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主語の大きさが変わると、答えなんて180度変わる

NLPマスターコーチのSHINRIEです
※ NLPとはNuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)という心理学をベースとした学問です

最近、読んだ本を通じて「主語」について考えさせられました。

簡単に書籍の概要を説明すると、いわゆる日本の慣習や日本らしい価値観を創ったとされる偉人を紹介する本です。ちなみに今回ご紹介する内容は本著全体の中では全くポイントではないところです(笑)ただ書籍自体、面白かったので興味があれば読んでみてください。

本題に移ります。私が着目したのは江戸時代の思想家・石田梅岩の章。江戸・元禄時代にもバブル経済があったそうです。バブルが崩壊した後の様子がこのように記されていました。

 元禄バブルが弾けたあとの不況を体験した商家の経営者は、いつ何どき不況がきても生き残れるように、勤勉に働き、地味に暮らし、倹約に努めよ、と説いた。つまりローコストに徹して内部留保を厚くし、不況に耐えられる経営体質を築け、というのである。

『日本を創った12人』堺屋太一(PHP新書)

これを読んだ時点では「そりゃそうだろ」とこれに疑義を唱える余地等ないくらいに思っていました。しかし、次の行を読んで、考えが一転しました。

 これはミクロ経済、つまり一つの企業の経営としては正しい理論である。けれども、みんなが勤勉に働いて倹約に努めたら、マクロの国民経済全体としてはバランスが取れなくなってしまう。みんなが勤勉に働けば生産量は増え、供給は多くなるが、みんなが倹約すれば需要は減る。結果としては売れ残りが発生して、いくら働いても生活は苦しい、ということになる。

『日本を創った12人』堺屋太一(PHP新書)

経済を専攻していた方からすれば何を当たり前のことを言っているんだと呆れられてしまうかもしれません。でも、私には衝撃的だったのです。
会社や家族を守るために正しかろう選択が、主語が変わるだけで全く異なったものに見えるのですから。

でも実は、こういうことって日常の中、様々なところで生じていることに気づきます。

このnoteをご覧のみなさんは選挙に参画されていますか?
今年2022年7月には6年ぶりの参議院議員選挙があります。

選挙に行って投票することはほぼ意味がない。
情報収集したり、直接会場へ赴く時間やお金をかける価値はない。
いち個人として合理的に考えると、選挙に行かないのが正しいわけです。(昔、この話ちょっとバズった気がする)

「近似ゼロ効果」、つまり限りなく効果がゼロなことに対して、わざわざ行動を起こすことは時間と労力のムダです。したがって、合理的な観点からは、選挙に行かないことが正しい選択なのです。

– 合理的な人が選挙に行かないこれだけの理由 選挙にはもっと市場原理を働かせるべきだ –
東洋経済オンライン(http://toyokeizai.net/articles/-/124893)

けれど、国という観点に立つと有権者の大層が選挙に参画しなくなるということは民主主義を支える根幹のシステムが崩壊していると言えるわけです。

私という主体は1人だけれど、その意見を語る主語はどこまでを含むのか?
によって、正しいものは180度にだって変わり得るのです。
同じテーマでも、主語が変われば答えが変わる。
つまり、主語の大きさが異なる人と話していると嚙み合わないです(笑)

自分はいったいどのような主語で考え、行動しているのか?
私自身?家族?会社?国?それとも世界?
自覚的になるだけで意思決定も、人とのコミュニケーションも格段にしやすくなりますね。

自分自身がどういう主語で意見を持っているのか、
自分の上司がどういう主語で意見を語るのか、
政治家がどういう主語で答弁しているのか、

自覚するだけで見えるものが変わりますね。
こういう日常での気づきがだいたいNLPで学んだことで説明できるからNLPって本当にすごいなと思う・・

ということでNLPでは自分がどんな視点や思考パターンを持っているか学ぶことができます。ご自身のことをもっと知りたい!等、ご興味があればNLP体験会に参加してみてください

NLP無料体験会
5月29日(日) 9:00~10:00 @zoom
お申込みは下記URLから
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それでは良い1日をお過ごしください!

SHINRIE

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