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How are you?への返事は?世界10ヵ国のトモダチに聞いてみた

日本の定番といえばコレ

日本で中学英語の一番最初に登場するのがこの挨拶。
今でもブレずにコレです!

中1向け教科書「NEW HORIZON」(東京書籍)

しかし、先日の記事で、アメリカのネイティブに確認した限りでは、

仕事上初めて会ったよく知らない相手に対して使う。
けど、カジュアルな日常会話ではまず使わない。

とのことでした。

例にあげた教科書では学生同士の会話が想定されているでしょうから、堅苦しくて不自然、実際はこんな風には言わない!ということになりますね。

今、「え〜勘弁してよ〜先生〜!」という声が聞こえています笑

アメリカではどう習う?

では、かく言う本場アメリカではなんと教わるのか?
そもそも学校で教えることなのかとも思いつつ、
ネイティブに聞いてみました。

するといくつかバリエーションが。

I'm doing good. How about you?

I'm good, thanks. How are you?

こんな表現を挙げてくれた人もいます。
Better than I oughta be.

これは、
ハッピーな時でも落ち込んでいても「神が与えてくれた現状に感謝している、私は相応以上に恵まれている」という意味を持つそうです。
oughtaは ought to の省略形で、shouldと同じく「べき」という意味。

ちなみに、教室の外での日常会話ではもっとフランクに、

Good, you?

という超絶シンプルな表現もあります。
もちろん、これ以外にも調子が良くない時の返事も含めると、実際には十数ものパターンが存在します。

その中で、学校では " I'm doing good. How about you?" のような「丁寧な挨拶」を習うそうです。


英語圏以外ではどう習う?

それじゃぁ、日本以外の英語圏ではない国々では、英語の授業でどう教えているのか?

日本と同じ受け答え? 
はたまた斜め上を行くのか?

真相に迫るため、今回はInstgramHiNative、SpeakNowという3種の神器(アプリ)を駆使して全世界に質問を投げかけてみたので、その結果をシェアしていきます!

あ、回答してくれたトモダチは20代半ばで、教科書を見直して答えているわけではないので、参考程度にしておいてくださいね〜。

🇷🇺ロシア

日本と同じ〜!

余談ですが、答えてくれたJuliaは、" London is the capital of Great Britain."というフレーズを何百回も復唱させられ、生涯忘れることはないだろうと言っていました笑 なぜだ!そこはモスクワだろ!

🇧🇾ベラルーシ

I'm fine, and you?

🇲🇩モルドバ

Fine, thank you.
Alright, thank you.
Great, thank you.

🇰🇬キルギス

I am fine, and you? (日本と同じ)

🇰🇿カザフスタン

Good.
Very well.
I'm so so.

"so so." なんて教科書で教えるんだ?レアジョブ 英会話の講師には「だめよ、そんなぞんざいな言い方したら!」と叱られたことがあるが…

🇾🇪イエメン

日本と同じで〜す!

🇹🇼台湾

日本と全く同じで〜す!

🇵🇭フィリピン

うちも日本と全く同じですっ!

🇹🇭タイ

Pretty good.
So so.

🇮🇩インドネシア

日本とおーんなじ!


まとめもどき

なんだなんだ、結構日本と同じように
I'm fine, thank you. (And you?)
じゃないの!

今思えば、確かに、言語交換アプリで初めて挨拶する際に結構この定型文を見かけたなぁ。

今回の回答者たちの居住エリアはイギリス英語(を習う)圏とアメリカ英語(を習う)圏が混在していると思います。例えばロシア、タイはイギリス英語でそれ以外は多分アメリカ英語。が、それとはあまり関係なさそうです。

もっと範囲を広げサンプル数も増やさないと確かなことは言えないけど、今日、一つの仮説が思い浮かびました。

それは…

もしかして、世界では
I'm fine, thank you. (And you?)
と習う方が主流なんじゃね?

例えアメリカのネイティブが、日常会話ではそうは言わないよ〜と叫んだところで、人口たかだか3億3000万人。11億3200万人と言われる世界の英語話者数の3割弱で劣勢です。そこにイギリス人6700万人が束になって加わっても大して変わりません。

実は「I'm fine, thank you. And you? の方が圧倒的覇者」と言えるのかも知れません(専門家の方、もし違ってたらご指摘ください)。

「ネイティブはそんな言い方しないよ〜」は事実ではありますが、それを英語圏外の人に言いまくるのは、ネイティブスピーカーの誇りがなせるマウントじゃないのか…

とはいえ、挨拶の返し方は他にもたくさん知っておいた方が会話が豊かになることは間違いないので、そこはネイティブのボキャブラリーに学びましょうね!


ということで、キレイにはまとまりませんでしたが、今回はなんだか新しい発見をしたようで、面白かったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
楽しんでいただけたならスキ、お願いしま〜す。


★参考
「I'm fineからの卒業」を促す記事は枚挙にいとまがない!


おまけ

★今回の国際調査(おい!)のきっかけとなった記事です👇

★HiNativeは、学習中の言語の「?」をネイティブを含む世界の人に聞ける便利なアプリです!

★SpeakNowは、アメリカ・カナダのネイティブが英語スピーキングを添削してくれるアプリです!


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