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ルーティーン化した日々が続いていた時のFIRST AID|メメント・モリ

メメント・モリ(memento mori)というラテン語をご存知でしょうか。

mementは「思い出す」、moriは「死」を意味する言葉です。
直訳すると「死を思い出せ」。

古代ローマでは、凱旋した将軍が「今日の絶頂が明日も続くとは限らない。いつか自分にも死が訪れることを忘れるな」と、自分をいましめる戒告として使っていたそうです。

その一方で、こんな話もあります。

当時はどちらかというと「今を楽しめ」(carpe diem)という享楽的な意味合いで使われていて、死が意識の前面に出てきたのはキリスト教によって天国、地獄、魂の救済が重要視されてからだと。

真実がどちらなのかはわかりませんが、現代では「今を生きる」という捉え方のほうがしっくりくるかもしれません。

ぼくは、この言葉を聞くと、あの伝説のスピーチを思い出します。

私は17の時、こんなような言葉をどこかで読みました。
「毎日、これが人生最後の日と思って生きなさい。やがて必ず、その通りになる日がくるから」
それは私にとって印象的でした。そしてそれから現在に至るまで33年間、私は毎朝鏡を見て自分に問い掛けてきました。
もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にやりたいだろうか?」と。

これは、iPhoneやMacで有名なアップル社の共同創業者の一人、スティーブ・ジョブズ(1955年 - 2011年)が、2005年にスタンフォード大学卒業式の祝賀スピーチで述べた言葉です。

YouTubeには日本語訳のついた動画がありました。
全文が気になる方は、こちらをとうぞ。先の言葉は8:50あたりにあります。

動画を見るとわかりますが、先の言葉には続きがあります。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にやりたいだろうか?」と。
その答えが「ノー」である日が続くと、そろそろ何かを変える必要があるとわかります。

あなたは何を変えますか?


FIEST AIDは“応急措置”という意味です。
ほんの一時でも、いつものココロを取り戻すことができれば幸いです。

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