見出し画像

身の回りで簡単に英会話の練習相手を見つける3つの方法

英語が結構聞き取れるようになったし、少し喋れる自信もついてきた。もっとペラペラになっていきたいから外国人と英語で会話したい。

だけど、練習する相手がいない…
だって日本って日本人ばっかじゃん…

というあなた向けに、日本にいながら、自分の生活圏内で簡単に英会話相手を見つける3つの方法をシェアします。

1. 英会話スクールに通う

王道

もっともポピュラーな方法ですね。

一定時間(だいたい1レッスン30分程度)自分のために外国人を拘束して英会話を練習することができます。

当然ですが、その外国人はお金をもらって英語を教えている「講師」なので、例えあなたのスピーキングがものすごく辿々しくても忍耐強く聞いてくれますし、努力や成長を褒めてくれます

自分のレベルと目標に合わせたカリキュラムを選べたり、コンサルティングをしてくれるところもあります。ミスの指摘もしてくれるでしょうし、質問があれば自由に聞くことができるので、身になる練習が継続できることが最大の魅力ですね。

日本や日本人のことが好きな講師が多いでしょうし、日本人特有のつまずきポイントや改善方法もよく知っていることが期待できます。

一方、難点は、とにかく選択肢が多すぎること。。
DMM英会話・レアジョブ 英会話・Bizmate・ライザップイングリッシュ・AEON・NOVA…
一体どれが自分に合うのか迷うかもしれません。

子供〜学生向けかビジネスパーソン向けか、ネイティブ講師かいなか、オンラインか対面かなど、様々な特色を打ち出すスクールが群雄割拠していますが、英会話スクールを選ぶ判断軸としては、以下が参考になると思います。

<英会話スクール選びのポイント>
・生活サイクルの中で無理なくレッスン時間を確保できるか
・達成したい目的や目標に対応したレッスンやコースが充実しているか
・ネイティブに教えてもらいたい場合、ネイティブ講師が多く在籍しているか?
・レッスン代は無理なく負担できそうか?(対面やコーチングは高額)

無料体験レッスンを受けまくるというのも一つの方法です。出会い頭の講師次第で印象が左右されるということはありますが、それでも実際の有料レッスンと同じ体験ができる意味では申し込む価値は高いと思います。

ボクは13のオンライン英会話スクールの無料体験を受講したことがありますが、正直レッスン自体に大きな差はないという印象でした。

もっとも、ボクの場合、3ヶ月以内に海外駐在するとか試験を受けるとか、職場で英語を使う必要があるなどの明確な動機・目標があったわけでなく、「趣味で英語を話せる時間と相手が欲しい」というモチベーションだったのでそう感じたのかもしれません。目標・目的が明確であるほど、自分に合う合わないは判断しやすくなるはずです。

ちなみに、結局6年くらいレアジョブ英会話を英語アウトプットの場として月8回続けています。

メリットとデメリットをまとめておきます。

メリット:
・英会話する時間を確実にスケジューリングできる

・ネイティブまたはネイティブクラスの外国人に温かく「教えて」もらうことができる

デメリット:
・レッスン代がかかる(場合によっては高額)
・スクール選びがめんどくさい(ので目的を定めよう)

2.外国人の集まる場所に出向く

あなたがもし見知らぬ相手でも臆することなく対話することができるという外交的なタイプの方なら、これはかなり有効な方法です。というか、こんな記事を読まずとも既に道ゆく外国人を見つけては話しかけているかも!?

そこまでじゃないけど、そこに外国人がいたら頑張って話してみたい!という場合は、ぜひ、外国人がいる場所に足を運んでセレンディピティ(予想していない偶然の出会い)を楽しんでみてはいかがでしょうか。

外国人が多く集まる場所といえば、
・HUBなどのパブ
・スタバ
・TGIフライデーズ(場所によるかも)
・観光地

パブ

行く場所によって国籍や職業(ビジネスパーソンか旅行者か)などの分布は異なり、独断と偏見でいえば、HUBは日本出張中もしくは駐在中のビジネスパーソン、スタバは旅行者も、観光地はカップルや家族づれ・バックパッカーといった感じかと。

この方法は、英会話をストイックに学ぶというより、国際交流、人間同士のコミュニケーション(ソーシャライジング)という側面が非常に強いですね。だからこそ、生の生き生きとした対話の中で、時間に縛られることなく会話を楽しむことができ、自然とそれがスピーキングの度胸作りにも繋がり、通じる喜びをひしひしと感じることができます

英会話の究極の目的は、英語を使ってコミュニケーションすることであって、英語を話せるようにだけなっても意味がありません。

実践の場に身を置いて「あ〜、こういうときとっさに返せるようになりたい!」「あの単語ができてこなかったけど、こういえばよかったんだ!」という刺激を受けまくることで、さらにモチベーションもスキルも高まるというものです。短時間の会話でも十分その刺激を堪能することができるでしょう!

