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目標を叶えるために注意力を味方につけよう

今日は2023年1月1日。
 
昨年を振り返り、
今年はどのような一年にしたいのか、
目標を考えますよね。
 
あなたは、昨年どれだけの
目標が叶いましたか?
 
叶ったものもあれば、
叶わなかったものもあるのではないでしょうか。
 
今回は、目標を叶えるために
おさえておくべき話をします。
 
よく、「目標を紙に書き出して毎日眺める」と、
目標は叶いやすくなるという話があります。
それは「その通りだな」と思います。
 
それにより目標が叶いやすくなる理由は、
いくつかあるのかもしれませんが、
1つには「注意力」が大きく関係しているのではないかと思います。
 
この「注意力」を味方につけることで、
目標が叶いやすくなるという話を
したいと思います。



目標を叶えるには、
「目標に注意を向け続ける」こと
が一つのポイントになりそうです。
 
一年の初めに目標を立てたのにも
かかわらず、注意が散っていき、
目標自体を忘れていたり
ほかの目標に目移りしたりする
ことはありませんか?
 
「紙に書き出して眺める」のは、
目標への注意が散らないようにする術
であると思うのです。
 
 
そもそも私たちの注意は散りやすい
ようにできているようです。
 
心理学者ティモシー・ウィルソンによると、
私たちが受け取る情報量は
無意識によるものが圧倒的に多く、
意識的に注意を向けることができるのは、
わずか0.0004%程度だそうです。
 
いかに意識による注意力の小さいことか。
 
注意力を意識的にコントロールすることは
容易ではありません。
外からの刺激に反応して、
どんどん注意が散っていくためです。
 
このように人の注意が散りやすくなったのは、進化の過程にあるようです。
 
原始の頃の狩猟採集生活では、
忍び寄る外敵から身を守らなければ
いけませんでした。
「茂みのガサガサ」という音などに
注意を奪われることで、外敵の存在に
気づくことができました。
注意の奪われやすさは、
生き延びる確率を高め、生存に有利な働きとして必要だったのです。
 
 
ここからは、「注意力を味方につける」
という話をしますが、正確に言うと、
環境を味方につける」ということに
なります。
 
たとえば、
YouTube動画を長らく観ていることで、
自分の興味・関心の分野が変わっていった
という経験はありませんか?
 
ちょっと興味を持って同じようなテーマの
動画を観ていると、YouTubeが
「あなたへのおすすめ」動画として、
似たような動画をどんどん表示して
きますよね。
それによってさらに興味を持って
のめり込んでいきます。
これは新しい分野に興味を持つという
意味ではすばらしいですが、
YouTubeに自分の注意をコントロールされている気もします。
 
私たちが注意をコントロールするのが
苦手な生き物であるならば、
環境を味方につけることの方が賢明です。
目標に向けて環境を整えていく
のです。
 
紙に目標を書き出して、
部屋に貼っておくことで毎日目に入り、
「目標に注意を向け続ける」
ことができます。
PCの壁紙やスマホの待ち受け画面に
目標を表示しておくことで、
頻繁に目にすることができます。
また同じような目標を持つ人の
コミュニティに属することで
意識を保つことができます。
 
考え方によっては、私たちの
人生とは、私たちが注意を向けたあらゆる物事の総体」です。
何に注意を払うかによって、
私たちの現実が決まるからです。
 
あなたは、何に注意を払っていますか?
 
 
今回は、人は注意が散りやすい生き物
なので、目標を叶えるためには、
環境の力を借りましょう
という話をしました。
 
 
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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