを語ってもらえます。
 
聞き方のご参考に。
 
 
 
今回は、聞き上手な人は「情報」よりも「相手」に焦点を当てて聞くという話をさせていただきました。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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