アリー

【右脳めし】クライマックスにサウンド演出の妙を学ぶ|アリー/ スター誕生(映画)

ストーリー

時は現代。主人公は、ウエイトレスとして働きながら歌手を夢見るアリーと、有名カントリー歌手のジャクソン
アリーが勤務後にライブをするドラァグ・バーに、ジャクソンが立ち寄ったことで二人は出会います。

アリーの歌声とシンガーソングライターとしての才能に感銘を受けたジャクソンは、自分のライブステージにアリーを出演させることに。
そのステージから、アリーはスターへの階段を上り始めます

見所は二人のライブパフォーマンス!

アリー役のレディー・ガガと、ジャクソン役のブラッドリー・クーパーによる演技とライブパフォーマンスは、どのシーンも魅力的で引き込まれます
二人が初めて「Shallow」をセッションするシーンは、鳥肌が立ちました。

また、劇中曲の完成度が高いことにも舌を巻きます。

音楽映画ですから、劇中曲の完成度は、映画の完成度を大きく左右します。
しかも、物語の設定上、ジャクソンには彼を有名にしたであろう曲が必要ですし、アリーにも、彼女をスターダムにのし上げるほど世間に注目されるような曲が必要です。

例え歌唱力があったとしても、曲がイマイチだったら物語は説得力を失い、観客はしらけてしまうでしょう。
そんな、名曲ありきという高いハードルを見事に越えていました。

そのクオリティの高さは、この映画のサウンドトラックが全米・全英を始めとする各国のアルバムチャートで1位を獲得していることからも伺えます。

2018年は、ミュージカル・音楽映画の豊作年といわれています。
「グレイテスト・ショーマン」や「ボヘミアン・ラプソディ」を楽しめた方は、きっと本作も楽しめるでしょう!


以下の有料部分では、作品の完成度を高めている部ポイントについて分析・解説しています。
【ネタバレを無視】していますので、未鑑賞の方は映画鑑賞後に読むことをオススメします。

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