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スクラムチーム内で予想と仮説が混在している件について

こんにちは!ShinoPです!
株式会社タイミーで専任のスクラムマスターをやっています。

私は、スクラムマスターとしてチームに対し実験することを勧めています。
何をするにしても、実験した結果を検証し振り返りを経て、次どうすればもっとうまくやれるのか?を考え繰り返して成長していくものです。

そこで、重要な要素として挙げられるのが”仮説”です。
実験を繰り返した結果、より良い仮説が立てられるようになっていくと思います。
その結果、筋の悪い仮説に時間を投資しなくて良くなるので、チームとしての成長速度も上がると考えています。

しかし、往々にしてチームの中では仮説と予想が混在してしまいます。

今回の記事は、自分の中で仮説と予想はどのように違うのか?を言語化していきます。

予想について

あらかじめ想像すること。前もって見当をつけること。また、その想像や見当。予測。

コトバンク

こちらは、想像するとのことなので、特に根拠がなくても直感的に答えを出せるという解釈ができます。

仮説について

① いろいろな事柄の間の関係が実際には確かめられていない場合、それを統一的に説明するための理論的な仮定。また、一般に、ある事柄を理由づけるための仮の見解。

コトバンク

上記で重要なのは、"理論的"という所
理論的というのは、今までの学習から根拠をもとに答えを出すという解釈ができます。

予想と仮説の具体例

ダンジョン型RPGのゲームをしており、右の道か左の道かを選択しなければならない状況です。
では、どちらが目的地に繋がっているか?という問いについて考えてみます。

予想

  • 右の道はなんか不気味だから左に行こう

仮説

  • 左回りの法則(人間の行動パターンを表す法則)より、左を選びたくなるが、ゲームの作者はこの法則を理解しているので、クラピカ理論により右の道に行こう

上記のようなイメージかなと思っています。

なぜ予想ではなく仮説が良いのか

なぜ予想ではなく仮説が良いのかという話ですが、振り返りの質が上がると考えています。
仮説ではなく予想で実験をした結果、根拠が無い状態で実験をしているので、フィードバックループやカイゼン圧が機能しにくい状態に陥りやすいです。

一方で仮説を立てて実験した場合は、この理論が有用だったか?であったり、この経験を経て次回はどのような実験をしていくか?を話しやすくなり、NextActionにも繋がりやすいです。
そして、冒頭にも書いた筋の良い仮説を立てられるようになればチームの成長速度にも寄与すると思います。

まとめ

ここまで書いてきて、予想と仮説の違いを再認識できました。
また、やりたいことはフィードバックループやカイゼン圧が機能して、チームが成長することです。
なので、予想がダメと言っているのではなく、仮説を扱う方が成長しやすい環境になりやすいという話なので、たとえ予想を扱ってもチームが成長するなら良いのでは?と思っています。
以上です。





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