とはいえ、最初の一言をどう切り出したら良いか…ためらっちゃうこともありますよね。ボクの経験では、以下のような「ナチュラルな」きっかけ作りがおすすめです。

・(観光地で写真を取り合っている人に)写真をとってあげましょうか?と話しかける
 Would you like me to take some pictures of you?

・(観光地で家族づれに)なんて可愛いお子さん!旅行できたの?どこから来たの?
 Aww, how beautiful you are! Are you traveling? Where are you from?

・困っていそうなところへ手助けを申し出る
 Are you going somewhere? (どこへ行かれますか?)
 Would you like me to carry your luggage?(お荷物運ぶのお手伝いしましょうか?)

Can I help you?「何かお手伝いすることありますか?」と尋ねると「大丈夫です…」で会話が終わることがあるので、Are you going somewhere? など具体的に聞くと、「ここに行きたいんですが」と打ち明けてくれて会話が続くケースが多い

一点、留意すべきなのは、相手がどんな人かをこちらで勝手に決めてかからないこと。

もしかしたら、姿形は白人・黒人であっても、日本踏まれ日本育ちの同胞かもしれない。もしかしたら英語は話せないかもしれない。旅行者ではなく数年日本に暮らしている人かもしれない。そんな可能性を少し念頭に置いて話しかけましょう。

Excuse me
Do you speak English?
Sorry to bother you but…(お邪魔してすみませんが)

会話の冒頭にはこうした言葉を置いて話してみると丁寧で印象がいいです。


それから、コツがあります。
ここで知り合った外国人とは、ぜひその後も繋がっておきましょう。
もちろん、相手が友好的な場合に限りますが。

SNS、とりあえずInstagramやX(旧Twitter)であれば大抵の人が利用していますから、連絡先を交換するんです。これも切り出し方の一例を挙げておくと…

・あなたとの会話はとても嬉しかったので、よかったら今後も話し相手になってくれませんか?

・記念写真を撮らせてくれませんか?と言ってその写真をシェアする

・自分のInstagramを見せる(素敵ね!フォローしてもいい?と言ってきてくれることが多い)

・英語の練習パートナーになって欲しい、私は日本や日本語を教えてあげると申し出る


などなど

ただし、その場のノリで連絡先交換したもののその後特にコンタクトなしということもあるので、それでいちいち凹まないこと。私何かまずいこと言ったかな…あの明るさは上辺だけだったの?などと思い悩むのは無駄です。

返事がきたらラッキーぐらいに思って気軽に交換し、返事がきたら思い出話や相手の良いところ、その後どうしているの?などを丁寧に返信して会話を喜んでいる感じを出すと良いでしょう。

その後は、特に話す内容がなくても関係を維持したいという気持ちを伝えたいなら、ミーム(おもしろ動画・写真)をシェアするなどするとゆるく繋がっておくことできます。

この方法は自然な会話と人間関係構築の中で英会話を練習できるという大きなメリットがありますが、あえてデメリットも挙げてみると、一番大きいのは偶発性と不確実性でしょう。

何しろどこかに出かけてランダムな出会い頭のコミュニケーションでスタートしますから、時間と場所は一定していません。また相手の英語堪能レベルもまちまちですし、「教える」というスキルや知識を持ち合わせていなかったり、そういう雰囲気ではないことが多い。

ですから、短期間で英語の会議に対応できるようになりたい!ネイティブ並みの発音を手に入れたいと言った明確で実用的な目標のための英会話練習方法とはいえません。

それでも、単に英語の特訓以上の「英語を使って意思疎通をする」というスキルが磨かれる意義は大変大きいものと言えるでしょう。

メリット:
・リアルで自然な対話の中で意思疎通するための英語運用力と度胸が身に付く
・英語で話せる外国人友達ができる(可能性がある)

