【ぶらり散歩】自分史上最高だった東京の春 浅草・浜離宮・日比谷

これまで40数回の春を迎えてきた中で、
最高だったのは4年前、東京で感じた春だ。

新卒から10年以上勤めた東京の会社を辞め、
似て非なる業界への転職が決まったのが3月。

4月はありがたくも送別会ラッシュとなったが
土日を使って春を堪能してみたい気になった。

ほとんど自宅とオフィス(と居酒屋)のピストンで
少し足を伸ばせばそこにあった異世界に
ボクは完全に無頓着でいたから。

人生の転機という理由が多分にあったにせよ
これ以上は考えられないほど文字通り麗かな
春の一日だった。

いまや遅しと待ち侘びる再びの春を前に
想い出を辿ってみることにする。

スタートは浅草。

隅田川沿いのカフェバーでブランチ。
人気のSUKE6 DINERは長蛇の列。

普段は大の行列嫌いも
前に並んだ外国人相手に
これ幸いと英会話をけしかけて暇つぶし。

食後は
腹ごなしに隅田川沿いの桜並木を散策。

そこから遊覧船に身を委ね
スカイツリーを横目に
川沿いの桜と清々しい春風に目を細める。

行き着く先は恩賜浜離宮庭園。
広大な敷地の隅々に配され競うように
咲き誇る可憐な花々のシンフォニーに身を浸す。

ザ・ペニンシュラ東京で
少しだけ贅沢なディナーを堪能し...

ほろ酔い気分で線路沿いを歩き
再び猥雑なネオンと雑踏が聞こえてきたら
ゴールの新橋だ。

毎年、血眼になって
桜や花々の写真を撮るのだが
この時の出来栄えを超えるには
未だ至っていないように思う。

心に春が足りないのかな。

世界中が等しく
のどかで
麗かで
平和ボケであればいいのに。

【春を感じるオススメの記事】

三浦海岸で一足早く”お花見”を｜エアトラベラー｜note