マガジンのカバー画像

日記

117
日記・忘備録 等
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

言語の破壊は人間の破壊とならないか

言語は、単なる道具ではない。言語が人間を形作っている。

例えば恒常的に嘘をつかれて、色々な人に裏切られて精神的に追い詰められてしまった人間を救うのは、嘘のない「本当の言葉」であろう。

夢も希望もなくしたとしても例えば宗教の言葉や哲学の言葉に救われることが人間にはある。本当のものに触れたいのだと思う。本当のものに触れるのは私たちは言葉を通して触れるのだ。

言葉を単なる道具としてしか扱えない所、

もっとみる
人間がはかってはいけない問題

人間がはかってはいけない問題

ずっと忘れていたのに、本などを読んでいてふと思い出すことがある。今日もあることを思い出した。メモとして残しておきたい。

昔、飲食店でアルバイトをしているときに、常連だった若いお客さんが亡くなられた。

自ら命を断たれた。そんなそぶりをまるで見せない、明るく優しい人だった。

そのとき本当に悲しかった。

呆然として彼女の葬儀に出ていた時、

葬儀に出たときに、多分その方の親族の人だったと思うが、

もっとみる
「戦闘機」と「いいね」の精神分析

「戦闘機」と「いいね」の精神分析

戦闘機を飛ばして喜ぶという精神性の幼稚さ
戦闘機を飛ばして喜ぶという精神性とはなんなのか、私はもう一度考えてみたい

生命を破壊する戦闘機をみて喜ぶというのは
おもちゃの戦闘機をみて喜ぶ子供と変わらない
そして、その精神性は、

とにかく理由なんていいから「いいね」が欲しいという精神性、何でもいいからバズりたいとういう精神性と似ている。瓜二つである。相似形である。
そこには、いかなる歴史への考察も

もっとみる
ドラマ『大地の子』に見る本願

ドラマ『大地の子』に見る本願

NHKのBSプレミアムで1995年に放送されたドラマ『大地の子』が再放送されている。(毎週日曜日21:00~)

筆者はこの番組を子供の頃に観た。すでに26年経っているというのは衝撃である。とても面白く、そして悲しい話だったのは何となく覚えていたのだが。26年ぶりに、第一話を見てその重厚なストーリーに圧倒された。素晴らしいドラマだと思った。

『大地の子』は第二次世界大戦で、中国に取り残された日本

もっとみる

水や空気まで商品になる社会で

仏教を漫画にすることは、水や空気を商品にすることとどこか似ている。

それは、人間が私有するべきものではない、私有してはならないし、私有するとどこか歪む。漫画にしたら私有されるわけではない。しかし、どこかにその匂いがある。油断していると、そこに私利私欲が入り込んでしまう。いやそのつもりが無くてもそうなってしまうのだと思う。だから、教えを表現しようとするならば、長い時間をかけてそこに私利私欲が入り込

もっとみる