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【考察日誌】学歴の時代は終わった?学歴が昔ほど重要視されない理由について

こんばんは、芝本です。

少し前ですが、ボクが「ミスター文武両道」と呼んでいる友人から聞いた学歴の話がとても興味深かったので、アウトプットします。本日の記事の内容は、「現在は、昔ほど学歴が重要視されない理由について」です。

え、学歴って重要じゃないの?!

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「学歴は高い方がいい」
ボク自身、いつの間にか上記の価値観を持ってました。学歴が高い(偏差値の高い学校に進学する)と、就職に有利だと思っていました。もちろん、有利だと思いますし、低いよりは高い方が良いと思っています。

ただ、実際に社会人になってから、学歴の差を感じる経験が多かったかというと、そうでもないという印象です。

ボクは関西ではある程度認知されている私立大学を卒業しましたが、仕事に取り組む上で学歴に助けられた経験はまったくありません。

では収入面はどうでしょうか?
大企業と中堅中小企業の平均賃金から概算して、生涯の収入差は1500万円ぐらいでした。

もし、生涯サラリーマンと決めてるのであれば、高学歴をひっさげて大企業に勤めた方が良さそうですね。

しかし、現在は副業や兼業を推奨する会社が増えてきています。そして、仕事終わりや休日の時間の使い方次第では、事業所得を得ることも可能です。給与所得と事業所得を合算すると、大企業に在籍しているサラリーマンよりも収入が高い中堅中小企業在籍のサラリーマンも珍しくありません。

じゃあ、もう学歴って必要ないの?

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ここからが「ミスター文武両道」に聞いた興味深いお話です。

「学歴はいっさい必要ない」という極論を言いたいわけではなく、昔と比べると学歴の重要性が薄くなってきているそうです。

これから話す内容は、今から約50年前の人生設計についてです。
いい大学を出て、有名大手企業に就職し、愛おしい人と結婚して、若くして夢のマイホームを購入。新卒で入社した企業で定年まで勤め上げた後は、第二の人生をスタートさせ、現役時代にできなかった趣味の日々をスタートさせる。

素敵な人生ですね。

昭和50年(1975年)ごろの人生設計だとこれが王道だったそうです。
理由は、土地の値段が上がり続けていたから。

昭和20年(1945年)第二次世界大戦の終戦から高度経済成長を経て、経済的に豊かになっていった日本。地価の調査体制が整って、全国の地価を記録するようになった昭和50年から、住宅地用の地価がどんどん上がっていきました。

その倍率、最大で約3.3倍だったそうです。今では考えられないですね。

土地の値段が上がり続けることの破壊力

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大阪の地価と、一戸建てを建てる際に必要な坪数の目安を調べてみました。

坪数⇒32坪
地価⇒11万円〜300万円/坪

計算しやすく、100万円/坪の場所で、32坪の土地付きマイホームを購入したとします。

土地代が3,200万円(32坪×100万/坪)。一括で支払いができる20代のサラリーマンはそうそういませんよね。しかし、そんな時は住宅ローンを組めば購入可能です。

ここで50代老後のことを考え始めたときに、地価が上がっているので最大3.3倍の値段で売れるらしいと知って売却する。

3200万円の3.3倍なので、約1億560万円の老後資金をゲット。
退職金1,000万円前後ももらい、順風満帆な第二の人生スタートというわけです。

公的な記録はありませんが、実際は、戦後(1945年)から全国的に地価が上がり続けているので、3.3倍どころではなかったそうです。

つまり、高学歴が良しとされた理由は?

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地価が上がり続けているからこそ、マイホームを土地付きで購入することは一種の投資にもなりますね。でも、今回の記事のテーマは「学歴は重要なのか?」という部分です。

この土地付きマイホームが、なぜ学歴と絡んでくるのか。それが、先程チラッと出てきた住宅ローンです。

当時、住宅ローンを組むために必要な条件が『士業or公務員or大手勤務』だったそうです。

若くして土地を購入して、手元で30年も置いとくためには、信用のある仕事をしている必要があったんですね。で、大手企業に行くために高い学歴が必要だということです。なるほど、すごく納得しました。

しかし、今は地価が上がり続けているような時代ではありません。「マイホームは負債」という考え方すらあります。

もちろん偏差値の大学に合格するために費やした時間は、とても価値があるし、勉強を通して得た知識も柔軟に生かせます。高学歴社長もたくさんいることも知っています。

ただ、「学歴の重要性は以前と比べて多少は薄まったのではないか?」という結論です。

今回の記事はここまでです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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