魚屋さんを超えた美人経営者から学ぶ!逆境を超えた原因は仕事に対する信念だった
こんばんは、芝本です。
緊急事態宣言が解除されて、大阪でも飲食店が並ぶ通りが少しずつ活気を取り戻してきましたね。
でも、宣言前は「あんなにも流行っていたのに!」というお店が閉店されていたり、まだまだ厳しい状況が続いているのも事実です。
一方で、最近は餃子屋さんや韓国風の居酒屋さんが増え始めるなど、飲食店の中でも伸びている分野もあるみたいですね。
また、緊急事態宣言中はテイクアウトや宅配、通販のサービスをスタートさせて、経営を続けている居酒屋さんも増えてきました。
そんな中、最近、興味深いニュースを見つけました。
「美人すぎる魚屋さん」が逆境を利用して注文殺到の商品を編み出したという記事です。「美人」と聞くと、どうしても気になってしまうのが男のサガですね。
こちらの「美人すぎる魚屋さん」こと、森朝奈さんですが、なんと、このコロナ禍をきっかけに、経営していた居酒屋2店舗を12店舗に拡大する土台を作ったそうです。これは驚きですね!
これはいわゆる「看板娘」レベルでは成し得ない結果でしょう。おそらく、美人以外に原因がありそうですね。
今回は、森朝奈さんが店舗を拡張させる土台を作った要因の一つであろう「おまかせ鮮魚BOX」について学んでいきます。
森朝奈さんについて
まずは、森朝奈さんのプロフィールを見てみましょう。
森 朝奈(もり・あさな)
寿商店 常務取締役
1986年生まれ、名古屋市出身。2009年に早稲田大学国際教養学部卒業、楽天入社。社長室配属。退職して名古屋市に戻り、2011年に父・嶢至さんが創業した、鮮魚販売や飲食店を展開する寿商店に加わった。2017年常務取締役就任。YouTubeの「魚屋の森さん」チャンネルを運営するユーチューバーでもある。
(引用:PRESIDENT Online「もう"美人すぎる魚屋"じゃない」逆境を逆手に編み出した"注文殺到の新商品”」)
最初は楽天に勤務されていたんですね。
24歳の時に実家である「寿商店」の跡を継ぐと決めて、楽天を退職されたようです。
現在は、父親は「寿商店」の社長、森さんは常務取締役としてご活躍されています。
子供時代から「親の跡を継ぎたい」と考えていたようで、楽天を退社したのもそのタメだとか。ボクも実家が自営業なので、一瞬「後継」を考えたことはあります。
結局、ボクは経営の道を選びましたが、もちろん自営業をしている親は大尊敬していますし、跡を継ぐことも立派なことだと思ってます。
さらに森さんは「跡を継ぐ」だけでなく、実家の事業を拡大させています。ただの「後継」ではなく「経営者」として事業拡大されているので、本当にスゴイです。
その原因の一つとして、森さんが開発した「おまかせ鮮魚BOX」という大ヒット商品があります。この商品について調べてみました。
「おまかせ鮮魚BOX」がヒット商品になった原因
「おまかせ鮮魚BOX」とは、料亭や旅館、ホテルなどに販売されるような、新鮮で質の良い魚の盛り合わせセットで、通販で購入できます。
家庭で調理しやすいよう下処理済みなので、お家ですぐに新鮮で美味しい鮮魚がいただける商品です。
実はこれが大ヒット商品となりました。その原因は、以下のとおりです。
1、「巣ごもり需要」にマッチしたこと
やはり通販なので、コロナ禍により外出が出来なくなった状況に、見事にマッチしました。宅配系のフードはファーストフード系が多いので、こういった「すぐ調理できる新鮮で美味しい魚」があると嬉しいですよね。
さらに、東海エリアのテレビ放送やSNSでも話題になり、1日2000件もの注文が入る人気商品になったそうです。
2、YouTubeを効果的に使ったこと
森さんは販売促進のため、YouTubeのチャンネル「魚屋の森さん」も開設しました。動画は、魚のさばき方や魚料理レシピを紹介を中心に配信していました。そこに、「おまかせ鮮魚BOX」などのネット通販の商品を紹介すると、さらに売上促進に繋がりました。
2020年のネット通販全体の売り上げは、2019年に比べて10倍に増えたそうです。YouTubeの『集客のためにずっと持っていられる資産』という特徴を効果的に使っていますね。さすがです。
3、「なんとかしたい」という想いとクチコミ需要
そもそもこの商品ができたきっかけは、取引している漁師さんなどの業者さん達の想いを「なんとかしたい」ということでした。
2020年4月に最初の緊急事態宣言が発令され、飲食店に休業要請が出されて売り上げは大幅に落ち込みました。その影響で、鮮魚の買い手がつかなくなり、通常よりも市場で安く鮮魚が売られるようになりました。それでもなかなか売れず、「漁に出られない」と業者さんが嘆いていたそうです。
そこで森さんは、「こんなに安くて新鮮な魚介類なら、きっと食べたい人はいるだろう」と考えました。まずはSNSで友達に向けて、「こんなに立派な天然の鯛が1000円で買えるんだよ」と呼びかけたところ、大好評だったそうです。これがのちの「おまかせ鮮魚BOX」になりました。
「なんとかしたい」という想いからくる行動と、クチコミでの需要をしっかり捉えたことが、売上向上に繋がっていると考えられるでしょう。
自分の信念に生きる人はかっこいい!
こうしてみていると、森さんは与える精神がある方だなと感じます。「おまかせ鮮魚BOX」も、売り上げが落ちた取引業者さんを「なんとかしたい」と思ったからこそできた商品です。
コロナ禍という逆境を逆手にできたのも、この与える精神が生んだ結果でしょう。
さらに、商品を開発するだけでなく、通販サイトを立ち上げたり、YouTube等のメディアを利用したり、その商品の売上促進のために奮起しまくっています。このあたりは、前職のIT企業である楽天に勤めていたご経験も生きているかと思います。とは言っても、これだけの行動を起こせる魚屋さんはなかなかいないと思います。
森さんは、仕事に対する情熱をしっかり持っている方だと感じました。
また、森さんは別の取材でこのようにコメントしています。
『苦しくても、自分の「信念(目標)」をもつことで生まれる達成感は仕事で得られる最大の喜びがある』
確かにそうだなと思いました。
目の前に現れる苦しいことなんてたくさんあります。「こんな状況だから」「この人のせいだから」と、”できない理由”を言い訳したくなるシチュエーションも、生きている限りたくさんあるでしょう。
だからこそ、周りの状況よりも自分にフォーカスし、自分の信念に沿った目標をコツコツ達成することに集中すること。このときに得られる達成感は、大きな喜びを感じる瞬間でもあり、自分への確信になる!っていうことをボク自身も体感したことがあります。
今こそ、自分の「目標」や「信念」に最大限情熱を注ぐ生き方で行動していきましょう。
やっぱり、この森さんのような生き方が好きだなと感じたので、ボクも最大限目標に向かって仕事していきます。
今日はここまで。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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