デメリット:
・どこかに出向く必要がある
・いつでも誰かと出会えるわけではない
・英語を「教えてもらう」環境ではない

3.アプリを使う

この方法は、忙しい人や出不精な人にかなりおすすめです。
アプリにはいくつか方向性があります。

(1)AI 系アプリ

AIを使ったスピーキング練習アプリは、まだまだ生の会話に抵抗がある、おっかないという人に向いているでしょう。

ボクが細かに説明するよりも、例えば以下のサイトで網羅的かつ詳しく説明されているので、そのほうが参考になると思います。

ただ、個人的におすすめしたいのはBingです。用途にもよりますが、中上級者であればTOEICなどのスピーキングテスト対策や、世間話しながら改善点をAIに指摘させるなど自由度の高い練習ができます。以下の記事で詳しく使い方をシェアしています。


(2)Meetup

あなたの近くで開催されるイベントに参加できます

「Meetup」アプリなら、外国人と交流できるイベント見つけたり参加することができます。前章の「外国人の集まる場所に出向く」は本当にランダムな出会い方でしたが、このアプリでは共通の興味関心を持つ人たちが集まるので、好きなことについて盛り上がったり、コミュニティの一員になれたりします。

ボクは登録だけしてまだ実際に利用したことはないのですが、いつか何らかのイベントに参加してみたいなと思っています。


(3)言語交換アプリ

個人的に最もお勧めしたいのがこちら。
特に「Tandem(タンデム)」推しです。

言語交換というのは、異なる言語圏の人同士が自然に会話しながら互いの言語を教え合うことです。

広い意味では出会い系マッチングアプリですが、Tinderのような(英語学習者からすれば)「不純な」動機の利用者が少ないのがいいところ。

女性の場合、それでも厄介な連中に声をかけまくられるということは少なくないと聞きますが、プロフィールの一番目立つところに「ロマンスは求めてない」「変な画像や会話をしてきたら即通報する」などの文言を入れてある程度ガードすることが可能です。

言語交換アプリのメジャーどころ(広告でよく見かけるという意味も含む)としては、

HelloTalk
・Tandem
Speaky
Langmate
ゴガトモ

などがありますが、全てのアプリを結構ディープに体験したボクの所感としては、HelloTalkは群を抜いて健全、Tandemはかなり健全と言えるレベルだと思いました。この2つは、運営がどれだけ熱心に悪質ユーザーを排除し良いコミュニティ作りに取り組んでいるかがよくわかります。かつ、無料で十分で活用できます(有料メニューもあります)。

Langmate と ゴガトモ はゴミアプリ!?
この2つは言語交換っぽくはありますが、TinderのようなUI/UX(見た目重視で○×をつけてマッチング)なのと、課金しないと本来使いたい会話機能が十分に使えないという点で使うメリットはほぼないと思っています。

※超個人的な感想です

ボクはTandemをヘビーユースしていて、これまでに300人以上と知り合い、100件を超えるレビューをもらい、10人以上は数年間関係が続いています。実際にリアルであった友達も5人いますし、時々ビデオコールをする相手も数人います。

ボクのマガジン「世界の知人から」に登場する人たちは、基本的にTandemで知り合った愉快な仲間たち。東南アジア、ロシア、アメリカ、ブラジルなど世界各地から情報を届けてくれ、彼ら彼女らとの会話が、実践的な英会話練習の機会になっています。

最後に、アプリで英会話相手を見つけるメリットとデメリットをまとめます。

メリット:
・スマホ一つでいつでもどこでも話し相手を見つけられる
・外国人友達を作ることもできる(AI以外)
・基本的に無料で楽しめる

デメリット:
・AIアプリ以外では相手の都合が合わないと会話できない
・言語交換アプリでは「変なやつ」に声をかけられることもある


4.まとめ

今回は、簡単に英会話の練習相手を見つける3つの方法をご紹介しました。

いかがでしょう?やってみたいと思う方法はありましたか?「英会話が楽しくなってきた!」というワクワク感。生まれも育ちも日本で、それでも失敗しながら少しずつ努力して何とか通じるレベルに達したボクにはものすごくよくわかります。

話したくてうずうずしてたけど、どんな方法があったっけ?という方はぜひここでご紹介した方法を試してみてくださいね。

少しでもこの記事が役に立った!面白かった!と思っていただけましたらスキしていってください。また、英語学習や英会話に関するTipsやエピソードを今後もお届けしますので、ご興味のある方はフォローもお忘れなく!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?