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会話の技術(声の大きさや速さを合わせる)

今回は、会話の技術の一つとして、
相手の声の大きさや速さに合わせて自分も話すと、心地よい会話ができるという話です。
 

心地良く話をしてもらうには、相手に合わせて会話をすることが大切です。
その際に何に合わせるのかといいますと。
 
話の内容ももちろん大事ですが、「声の大きさや速さ(声の調子)」にも着目しましょう。
 
相手は気づいていなくても、無意識レベルで共鳴することになるので、強力です。



相手が大きな声なら自分も大きな声。
小さな声なら小さな声。
早口なら早く、ゆっくりならゆっくりと。
 
声のペースに合わせます。
 
 
ペーシングという心理技術の一つです。
 
ペーシングで合わせていくものはさまざまですが、
相手が意識していない、無意識的なもののほうがより効果があります。
その一つが「声の調子」です。
 
無意識というのは、自分と同じものを好み、自分と違うものを拒む、という性質があります。
自分と同じ声の調子で応答されることを好むのです。
 
 
私は、カウンセリング場面で、声のペーシングを意識せずにできるようになっています。
 
クライエントさんの声のトーンが低ければ、自分も低くする。
前向きにトーンが上がってきたら、自分も上げる。
 
早く話す方には、早く。
ゆっくりになって深く思考しているときには、ゆっくりと。
 
相づちも、相手のスピードに合わせて、打っています。
 
結果的にクライエントさんのペースで話ができますし、信頼関係も築きやすくなります。
 
 
声のペーシング、日常の会話でも参考にしていただけたらと思います。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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