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心療内科で心理士として働くきっかけ

 皆さん初めまして、おくけんです。今回は1回目の投稿ということで自己紹介がてら僕が心理士になったきっかについて話していきます。
まず、心理士って何よ?ってところからですね。
心理士はカウンセリングとか発達障害の検査とかそういったメンタル関連全般に携わる専門職のことなんだ。メンタル系の資格は色々とあるんだけど僕が持っているのは「臨床心理士」と「公認心理師」の2つ。
簡単に言うと、臨床心理士は民間の資格、公認心理師は国家資格。詳しくはまた今後の記事で扱っていきますね。

 それで、僕が心理士になったきっかけは17歳の時に寝たきりになったこと。それまで野球やってたんだけどケガが続いて寝たきりになりました。もう全身痛くって。整形外科とか脳神経外科とかペインクリニックとかいって検査やっても異常なし。服薬しても効果なし。リハビリしても効果なし。
病名もつかないし、治療の方針も分かんないから入院とかもなく、家で寝たきり! 高校も中退。そんな感じで2年くらい過ごしました。

 この時に色々と調べたわけですよ、だって自分ごとだから。必死です。そうしたら、ストレスが原因で体に痛みが出るといったことが分かったんだ。「身体症状症」とか「線維筋痛症」とかそういった病名があるの。みんなもストレスでお腹痛くなったり、頭痛がしたり、汗かいたり、心臓がバクバクしたりとかストレスで色々と体になんか出るでしょ?ああいう感じのやつ。

 ストレスってすごくって、人によっては胃に穴が空いたりするんだ。冷静に考えたらすごくない?? だって物理的な衝撃じゃなくて目に見えないストレスで胃に穴が空くんだよ?

 まあそこから仕方なく自分を何とかするために心と体の関係を勉強し始めたのが僕が心理士を目指すことになったきっかけなんだ。勉強してたらいつのまにか心理士としてカウンセリングをすることが仕事になってた。

 17歳の頃に寝たきりになったことで高校中退したり、友達と会えなくなったりたくさんしんどい目にあいました。でも、今心理士として働いててその経験は今とっても役に立ってるんだ。だって、自分の人生がどうなるか分からないしんどい目にあったんだから。今しんどい目の前の患者さんを完璧に理解することは本人しかできないけど、自分の体験から想像することはできる。そのしんどい過去自体は変わらないけど、今の生き方のおかげで「過去の見方」が良い意味で変わった。僕はそれを日々のカウンセリングで患者さんにやっている。これが僕の仕事、ライフワークなんだ。

 そんなストレスについて、次回は心理学の観点から「そもそもストレスって何よ?」といったことを話していきますね。
では、また次回の記事でお会いしましょう。


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