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宅急便で「カザフスタン」届きました。

こんにちは! エアトラベラーです。

海外旅行日照りな日々、旅行好きなあなたはどのようにこのフラストレーションに対処していますか?

ボクは、英語習得や日本語に興味のある人が集まるSNSで、外国人とトモダチになって世間話するのが好きでして。

彼ら彼女らを通じてその国の暮らしを感じることで、旅行できない"渇き"を癒しています笑

観光地の紹介はTripAdvisorやYouTubeでいくらでも楽しめる。

そうじゃなくて、もっと「今、そこにある、現在進行形の日常」をシェアし合うのがボクの好みです。

例えば、
・モスクワのアパートの窓辺に「今、かわいい小鳥がたくさん来てるよほら!」とか

・アルマトイの道端から「スーパーで買い物終わったから、あそこに見えてる家に帰るところ〜」とか

・マニラのホテルの一室から「コロナ陽性で隔離されてる。寂しい」とか

こういうのがいいんです。しかもSNSなら何しても無料ですし。

1.アナログっていいよなぁ

ただ、こういうデジタルなやりとりは確かに臨場感があって楽しいんですけど、一方で、やっぱりどこか虚しさがあるんですよね。

どんなに没入感があったとて、所詮スマホの画面という2次元でしかなく、視覚と聴覚にしか訴えないからでしょうか。

もっと「感じたいな」という欲求はデジタルでは満たされない。。

そこで、本当に親しくなったトモダチとは、手紙や小包のやりとりもするんです。

ちなみに、ボクは40代なんですが、いやぁ、昔はむしろそっち方が主流というか、ネットやSNSなんてなかったもんなぁ!とか少し思っちゃいます。

やはり手紙や小包のように、触れられる、匂いをかげる、あるいは(食品などを)味わえるモノはいいですね。情報量が多い!

どんなにデジタル化が進んでも、なくならないことを祈ります。

というわけで、今回は、カザフスタンのトモダチから届いた素敵な宅配便を一緒に開けてみましょう!

2.素敵なパラレルワールド "カザフスタン"

東京オリンピックをきっかけにカザフスタンという国に関心を持った人、増えたんじゃないでしょうか?

開会式での選手入場シーン、だいぶ話題になりましたよね。北京五輪でも引き続き注目を浴びて絶賛されました。

ファイナルファンタジー感がハンパなかったシーン
(NHK)

旧ソ連の国ではあるんですが、地理的にはヨーロッパじゃなくて中央アジアに属します。

あの辺、なんとかスタンって国が多いですね。あれ、ペルシャ語で「◯◯人の国」という意味です。カザフスタンは、カザフ人の国というわけ。

そのカザフ人、実は日本人とよく顔立ちが似ているんです。

だいぶ前になりますが、バレーボールのサビーナ選手も一時かなりその美貌が話題になりました。

彼女は100%カザフ人(本人談)だそうですが、日本人ですと言われても信じてしまうくらい日本人っぽさがありますよね。

10頭身のサビーナ選手(2014年当時)
©︎exciteニュース

カザフ人のトモダチ数人から、「私が日本に行ったら日本人と間違えられるかな?」と聞かれたので、その可能性はあるねと答えると、みんな満足げ。

日本人は礼儀正しく清潔で美しい!と、こちらが恥ずかしくなるほどリスペクトしてくれてるんです。

ちなみに、カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧名アスタナ)の都市デザインは、日本を代表する建築家である故黒川紀章氏が手がけた...
と聞くと、なんだかさらに身近に感じられませんか?

ボクはまだ訪れたことはないのですが、「THE・近未来」という感じのめちゃくちゃ個性的でクールな建物が立ち並ぶ、大変シャレた景観です。

一番のシンボル「バイテレクタワー」は、カザフ語で「命の木」の意味

3.カザフスタンから愉快な宅配便が届いた

ヌルスルタン在住のトモダチ Mosha

なんとなく生き別れた兄弟みたいな親近感を覚えてしまう近未来都市ヌルスルタン。

そこに、美容サロンを経営しながら大学で広告PRも学ぶハードワーカー、Moshaは住んでいます。

いつかアメリカなどの海外で働く夢を持つアラサー女子。
類稀なる美貌と艶やかな黒髪の持ち主。

性格はめちゃくちゃハキハキしていて、初めはいろいろ口論めいたやりとりも(英語で)あったけど、経験上そういうケースは信頼が深まるスピードが速い気がする笑

ある時、手紙とか小包とか送りたいね〜と言ったら、早速話の数日後にいろんな「カザフグッズ」を郵便局から発送してくれました。サプライズで。

で、届いたのが、こちら!↓

カザフスタン版「ゆうパック」が届いた!

