見出し画像

留学経験ゼロでC1になりたいおじさんがDuolingo English Testを受けて遭遇したトラブルと解決策

この記事では、英語の総合スキルを測りたい、TOEICより手軽な英語能力認定試験としてDuolingo English Testを検討している、留学にDuolingo English Testを活用したいけどどうなの?とお考えの方に、実際に受験してみてわかったことや実感をシェアします。

🟧 筆者の英語のレベル感

まず、ボク(40代)の英語遍歴に触れておきます。正直、学生時代から英語は好きで得意な科目でしたが、大学進学後は勉強らしき勉強はご無沙汰でした。数年前から趣味の範囲でダラダラ楽しみながら勉強?を続けています。

・留学経験ゼロ
・中高ののちほぼ20年の学習ブランク
・受験では一番の得意科目だった
・仕事で使うことはほぼ皆無
(通訳つきの海外出張:アメリカ2回、アジア2回)
・海外旅行、日常会話には困らない
・洋画やドラマは字幕なしで約6割のリスニング力
・5年前からオンライン英会話を継続(月4〜8回×25分、約半年×2回のブランクあり)
・5年間ほぼ毎日非ネイティブの外国人とSNSでチャット
・TOEIC L&R 940、S&W 280 ※それぞれ2022年4月、8月に受験

このスキルを国際的な英語力のものさし「CEFR」で示してみましょう。文部科学省の計算方法に基づいてTOEICのスコアをCEFRに換算してみると、
940 + 280×2.5 = 1,640 
なので、B2レベルのど真ん中です(下表参照)。
※算出方法:L&Rのスコア+S&Wのスコア×2.5

各種英語試験とCEFRの互換関係

そんなボクが、4技能(リスニング/リーディング/ライティング/スピーキング)を一度に測れるDuolingo English Testを初受験してみました。目標は、「2022年、C1レベルに俺はなる!(某海賊風)ですが、現在地をこのテストでも確認したかったのです。

🟧 Duolingo English Test を受けてみた!

(1)しかし数々のトラップが…

このテスト、1時間程度でいつでもどこでもオンラインでサクッと受けられる…のですが、本番に行き着くまで、そして本番中と受験後にトラップがありました。これから受験してみようという方のために、同じ轍を踏まないよう、ボクの「やらかし」を公開しておくことにします。

なお、以下の大前提の文中「ダメ」というのは、たとえ試験を終了し結果をアップロードできたとしても、後日「無効」と判定される場合があるということです。

【大前提】
・1時間、誰にも邪魔されない部屋で1人で受ける
 ※宅配便ピンポーンもダメ。誰かが不意に入室してきてもダメ。
・安定したネット環境とパソコンがある
 ※Win、Mac対応。カメラ必須。ブラウザは、Chrome、Opera、Firefox。ただし、なぜか今回「FirefoxはNG」と言われました。
イヤホン、ヘッドホンは絶対使用不可
試験中はパソコンの画面から目を離さない
・スピーキングの回答時以外は声を発しない
・有効なクレジットカードを持っている(できれば複数枚)
購入後21日以内に受験する

トラブル1:【テスト購入時】カード決済で失敗!
<事象>
Chromeを使用してPayPayカード(MasterCard)で完璧にカード情報を入力したのですが、何度正確に入力しても入力したと認めてくれませんでした。仕方なく楽天カード(VISA)に切り替えたら決済できました。しかし!今度はなぜか2回決済された!異なる決済コードの完了メールが2回来て青ざめました。

<解決方法>
すかさずサポートにメール。最初日本語で送ったのですが、本来24時間以内に返信が来るはずが48時間経過しても連絡がなかったので、英語で再送。合わせてチャットでも同じ問い合わせをしたところ、すぐに担当者と繋がりアカウントを確認してもら得ました。結果、1回分はすぐにキャンセルされているので大丈夫!とのことでした。おいおい… お急ぎならチャットでの問い合わせがおすすめです。

トラブル2:【購入後】パソコンの設定方法が不明!
<事象>
テスト用アプリをダウンロード後、パソコン側の環境設定が必要です。アプリによるキーボードの監視と画面収録を許可する必要があるのですが、画面収録の許可が設定できず!MacBook Airを使用しましたが設定方法わからず!(リテラシー低っ)

