見出し画像

今まで避けてきたけど、流石にこれは知っておかないと〜社会保険編〜

こんばんは、芝本です。

みなさん「税金」って聞くとどんな反応をしますか?

ボクは拒絶反応が出ます。
国民の三大義務(教育、勤労、納税)なのにも関わらず、ほとんど分かりません。というか、そもそも勉強しようとも思いませんでした。

それはなぜかと言うと、今まで会社がある程度やってくれていたから。
しかし、個人事業主や法人設立をして仕事をしていくとなると、「知らなかった」で終わらせるのは勿体なさすぎると思いました。ボクシングで例えると、「ノーガードでパンチを喰らっているような状態なのではないか?!」と感じるようになりました。

人によってはヘドが出るくらい基礎的な部分だと思います。
しかし、自分の理解度を深めるためにちゃんと勉強をして、アウトプットしていかないと大変なことになると思って、満を辞して「税金」の理解について着手していきます。

【こういう人にオススメ】
 ・今からしっかりと税金のことを勉強したい方
 ・税金に関して、超絶初心者だと自負している方
 ・これから個人事業主やフリーランスとして働かれる方

この冒頭の話を聞いて「ギクッ」とした人は一緒に勉強していきましょう。

そもそも「社会保険」ってよく聞くけどなに?

はい、でました。
聞いたことはあるけど、「分かるように説明して!」と迫られると、白旗を振らざるを得ないこの言葉。。。

社会的な相互扶助の精神に基づき、社会生活上の事故(疾病、死亡、障害、退職、失業、老齢)によって生じる生計の破綻を防止するため、保険料を主要財源として一定基準による給付を行い、生活保障を図る公的保険制度。
健康保険、国民年金・厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険、介護保険などがある。

出典:https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yogo/s/shakai_hoken.html

なるほど、これだと国民のほとんどの人に関係があるということが分かりますね。社会保険に関しては、サラリーマンと個人事業主で適応される保障が違ってきますが、今回は個人事業主やフリーランス、会社を経営している方向けの話をしていきます。

そもそも社会保険は2つの意味を持っている

社会保険とヒトコトで言っても、その意味は大きく2つに分けられます。それは「狭義の社会保険」と「広義の社会保険」です。それぞれ、簡単に見ていきましょう。

【広義の社会保険】
広い意味での社会保険とは、病気やけが、出産、失業、障害、老齢、死亡などに対して必要な保険給付を行う公的な保険を指します。会社員が入る「被用者保険」と、フリーランスや自営業者が入る「一般国民保険」を併せ持地ます。
【狭義の社会保険】
狭い意味での社会保険とは、会社員が入る保険のことを指します。具体的に言うと、「健康保険」、「介護保険」、「厚生年金保険」の3つを合わせて「(狭義の)社会保険」と言います。また、「雇用保険」と「労災保険」を合わせて「労働保険」と言います。
一般的に使われている社会保険とは、「(狭義の)社会保険」のことを言っています。

画像1

出典:http://www.office-sekiguchi.jp/14258053475983

それぞれ簡単に見ていきたいと思います。
従業員は様々な社会保険に加入していますが、基本的には会社が半分負担してくれているケースがほとんどです。給与からの天引きされた状態で給与明細を貰うので、支払っている感覚がない人も多いのではないでしょうか。

・健康保険
被保険者である従業員とその家族が、業務中や通勤中以外で病気を患ったり怪我をしたとき、出産したとき、亡くなったときなどに、必要な保険給付が行われます。いわゆる、自己負担が3割というあれのことです。フリーランスや自営業者が入る「国民健康保険」との大きな違いは、支払う保険料が会社との折半になっているということですね。
・介護保険
介護が必要な人に対する介護サービスを事由として支給される保険のこと。40歳から加入義務があります。
・厚生年金保険
従業員が、高齢になり一定の年齢に達したとき、障害者になったとき、亡くなったときに、被保険者やその遺族に対して、必要な保険給付が行われます。国民年金は国民全員に加入義務がありますが、この厚生年金保険はフリーランスや自営業者は加入不可となっています。
・雇用保険
失業や育児休暇中で賃金が減ったときなどいざというときに、被保険者の生活の安定を図るなどの保険給付が行われます。失業保険もここに該当しますね。
・労災保険
適用事業所内の従業員(労働者)が、勤務中または通勤中にけがや病気をしたとき、そのようなけがや病気の療養によって働けないとき、障害者になってしまったとき、亡くなったときなどに必要な保険給付が行われます。正しくは、労働者災害補償保険といい、この名のとおり労働者やその遺族の生活を守るための社会保険です。この労災保険のみ、事業主の全額負担となっており、従業員の負担義務はありません。
健康保険との違いは、業務中や通勤中か、そうじゃないかですね。

フリーランスや自営業者が入れるのは「国民健康保険」

会社員を辞めてフリーランスや自営業に転身する際には、上記の社会保険は全て解約することになります。なので、すぐに「国民健康保険」への加入手続きを進めなければいけません。(※ちなみに、会社の保険の任意継続という方法もありますが、これは扶養家族が多い場合のみ効果を発揮するので割愛します。)

「国民健康保険」は狭義の社会保険とは違い全額自己負担です。会社員だったときは、会社が半分を負担してくれていたわけですから、なんともありがたい存在だったわけです。

フリーランスになるということは、もちろん自分のチカラで食っていくということですから、社会保険の負担は倍になります。

この記事を書いている現在、初めて会社に感謝の念を抱きました。今日は本当に基礎中の基礎でしたが、少し知識が深まってとても安心感が生まれました。そして、初めて社会保険の制度の勉強もしようと思ったのですが、やはりこれは知っておいた方がいいですね。

これからも不定期でお届けしたいと思います。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,387件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?