で、デカイ(汗。いったい何が詰まっているんだろう?あなたも一緒にドキドキワクワクしながら、この”開封の儀”をお楽しみください。

ん?
ンンンンッ!?

うわー、めっちゃ入ってるぅ!しかも丁寧にビニル袋に包んで几帳面に詰められてる。そう、性格出るよね、こう言うの。さすがです。

上の方に緩衝材的に入れてくれたのは、カザフスタンの男性の伝統衣装の帽子と靴(スリッパ?)でした。やっぱ身につけて写真送った方がいいのかなと思いつつ、まだやってません。そのうちね。

一番上の細長い袋を開けたら、うわっ!!
カザフ版バービーみたいなお人形!

そういえば、「ちっちゃな私(Little Mosha)を、TOKYOに送り込んだわ」と言っていたっけ。何のこっちゃと思っていたら.…..キミか笑 ようこそ東京へ!

にしても派手だね。目の大きさが確かに本人そっくり。これもカザフスタン衣装なのだろうか。

"Little Mosha"がご到着

その他の包みは、食品がたくさん!

まず、チョコレート。バラエティ豊かです。
しかもパッケージがすごくアーティスティックじゃないですか!左上の青いのはカザフスタンの国旗ですね。このターコイズブルー、清々しくて大好きです。 

一番気に入ったのは、こちら↓の絵です。
いかにもお土産!という感じでいいですね〜。手にしているのはリンゴと思われます。

カザフスタンの旧首都アルマトイ(Almaty)は”リンゴの街”と呼ばれていて、カザフ語で「リンゴでいっぱいの」という意味。ですので、おそらくそれに因んでいると思われます。

こちら↓のチョコの包み紙は「お札」ですね。

お札チョコ

カザフスタンの通貨は「テンゲ」で、1テンゲ=約0.3円です。よく見ると、先ほどご紹介したバイテレクタワーがモチーフの一つになっています。

参考までに、カザフスタンの平均月収は、なんと約6万円。地域格差も年収格差も極めて大きいので平均に大きな意味はないですが。

物価はというと、

米1kg:約101円
牛肉1kg:946円
500mL缶ビール:70円
コーヒー:100〜300円

日本に比べると安いですが、月収6万円ですからね。かなりの物価高と感じるカザフ人も多いはず。


さて話を戻して。まだまだチョコがありますよ。

こちらのパッケージも最高におしゃれです。異なるフレーバーのものをセレクトしてくれて、本当に気が利いているなぁ。

ただですね、味の方は…好みが別れそうでした。ちょっと渋い感じがしました。全部食べましたけど。

さあ、チョコ以外も見ていきましょう。

こちらは、10%増量された「何か」。
こ、言葉が一文字も読めない。。

本人に聞いたところ、読み方は「ハルヴァ」。

ナッツ、ひまわりの種、ゴマなどの粉末に油と砂糖を混ぜ、ペーストにして固めたもので、アルマトイ製の甘いスイーツだそうです。
ウィキペディアをコピペして教えてくれました笑チョコで胸焼けしてるので、これからチャレンジしてみます。

ハルヴァというカザフスイーツ

最後にご紹介するのは、、、、また謎の、食品と思しき物体です。

マシュマロのような、キャンディのような。なんだと思います?

開けるのに勇気を要する、謎の白い塊

全く想像がつかないのでこれも聞いてみると、「クルト」と呼ばれるチーズの一種でした。ヨーグルトに塩を加えて激しく乾燥させた保存食で、そのままでも食べるけど、水で戻してヨーグルト状にして食べることもあるそうです。
ボクはまだ食べる勇気というか、袋を開ける勇気が出てません笑 
ごめん、トモダチ。必ず後日確かめますんで。

4.現地の空気も運ぶ宅配便はロマンティック!

さて、カザフスタンからの「贈り物」開封の儀はお楽しみいただけましたでしょうか?

仕事に勉強にと忙しい中、会ったこともない日本人のために時間を割いて「プチカザフスタン」を送ってきてくれたMoshaの友情に心から感謝です!

こういう荷物って、現地の街の空気も一緒に詰められているような気がして、すごくロマンを感じてしまうんですよね。

遠路はるばるよくやって来たね!と愛おしくすらなります。

ちなみに、ボクからもお礼として日本らしいものをたくさん送ってあげようと準備していたのですが、しばらく船便しかない状況が続いており。。

到着に3ヶ月以上かかるという話なので、まだ発送していません。ただ、かれこれ3ヶ月以上見送っているので、だったら送っておいてもよかったなと思っています(汗 

でも待っててね、必ずいつかお返しするから。


こんなに長いレポート?を最後まで読んでくださりありがとうございました!

ヌルスルタンのスーパーマーケット


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