<解決方法>
すかさずサポートにメール。上記決済事件と合わせて連絡しました。丁寧に淡々と対応してくれましたが、結局「インストールしたテストアプリの再起動」が答えでした。なぜか再起動したら画面収録設定が可能になり一安心。

トラブル3:【本番中】いきなり画面がフリーズ!
<事象>
さぁようやく迎えた本番!やや緊張しながらもサクサク回答を進め….っておい!気づいたらフリーズしとる!写真について文章で描写する問題の最中に何も反応しなくなりました(愕然)。

<解決方法>
しばらくオタオタしていたら、メッセージが出てきて、曰く「全画面表示じゃなくなったのでテストが中止されました」。はい?全画面表示ですけどぉ?!終了するより他なく、いったん全て閉じました。。もう1回無料で受けることができますとのことだったので、今回は練習だと思うことにしました(ある意味ラッキーとポジティブ転換!)。

トラブル4:【受験後】結果発表日に「無効」判定!
<事象>
気を取り直して再度受験。今度は無事全答案のアップロードまで完了できました。結果は2日後!….そして待ちに待った結果通知メールを開いてみると….「無効試験」(@ - @;)涙目です。

<解決方法>
あ、やっちまった…。ボクは片方の耳の聞こえが悪く、普段から集音器を着用しているのですが、あまりに体の一部になりすぎていて、すっかり外すのを忘れていたのです。とほほ。またサポートに事情を説明するのも面倒なので、次回は泣く泣く外して受験することにしました(そして今度は大丈夫でした)。この時点で「無料で受験できるのは残り1回です」というメッセージ。追い込まれました笑。※一応、このような補助機器のサポートを必要とする方むけに専用フォームが用意されています。必要性を証明する書類の添付が必要です。


(2)受験して思ったこと

①ブラインドタッチができた方がいい
ライティングに与えられる時間はごく短いので、タイピング速度が遅いとすごく損です。タイプミスを直している数秒はとてももったいない!あまりブランドタッチに慣れていない方は、英語のタイピング練習サイトで自分に合うものを見つけて日々練習されることをお勧めします。

② カメラに収まっているか頻繁に確認した方がいい
試験中は、画面の右上に、カメラに映る自分の顔が表示されます。これをちょくちょく確認することをお勧めします。というのも、気づかぬうちに画角から外れてしまうと、場合によっては全力を出し切ったのに2日後「無効試験」と言われてしまう可能性があるからです。気をつけてください。

③大きく、ゆっくり目に話した方がいい
本番開始前にマイクテストをするのでわかると思いますが、パソコンによっては音声がくぐもったりしてクリアに収録されていないことが考えられます。そのため、スピーキングの際は、できるだけ大きく、はっきり、急がずに話すことを心がけるとよいでしょう。これ、意外に忘れがちです。

🟧 スコア発表!

さて、艱難辛苦を乗り越えて(笑)やっと今日「有効な」結果が通知されました。

び、微妙〜。というのも、以下のスコア換算表を見てください。「125」(120〜130)はちょうどB2とC1の境目あたりなんです。あと少しでC1の仲間入りというところでした。

ただ、正直、自分の手応えとしては納得感がありました。冒頭に書いたように、元々B2ど真ん中でしたし、TOEICに比べるとやや簡単な印象だったので、スコアが少し高めに出たのもうなずけます。つまり、Duoling English Testは、割合正確に4技能を測定してくれていることが実感できました!(でなきゃ困るよね)

後で敬愛するnoterである斎藤祥子さんに教えてもらって調べてみたところ、一応世界ランク1位のMITをはじめ、アメリカのトップ大学への留学申請に必要なスコアには達しているようです。

Massachusetts Institute of Technology (最低120+, Recommended: 125+)
Stanford University (No requirement)
Harvard University (No requirement)
California Institute of Technology (Caltech) (No requirement)
University of Pennsylvania (120+)
Yale University (120+)
Columbia University (125+)
Cornell University (120+)

留学thankyou
入学はしたことないが、行ったことだけはある天下のMIT

ただ、多くの日本人がそうだと思いますが、まだまだアウトプット(スピーキング、ライティング)に大きな課題があるようです。2022年も残り2ヶ月と少し。なんとか年内C1到達を目指して色々もがいてみたいと思います!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。ボクの拙い体験があなたの成功の一助になれば幸いです!

この記事が参加している募集

#英語がすき

19,674件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?